混戦のセントラル・リーグを尻目に、パシフィック・リーグはソフトバンクが大差でリーグを制覇しました。10月4日現在で、82勝44敗9分の貯金38、ゲーム差14の大圧勝です。にもかかわらず、このあと10数試合消化ゲームをこなした後に、クライマックスシリーズです。何がクライマックスかと思います。
私自身は最初からこの制度には違和感があり、それに何度か書いてきましたが、それは多くの人が思っていたことでもあり、たびたび手を加えられ、優勝チームに有利なように修正されてきました。しかし、昨年は、3位になったロッテがクライマックスを勝ち抜け、日本シリーズでもセ・リーグ優勝の中日を破って、史上最大の下剋上などとマスコミではもてはやされました。しかし、初戦が地上波で中継されなかったように、まったく盛り上がりに欠けたシリーズとなりました。
恐らくないと思いますが、混戦だった昨年とは違い、圧倒的な大差でリーグを制したソフトバンクが敗れて、14ゲーム、16ゲームも離された日本ハムやオリックスが勝ち抜けることがあったら、本当にその正統性が問われますし、クライマックスシリーズ自体の廃止も検討すべきと思います。
どんなにおかしくても今は正規のルールですから、ソフトバンクは勝ち抜けるべく全力を尽くすしかありませんが、関係者はそろそろ制度廃止を検討すべきだと思います。どうしてもポストシーズンを興業的に盛り上げたいのであれば、1リーグ制にして、4チームごとの3地区の優勝チームと2位チームの最高勝率のワイルドカードでポストシーズンを争うアメリカ流にすべきだと思います。
目先の利益に目がくらんで、ファンそっちのけの興ざめな興業をしないようにしてほしいものです。
今日のジョグ
4.7km 25分38秒
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