八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

崖っぷちからの生還と、崖っぷちに立つ敗戦!

2017年10月23日 23時02分40秒 | プロ野球・高校野球

崖っぷちからの生還!

 

昨夜は超大型の台風21号接近、衆院議員選挙と、日本中が大荒れの中、WBA世界ミドル級王座決定戦が行われ、村田諒太が7回終了後、エンダムのギブアップでTKO勝ちし、チャンピオンの座につきました。ご承知の通り、5月に最初の対戦がありましたが、誰の目にも圧倒していた村田が1対2の判定で敗れるという不可解な結果に終わりました。

 

当然のごとく、所属ジムは抗議の声をあげましたし、WBAの会長もエンダム勝利としたジャッジを処分し、再戦の指示を出しました。しかし、ボクシングは、純粋なスポーツと言えない興行という側面もありますから、どうなることかと思っていました。村田選手はまさに崖っぷちに立っていたのではないかと思います。

 

しかし、何とか再戦が実現し、昨日の対戦となりました。そして、試合はやはり村田選手がガードを固めながら、前に出てプレッシャーをかけ続け、エンダムは前回同様、単なる手数としかならない力ないパンチを出すだけで、村田選手のジャブ、ストレート、ボディーが確実にエンダムにダメージを与えていました。そして、7回が終わって、コマーシャルがあけると、何故か村田選手が手を挙げているではありませんか。エンダムのギブアップで、ボクシングの試合ではあまり目にすることのない結末となりました。チャンピオンとして、しっかり最後まで戦ってほしい気もしましたが、村田選手の勝利には間違いないので、何はともあれ見事崖っぷちからの生還でした。

 

しかし、本人が勝利インタビューで言っていたように、ミドル級というのは、世界でも非常に層の厚いクラスで、キャンピオンベルトを手にしたと言っても、村田選手が真のミドル級王者と認められたわけではありません。まだまだ険しい道が待っていますが、一度崖っぷちに立った男ですから、臆せず進んでいけるのではないかと思います。

 

 

崖っぷちに立つ敗戦!

 

優勝チームが日本シリーズに行けないのではないかと懸念されたパ・リーグは、ソフトバンクが連敗から、3連勝して見事日本シリーズ進出を決めました。一方で、先勝して大丈夫だろうと思われたセ・リーグの広島は、DeNAに連敗してタイに並ばれると、雨での中止を挟んで行われた第4戦にも敗れ、崖っぷちに立ちました。

 

横浜に勤務するものとしては、DeNAの活躍で地域が盛り上がって結構なことなのですが、いちスポーツファンとしては、優勝チームが日本シリーズに出られないのは、どう考えても納得が出来ません。クライマックスシリーズ導入直後は、そうしたケースが続き、優勝チームが1勝のアドバンテージを持つ4勝勝ち抜け方式になり、そうした理不尽なことが少なくなりました(「3と4の違い」、「3と4の違い再び」)。それでも3年前には、リーグ優勝の巨人が2位阪神に敗れました(「不甲斐なさすぎ!」)。この時は、阪神が4連勝し、制度の問題というよりは、巨人軍が抱える構造的な問題のように思えました。

 

翻って今年は、広島はまだ敗退が決まったわけでありませんが、レギュラーシーズンも盤石の戦いをしており、巨人の時とは状況は違うと思います。レギュラーシーズンでは、10ゲーム差をつけた広島ですが、唯一DeNAには分が悪かったこと、雨で間隔が空いてDeNAが1stステージからの疲れをとれたことなども要因としてはあるのではないかと思います。

 

いずれにせよ、広島は崖っぷちです。しかし、日本シリーズの正当性を担保するためにも、広島には頑張ってもらって、残り2試合連勝してほしいですね。

 

 

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