ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

代理出産に憤る

2009年11月26日 | 代理出産は問題である
代理出産に思う。
昨日、代理出産をした代理母である50代の親と娘が誇らしげに記者会見をしている映像がテレビ放送されていました。
それを視聴して憤りを感じました。
一部の金儲けや命をもて遊ぶやからの「煽動」にのった犠牲者である。
神の摂理に反して作られた命が、将来健やかに育つことを願わざるを得ない。
その子の背負った運命が精神を傷つけないように祈ります。
代理出産には、私は「反対」です。

産科医の吉村正先生が昨年上梓された『「幸せなお産」が日本を変える』講談社刊の130Pでこう書いています。
「不自然なことをしてまで、ましてや代理母にお金を払ってまで、自分の子を産もうとするのは人間のエゴではありませんか?
欲しいものをあくまで手に入れようというのは、人間のエゴではありませんか?
神が否定したのなら、その運命をいさぎよく受け入れて生きるべきです。それが人として生きる道だと思うのです」

今回のケースは、実母が娘の子を産むというものです。
一歳の時に子宮摘出で妊娠できないそれを母が嘆いて娘に子を授けたいと思ったのだそうです。
それを美化して語る恐ろしさに多くの女性が思いを寄せたのではないだろうか?
本来では授からない命をもてあそぶことが赦されていいのだろうか。

母性や母子の絆が育まれるのであろうか?
マスコミももっともっと勉強してください。
情緒的に報道するべきではない。

爺は不妊治療全てを否定するのではない。
代理出産はお産ではないと思う。
実子を産むことがお産である。

命は神から与えられるものである。
091125




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再々代理出産の蛮行

2008年08月21日 | 代理出産は問題である
また、また、懲りずに国内で代理出産がおこなわれた。
代理出産を学会発表がおこなわれるという報道がされました。
行うのは、これまでも日本学術会議の勧告を無視して、代理出産を行ってきた諏訪マタニティークリニックの根津八紘氏である。
以下は、氏のクリニックのホームページから引用させていただきます。
****************
「61歳の実母による代理出産のケースですが、当院で行われたこの出産が、現在日本国内での最高齢出産となるようです。

今回、日本産科婦人科学会の禁止方針また日本学術会議の「代理出産原則禁止」という報告とは異なり1997年より施行して参りました代理出産に関する発表を行う意味は意図は以下の主旨であることを改めて確認させて頂きます。

1, 生まれながらにして子宮のない、または何らかの事情で子宮摘出を受けた女性が存在し、その女性が排卵可能であるならばご自身の配偶子による実子を得ることが可能であること。
2,そのような女性が実子を得る為には代理出産という方法しかないこと。
3,国内では事実上、代理出産が不可能な状態にあること。
4、結果、海外に代理出産を求めること。また、その際の実態は把握できないこと。

5,心臓移植などにおいても国内で解決できない為、海外に求めてきたこと。また子どもの臓器移植は今も海外のみでしか行われない事実があること。


このような事態と自国のことを他国に求める姿勢に関し、一人の医師として放置できず、代理出産に臨む当事者(代理母家族と依頼者家族)の自己責任、当院の責任の範囲において私は関わって参りました。

当初は兄弟姉妹間でありましたが、現在のような社会のサポート体制のない状態、また代理母側も依頼側も非公開下での妊娠経過・出産では、たとえボランティア精神のもとスタートしても少なからずマイナートラブルを起こしやすい状態にありました。

その点、高齢という点はあるものの実母が代理母になる場合は最も問題を起こしにくい形と考えられます。ただし自然界ではあり得なかった高齢妊娠・出産に関する様々な危険性は充分考えられます。その点は充分考慮しながらの実施でありました。そしてその結果が60歳で治療開始、61歳で出産というケースを生むこととなりました。

5例中4例は妊娠出産に至り特別大きな問題もなく経過、出産後の代理母も子どもも問題なく健康でおられます。

これだけのケースで結論を出すつもりではありませんが、なんの公的サポートもない中での国内での代理出産は、このような方法でしか施行不可能な状態にあります。

今後、国内でのより良い形で代理出産の道が開かれることを強く望んでおります。 」
****************
としています。
いかなる理由があろうとも「代理出産」行うべきではないと小生は考えます。

まず、代理出産の最大の問題点は「赤ちゃん」の人権を全く考えないことである。
その子が将来にわたって幸せな人生を送ることが出来るのであろうか?
様々な軋轢に遭遇することは創造にがたくない。

その子にとって医学的にどのような影響が出るのかもまだ立証されていません。

子が欲しいと願う気持ちはわかる。しかし、実子だけが子ではない。
血縁という関係だけが親子ではない。
血縁関係が無くても親子の関係は結ぶことが出来る。

我が国ではこれまで、子どもを産むことが出来ない夫婦には親戚やその他の縁で養子をむかえて親子になってきました。
養子縁組です。
私の親戚にも、養子縁組をした親子が幸せに暮らしています。
孫も出来て素晴らしい家族です。

何がなんでも産む、いや産ませることに疑問を感じるし、怒りを覚える。
他人に産ませても、実子ではない。
この行為を美化することは赦せない。



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代理出産の悲劇!!発覚

2008年08月08日 | 代理出産は問題である
代理出産で危惧されていたことが起きてしまった。

安易な代理出産は道義的に赦されない。
今回の問題は、代理出産を計画し、インドで現地の女性と代理母契約を行い、
先月、女児を出産した。

愛媛県の○(敢えてイニシャルを使いません)さんという日本人男性と、日本人妻の×さんとともに、
昨年インドにおいて治療を行った。
受精卵は代理母の胎内で順調に発育し、7月下旬に女の子を出産した。

インドまで行き、お金を支払って子を作った。
どのような理由から、我が子を欲しがったのか、知るよしもない。

日本学術会議は「日本人夫婦による海外での代理出産には子どもの福祉からも
代理母の福祉からも問題がある」とし、
本年4月に国内の実施も含め代理出産の原則禁止をうたった報告書をまとめている。
○さんは医師だという。医の倫理を考えて欲しい。

赤ちゃん誕生の報告をうけた、○夫妻は、出産以下月前の6月に離婚していた。
元妻は、赤ちゃんの引き取りを拒否している。

夫妻は代理出産までして「子ども」を作ったにも関わらず離婚してしまった。

新聞報道によると、父親の○さんは母親とともにインドに渡り、
赤ちゃんを日本に連れて帰国しようとしたが、インドの法律では、
独身男性が女子を養子にむかえられないことがわかった。

インド人の母から生まれた子どもで、『インド国籍』を有する、
○さんの赤ちゃんへの親権は認められることはない。
○さんと赤ちゃんの間に養子縁組を取り交わさなくてはならない。
また、インド人の代理母を母とする出生届を日本でだし、
父親が日本の裁判所で認知の手続きをとらなければならない。

一番の被害者は、赤ちゃんである。
自ら願ってこの世に生を受けたのではなく、作られた命として現世し、
生まれてすぐに問題に直面している「この子」の将来を考えると、悲しく、恐ろしい。

子どもは、神様からの預かりもの、自ら産んだ子だけではなく、
血がつながらなくても、親子関係はできる。
里親などのいい制度がある。
代理母孤児は、赦されない。
代理出産を求めるべきではない。

この子の健やかな成長を心から祈りたい。



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孫を代理出産は間違っている

2008年02月29日 | 代理出産は問題である
「孫」代理出産!!!!
子宮のない女性の受精卵を実母の子宮に移植する代理出産が行われたという悲しい新聞記事を目にしました。
それを行ったのは長野県にある諏訪マタニティークリニックの根津八紘氏である。
氏はこれまで何度も、日本産婦人科学会の倫理規定を無視してきた。会員資格も一度剥奪され菌得再登録された。

今回の代理出産については、日本学術会議がまとめた「代理出産を原則禁止するとする報告書案」を無視して行われた。

出産した赤ちゃんは「実母」の子どもであって「子宮のない女性」の子どもではありません。養子縁組をして子どもとするようですが、この子が成人したときに、子の事実を知ったときにどのように感じるのであろうか?
「代理出産」は子どもの人権を無視した傲慢であり、歪められた命を誕生させているのではないだろうか。
実母に与えられた「母子健康手帳」は悲しい。
この子は歪められた「生殖医療」の悲しい記録である。
一生この子が負わなければならない足かせである。

私はこの赤ちゃんが成人し「命を全うするまで見届けたい」と願っていますが私の命の方が先に消えると思うと残念でならない。

赤ちゃんには母の命の血である「母乳」を与えられる権利があります。
哺乳類はそれによって育つわけですが、初めからその権利がないことは「悲劇」であり「虐待」であると言わざるを得ない。

今回の件は、生むことだけが目的であるように思う。
何故ならば、「育てる」と言うことが私には見えないからである。

本当に子どもが欲しければ、人に生ませるという選択ではなく、養子・里親という選択がある。
今回のように他人に生ませて「養子縁組」をするのであれば、初めから「養子・里親」を選ぶべきである。

このような出産を神や自然は認めないのではないだろうか。

間違った要求を実現しようとする考え方に、荷担する心や倫理観を持たない「医療技術屋」を非難します。

お婆ちゃんに与えられた「母子健康手帳」は、この子の悲しい出生の記録としては悲しい。
根津さんはこのような間違った「生殖医療」をやめるためにも「医師免許「を返上すべきである。
美談でも何でもない、生まれてくる子どもの心を無視した「悪魔の所業」である。
新しい命が成長と共に苦悩することが予想されます。その時に、根津さんはどのように感じるのだろうか?

二度とこのような行為をすることがないように切望する。

不妊で悩んでおられる皆さんの治療を否定するわけではありません。
その方に赤ちゃんが来てくれることは素晴らしいことです。
多くの不妊治療中の皆さんが子宝に恵まれることを祈っています。

代理出産を私は認めることはできない。






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代理出産には多くの問題がある

2008年02月01日 | 代理出産は問題である
代理出産はお産ではない
日本学術会議の「生殖補助医療の在り方検討委員会」がまとめた報告書案を支持する。
代理出産は法律で禁止すべきとした結論は当然だと思います。
代理出産は「お産ではない」と思う。

一部の反対意見では「子宮のない人は子どもを持てない」というが、里親や養子を授かればいいのではないでしょうか。

生命倫理を無視した産科医が、代理出産をこれ見よがしに進めているが、赤ちゃんのことを考えたことがあるのだろうか?

子どもの将来や代理母の健康を考え中止すべきである。
50代の女性が「孫」を産むなど神をも恐れぬ所行である。

ヒトは「ほ乳動物」であり母乳で成長するものである。はじめから人工乳で育てることには問題がある。

出産には危険がつきものである、妊娠経過も常に安定している訳ではなく、異常を起こすこともある。
また遺伝的なつながりのない卵子や受精卵によって、産まれる子どもにどのような影響が出るのかも不明である。
障害を持って生まれてきたらどうするのであるか?
これまでの経過をみていると出産後それも時間が経ってから代理出産を公表しているところが怪しい。

母子手帳は発行されるのであろうか?

調べたら発行されるのである。現行の母子保健法は孫の出産を想定していないので発行せざるを得ない。
孫は「子ども」として認められる。
あくまでも代理出産をした女性が「母」であり戸籍にも記載される。
しかし、闇の中で行われているので、母子手帳の交付を受けず、処理されているのではないかとの疑念を抱かずにはいられない。
医師の倫理観に頼らざるを得ない。

生まれた子どもが成長し、自分のことを知った場合に心に与える影響も大きい。
また、栄養の面でも母乳を飲むことができない。

医師にも大きな問題がある「医師免許」を剥奪すべきである。
日本産婦人科学会は、再度会員資格を剥奪すべきです。

これまでに代理出産で生ませた子どもの将来に対して、根津八紘氏は責任をとるのであろうか?
ただ、生ませるだけで、その子の将来に関しては考えていないのではないかと思います。


代理出産を臨む人々は「エゴ」であり「自己」のことしか考えていない。
またそれを支持する、無責任な人々は代理出産で生まれてくる「子ども」の将来を考えてほしい。心や体にどのような影響がでるのか全く未知数である。
皆さん、それでも代理出産を認めますか?
よく考えてください。

他に子どもを愛し、育てることは出来る。里親制度も我が国にはあります。

私は、代理出産には断固反対します。罰則規定を設けるべきだと思います。

コメント (2)
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