八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

日大アメフト部悪質プレー問題続報。

2018年05月23日 23時54分04秒 | スポーツ

既に報道の通り、昨日、問題の反則プレーをした日本大学アメフト部の選手が記者会見を行いました。多くのコメンテーターや、私を含めた一般人が感じたように、やったことはいけないことではあるものの、20歳とは思えない、非常に真摯でしっかりした会見でした。

 

そこで語られたことは、非常に具体的で、矛盾は感じられませんでした。監督やコーチは言葉でこそ「反則プレーをしろ」とは言っていませんが、「ワンプレーめで潰してこい」、「失敗なんてことはありえない」、「秋の大会に相手QBがケガをしていたら得だろう」などの言葉をつなぎ合わせれば、何をしろということかは誰でも分かります。それが文脈というものです。

 

それに対し、今日の日大側の会見は、またしても危機管理能力のない、最低なものでした。井上コーチは、当該選手に対する申し訳なさを感じさせはしたものの、自分の発言内容については、曖昧模糊としたもので、前日の当該選手の会見と比べると歯切れの悪いものでした。内田前監督にしても、直接自分でやりとりしたことではないのをいいことに、「ルールを守るのは暗黙の了解」などと、保身に終始してました。それでは、他の選手にも向けて言った「俺がさせたことだ」という発言はどうなのでしょう。

 

もっとも危機管理能力のなさを露呈したのは、司会者の態度です。今回の件では、しかるべき危機管理対応の部署の人間が出てきておりませんんが、今日の司会者もしかりです。厳しく追及する記者の質問を遮り、「同じ質問だったらもう打ち切ります」、黙りなさいと言わんがばかりの態度で、かつて不祥事を起こした企業のトップが記者の質問に対し「私だって眠ってないんだ」と言い放ったことを思い出させるものでした。

 

もう一つは、内田前監督の出処進退が、「常務理事の職を一時停止し、謹慎し、第三者委員会の調査に基づく大学の判断に委ねる」というものです。開いた口が塞がらないとはこのことです。これは、自分が責任を感じていないと言っているも同じことだからです。これまでの大学側の対応を見ていると、第三者委員会などといいながら、都合のいい結論を導き、幕引きを図ろうとしているのではないかという政治家ばりの意図も透けて見えます。

 

今日の司会者は、「日大ブランドは落ちません」と昂然と言い放ちましたが、日々日大ブランドが毀損しています。学内からもっと自浄作用を働かせないと、取り返しのつかないことになるのではないかと思います。

 

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