今週の休みは、19日(日)、22日(水)と、見事に高校野球の日程とずれていました。壮絶な準々決勝、準決勝を見られませんでしたし、明日の決勝も見られません。
準々決勝は、大阪桐蔭対浦和学院戦が大差となった以外は、報徳対済美、日大三対下関国際、金足農対近江はすべて3対2という僅差で、しかも日大三は途中までノーヒットに抑えられ、8回での逆転、金足農も1点差で負けていたところで、9回裏2ランスクイズで、3回戦の横浜戦に続く劇的勝利でした。
そして、今日の準決勝は、当然西東京の日大三を応援する気持ちもあるものの、プロ注目の吉田投手を擁する秋田の公立校金足農も応援したくもあり、複雑な心境でした。いずれにせよ、観戦することも出来ませんでしたが、今日も手に汗握る僅差で、金足農が103年ぶりの秋田勢の決勝進出を決めました。
そして、もう1試合も中盤までは競ったものの、5回に大阪桐蔭が3点を追加し、5対2で済美に快勝しました。
これで明日の決勝は、優勝候補筆頭で春夏連覇を狙う大阪桐蔭対、今大会No.1投手吉田の熱投に応えミラクル連発で103年ぶりの秋田勢決勝となる金足農という高校野球ファンにはたまらない対戦になりました。KKコンビ時代のPL学園対取手二高、マー君とハンカチ王子の駒大苫小牧対早実戦くらいの盛り上がりになるでしょうね。
しかし、今日の準決勝まで、金足農の吉田投手と済美の山口投手がほぼ一人で投げ抜いたことは、先日も書いたように、本人たちのためには本当に心配になります。彼らは責任感もあり、勝ち進む中での高揚感、チームの絆などから、志願してでも投げるのでしょうが、本当にそれでいいのかと思います。元ロッテの里崎さんが、「大半の選手は、高校で野球は終わりと考えているのだから、別に無理したって構わないだろう」という主旨のことをコメントしていましたが、両投手は、まだまだこれから活躍できる選手です。決して一時の感情で、長い人生を棒に振ってほしくないと思います。
大阪桐蔭は、今日完投した柿木と根尾でしっかりと回していましたし、敗れましたが、日大三も複数の投手がバランスよく投げていました。
恐らく、明日の試合も手に汗握る試合になるのでしょうが、私はまだまだ吉田投手がこれからすごい投手になっていくところを見ていきたいと思います。くれぐれも無理をしないでと願うばかりです。