メジャーリーグで日本人投手が躍動しています。
レンジャースのダルビッシュ投手は、勝ち星こそ3勝ですが、先日はノーヒットノーランまであと一死という二度目の快投を見せ、防御率も2.33でリーグ6位です。
そして、ケガで苦しんでいたメッツ松坂大輔投手も、昨日中継ぎで3回2/3を投げ、1失点で勝利投手になりました。146kmの速球を投げていて、まだまだやれるというところを示しました。
昨年、ワールドシリーズ制覇の立役者となった上原浩治投手も、一時肩の違和感で鮮烈を離れましたが、復帰後は昨年同様の活躍を見せ、9セーブをあげリーグ6位につけています。
昨年14勝をあげエースとなったマリナーズの岩隈久志投手も、2試合連続8回無失点と昨年の好調さをキープしています。
そして、圧巻は何と言っても、メジャー初挑戦のヤンキースの田中将大投手です。悪い時は悪いなりに試合を作り、日本時代からのレギュラーシーズン連勝記録を続けてきましたが、昨日はメッツとのサブウェイシリーズをメジャー初完封で飾り、6勝0敗となりました。日本からの連勝記録は34まで伸びたそうです。勝利数はリーグ2位、防御率は2.17でリーグ4位、奪三振もリーグ2位、そして、特筆すべきは四球の少なさですね。
いやはや、本当に見事な活躍です。
しかし、当然と言えば、当然の結果です。
皆、日本のエースです。ダルビッシュは、20勝こそあげていませんが、2年目から6年連続二桁、松坂は高卒ルーキーで16勝をあげ新人王、同期の上原は同じく新人で20勝投手、岩隈も近鉄のエースから楽天移籍でごたごたしましたが、弱小チームで21勝をあげエースとなりました。そして、田中将大は高校時代は斎藤佑樹のヒール役のような感じでしたが、楽天に入団以来順調に成長し、昨年24連勝でシーズンを終えたことは記憶に新しいところです。
今年のNPBでは、パリーグでは西、セリーグは菅野が勝ち星を重ねていますが、二人ともまだまだ若手です。こうした若手が、トップに躍り出ているのも、ダルビッシュ、田中将大、岩隈、松坂、上原といったエースが不在だからとも言えます。
日本のエースたちが、メジャーで活躍するのは気持ちがいいですが、それで日本のプロ野球のレベルが下がっては本末転倒です。高卒2年目の大谷翔平が初完封したり、大谷、藤浪と高校ビッグスリーと言われた中日・濱田が投壊しつつあった球団の救世主になりつつあります。今年の目玉だった楽天・松井はオープン戦の好調が嘘のようにシーズンに入って、四球を連発し、二軍に落ちましたが、早く上がってきてほしいですね。こうした若手がどんどん育ってきてこそ、日本のエースたちがメジャーに行ったことも価値のあることになってきます。
出でよ、若手!ですね。
ついでに、散ドラも!です。先日の4年生のヒットに続き、出でよ、3年生!です。
今日のジョグ
2.9km 21分12秒