ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

姑の間違った育児知識

2009年11月27日 | 祖父母の弊害
今日のテーマは
『んー…。手強い義母!』です。
今日は、姑の間違った育児知識に振り回され悩むお母さんの訴えを取り上げます。
***************
赤ちゃんがあまりにも泣かずに良く寝るので、
『こんなに泣かない子は初めて。少し泣かさないと肺も強くならないし、泣くことを忘れちゃうんじゃないのー。泣かないと男らしくない!日中は起きて遊んでなさーい。泣かないで寝てるから抱く機会もないわぁ。パパも全然抱けてないんじゃない?』
と、どうしても泣かせたいらしく、本日号泣させられた颯人でした。
『泣け~泣け~もっといっぱい泣いて手足を良く動かしなさいっ!赤ちゃんの涙流してるの見たことないよー』
なんて言われて、お腹すいてるのに、声が枯れてもまだまだ泣かせようと。唇もカサカサ!
ギャンギャン泣いてるのを聞いたことがないのは、私が泣かせたくないからです!4ヶ月、6ヶ月にもなったらイヤでも泣くようになりますから!!
と大声で反発したかったけれど、立場上、黙って大泣きしている赤ちゃんを見守るしかなく。情けない。なぜ、泣けば肺機能が強くなるというようなことが、言われるようになったのか?それって本当なのか?
ギャンギャン泣く姿をほおっておくことが出来ない私が異常なのか?
しかしながら、実母は、『泣かすんじゃない。』が口癖。だっこ、おんぶの推奨も。65歳になる母で、ぶつかることも未だありますが、彼女の子育てにはとても共感できて、その言動は有り難いことがたくさんです。

*************
大変ですね。
困った。姑だね。
間違った子育て。
赦せない。
我慢するな。
夫に現実を伝えてください。
早く帰った方がいいよ。
子どもの心が傷ついてるよ。
早く救ってあげて。
せっかくいい子してるのに。
鬼姑。
**************
パパは楽させてくれて、いい子でしょ。寝てるんだから、寝かしてあげるのが一番でしょ。不満なことあったら泣くって。とさらっと反発してくれましたが。今日はたまたま出張で留守だったもので、集中攻撃かー?義父は、知恵がついてくるこれからだ。と深いお言葉で諭してくれているのに全く聞こえてなーい!
お姉ちゃんは赤ちゃんのあんな泣き声聞いたら、だまりこんでいました。その後ポポちゃん遊びをはじめて、ずっと抱っこしてあげてました。颯人、お腹すいたって泣いてるんでしょおっぱい欲しいよーって。と言って、頭をなでなで。
心打たれた瞬間。

返信いただき、すっとしました。とても切なかったので、救われました。早いとこ帰ります。

****************

パパは見方ですね。
それにしても子育てを邪魔する鬼姑ですね。
典型的なケースです。
きっと姑もそのようにして育てられたのでしょうね。
深いトラウマを持っているのですよ。
世代間連鎖です。
間違った育児知識ほど怖いモノはありません。
お姉ちゃんはいい子だね。
これからはどんなことがあっても泣かせてはいけません。
彼の中に今日のことはトラウマとしてしばらく残ります。
彼の欲求に答えてあげてください。
赤ちゃんと娘を守るのはあなたです。
お節介や害悪から守るのはあなたです。
赤ちゃんの側から離れるな。
鬼姑の元から早く帰ってね。

****************
明日はパパも帰ってくるし、明後日には我が家に戻れる。楽しい家族4人の生活が始まります。
パパは自分の実家だけど、自分のペースにはならないし、親とはいっても、私がいる分気を使うのでしょう。疲れています。
そんなことを理解してか、早期撤退をすすめてくれたのは実母でした。
赤ちゃんにトラウマを…。
なんということを…。
嫁姑関係を気にしてる場合ではない。
私が母だっ!!?あなたが言わないで誰が言う。


じいじ、今日もまた感謝です。ありがとうございます。こうして救われる人が沢山いるのです。ブログはやめちゃだめです。泣けたー。
今日はパパの帰りが遅いので、待ちわびています。早速伝えたい所ですが、今日は疲れていると思うので、明日以降にしようと思います。

私は、息子と娘に張り付いています。

****************

片時も離すな。
トイレも連れていって。
早く赤ちゃんを安心させてあげてください。
あなたたちなら出来ます。


二人の子の守り神。
楽しんでください。
あなたのようなお母さんがたくさんいますよ。
祖父母は間違った育児知識を振りかざします。
またその親に育てられた父親も同じように間違った育児を押しつけますので要注意です。
ありがとう。
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甘え、甘やかし・・・・・。

2008年06月09日 | 祖父母の弊害
祖父母の支援はありがたいのですが、祖父母からいろいろ言われるケースがよくありますね。
それが育児の不安を増大させることもあります。
抱きすぎ、甘やかし、離乳食はまだか、果汁は飲ませないのか、お風呂上がりの湯冷ましを飲ませろなどなどなど。
今回は、甘やかしといわれたのですが?と言うおたずねです。
****************
息子は明後日、7ヶ月になります。
たいぶ息子とのふれあいを楽しめるようになってきたのですが、最近、心にひっかかる言葉ができてしまいました。
実母に言われたのですが、「甘やかし」です。
お腹が空いたり、眠かったり、ただ抱かれたい時、泣き出す前でも気づけば応じてあげているのですが、その様子を見た実母が「そんなに甘やかして大丈夫?」と心配してきました。
これまでは「抱き癖?ついて結構!」と強気でいたのですが、こう言われて、この月齢では、これは甘やかしや過保護になるのだろうか?
とまたもや不安に襲われてしまいました。
特に最近するようになった「抱っこお楽しみタイムしてして」は同様でいいのでしょうか?
抱かれている時の彼の身のあずけ方が「安心して抱っこを楽しんでいる」と
感じ、私も嬉しくて調子に乗って抱っこしていたのですが・・・。
今はよくても、「我慢」を教えなければいけなくなる時がくるのでしょうか?
* *************
 まだまだ7ヶ月です。
甘えて当然です。
我慢をさせる必要は全くありません。
たくさん甘えさせてあげてください。
「甘えさせる」と「甘やかし」は違います。
この赤ちゃんの場合は、成長していくプロセスです。
赤ちゃんはまだ言語も獲得できていません。お母さんへのメッセージを出すことで生きていくための支援をお母さんに伝えているのです。
これは「甘やかし」ではありません。
この月齢ですと十分に欲求を満たしてあげることはとても大切です。
それによって母子の強い絆が出来上がります。
その絆が心が豊かで自立心の強い人に成長させてくれます。
安心して甘えさせてあげてください。
たくさん抱いてあげてください。
たくさん誉めてあげてください。
大きくなって問題を起こすケースの多くは幼児期の母子の関係が出来上がっていません。

お子さんのサインを感じ取って子育てが出来る戸は素晴らしいですね。
自信を持ってください。

周りの声に振り回されずに自分を信じて子育てを楽しんでください。
育児書は捨てましょう。
子育てにマニュアルはありません。

祖父母は、初めての子育てをしている母子の邪魔をしないで温かく見守ってあげてください。



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孫を無理矢理取り上げる祖母の虐待

2008年05月20日 | 祖父母の弊害
夫の実家への里帰りで、祖母から無理矢理孫を引き離されたお話を送っていただきました。
身につまされます。
祖母の孫への虐待です。
**************
先日のお電話でグチってしまったGWの出来事をメールで送ります。
夫の地元への帰省中に、義母・夫・息子・私の4人で夫の親戚宅へ行きました。
その外出先から、義母が息子を勝手に連れ帰ってしまったのです。
帰省前から「私が子守をしててあげるから、たまには夫婦でゆっくり出掛けてきなよ」と言って
くれてたのですが、初めて夫の自宅へ帰省した息子は、場所見知りと人見知りがひどく、私か夫
が側に居ないとダメな状態でした。
そんな息子を見て「夫婦だけで出掛けるのはムリそうだから、息子も一緒にお出掛けしようね」
と夫婦で話し合っていたのですが・・・。
親戚宅から帰ろうとしていた時、義母が「ちょっと私が抱っこしてみようか?」と言い息子を抱
きました。
そのまま外へ出て、「ちょっとその辺を散歩してみようか?ワンワン見に行こうか?」と言い、
ブラブラと歩き始めました。
息子は義母に抱かれた途端に大泣きをしていたのですが、そのまま連れ出してしまいました。
そして、義母と息子の姿が見えなくなっても、息子の泣き声は聞こえていたので、すぐに戻って
来ると思っていたのですが、義母は一向に戻ってこず・・・。
心配した夫が2人の後を追ったのですが、義母から「親の顔を見せたら泣くからついてこないよ
うに。とにかく2人でゆっくりしてきなさい」と強引に追い返されてしまったと言って、夫だけ
が戻ってきました。
その後、義母が帰宅してるであろう頃を見計らって何度も電話をしたのですが、義母は電話に出
ませんでした。
義母の手前、すぐに帰るコトも出来ず、3時間後に夫と帰宅しました。
すると、私達の顔を見るなり今までに聞いたコトのないような声で息子が泣き出したのです。
3時間ぶりに抱っこした息子は、全身汗ビッショリで呼吸も速くなっていました。
私達がいない間、見慣れない場所や見慣れない人の側で不安で怖くて仕方なかったんだと思いま
す。
一生懸命泣いて、私達を呼んでいたんだと思うと、息子に対して本当に申し訳なくなりました。
いつもは息子が泣いたらすぐに抱っこしているので、息子は「一生懸命泣けば私達が戻ってきて
抱っこしてくれるはずだ」と思っていたと思います。
義母はと言うと、「外に居るときはマシなんだけど、家の中に入るとずーっと泣いててね。側に
寄ると大泣きするから、ほったらかしだったよ。オムツも見れないし。ゴハンも食べないし、お
茶も飲まなくてねー」と言うのみ。
その日は9時には朝食を終えていたので、私達が帰宅する15時までの6時間の間、ほとんど飲まず
食わずだったようです。
挙句の果てに「1歳過ぎてもオッパイなんか飲ませてるからいけない。オッパイでつながってる
から、私が預かれない」と言い出す始末。
「悪いのはオッパイじゃなくて、強引に連れ帰ったアンタだよ」と心の中でつぶやいてしまいま
した(笑)。
我が家は、「完全母乳で卒乳」と決めているので、そのコトも話したのですが「そんなのおかし
い。こんな大きな子が飲んでるなんて気持ち悪い」と言い、聞く耳持たずなので、それ以上は話
してもムダだと思い席を立ちました。
義母は3人の子どもを完全母乳で育てたのですが、全員1歳の誕生日を境に牛乳へ移行したそうで
す。
つまり「断乳」ですよね?
アンヨするくらいの子どもに授乳するのは気持ちが悪かったそうです。
息子の世話をしたいがために、息子が大好きなオッパイを止めさせるなんて、勝手なコト言うよ
な~というカンジです。
息子は1歳2ヶ月になりますが、今でもオッパイが大好き。
ゴハンをモリモリ食べても、オッパイは別腹というように、自分からオッパイを求めてきます。
飲みたくなると、服の上から触ってきたり、服をめくったりと、自分でオッパイを飲む時間を決
めて合図を出します。
そんな息子の仕種は「一方的に与えるだけだったオッパイが、いつの間にか息子が求める様になっ
たんだぁ。成長したなぁ」と微笑ましく思えるので、義母に何を言われても断乳する気は全くあ
りません。
これからも息子が離れていくまで、ゆっくり授乳タイムを満喫していきたいなって思っています。

GWに乱れまくった息子のリズムも、どうにか戻ってきました。
今日は21時前にお布団に入ってくれました。
明日からはお天気が回復するようなので(今日の午前中は台風の影響で大雨&暴風でした)、
息子と砂遊びでもしてこようかと思っています。
***************
おばあちゃんは、孫をおもちゃにするために、母親から取り上げようとします。
もっともっと温かい目で見てあげて欲しいものです。
こんな所にも世代間連鎖がでます。

このおばあちゃんも、子どもを取り上げられた悲しい過去を持っているのです。
この方の場合は、夫に理解があったので救われますね。

多くの祖母が子育てをささえてくれているのも事実ですね。
お姑さんといい関係が築けるといいですね。





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ミルク神話?

2007年11月22日 | 祖父母の弊害
このところ育児不安の相談が増えています。
多くの場合、核家族化で親自身が自分の親から上手く育てらていないように思います。

アメリカからの育児情報に若いお母さんが振り回されたり、ミルク神話や市販の離乳食がさも育児を助けるように宣伝され、ミルクで育った子は「強い子・よい子」などと行った宣伝が行われ。
退院時には、ミルクのおみやげがついていました。産院のおみやげのミルクを我が子に与えるようになりました。
誰も疑問を持たずにそのようにしていました。
母親教室では、調乳の仕方や哺乳器具の使い方や消毒の仕方などを含めミルクについて教えられていました。

ミルクは頭のよい子に育てると信じられていました。森永ヒ素ミルク事件の頃は、ミルクが大量に消費されました。
その頃育てられた子どもが、今は祖母になり孫育てに協力しています?
そのお祖母ちゃんが、母乳哺育の邪魔をします。
孫にミルクを勧めます。その裏には、ミルクはお母さんでなくても授乳でき、孫を取り込むのに最適です。
おっぱいのでが悪いとすぐにミルクを推奨します。
お祖母ちゃんたちは、孫かわいさに、泣いていたら母乳がたりないからミルクをあげないと可哀想だと言います。
孫をおもちゃにできるのです。
母親も助かるのでつい甘えてしまいます。
それは取り返しのつかないことになります。
母子の愛着を阻害し、関係が希薄になります。


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孫との上手な関わり方

2007年11月03日 | 祖父母の弊害
今まで独り占めしていたお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんをとられるようで
上の子はとても不安になります。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になるんだから、もっとしっかりしてね」等とプレッシャーを
与えないでください。
赤ちゃん返りもしますが、しっかり甘えさせてあげてください。
お母さんが外出出来ないときはおじいちゃんおばあちゃんが外遊びをしっかりさせてあげてください。
 また、おばあちゃんおじいちゃんが赤ちゃんを抱っこして、上の子がお母さんにたっぷり
甘える時間を作ってください。甘えることで難しい時期を過ごすことが大切です。

楽しい子育てのサポートをしてください。
若いお母さんは皆さんの助けを必要としています。
若いお母さん・お父さんの意思と方針を尊重して、そばからそっと見守って、時々、手助けしてあげてください。
望まないことをするとマイナスになります。

お母さんの願いは、自分の他愛もない愚痴や話を否定や批判をせずに聞いてもらいたい。
ほんの少し子どもから解放される自分の時間が欲しいのです。
ただし赤ちゃんをお母さんから奪ってはいけません。
お母さんの疲労が強くお母さんが望んだ時には是非かなえてあげてください。
 お母さんが次の子を授かると、お兄ちゃん・お姉ちゃんになる上のお子さんには十人十色、本当に様々な変化が表れます。
 しかし、その変化全ての奥にある子どもの気持ちは、「お母さんにかまってもらいたい」です。
 今まで一人でできていたことをしなくなったり、わざとお母さんの気を引こうと手のかかることをしてみたり・・・(もちろん、中には赤ちゃん返りもせずに、ぐんぐんお兄ちゃん・お姉ちゃんになる子もいますが)甘えん坊になったり、泣き虫になったり、暴れん坊になったりと、大人からみると「困った」ことを次々にやっていくかもしれません。つわりでしんどい時期や大きなお腹を抱えていると、一見以前よりも手の掛かる我が子に困惑したり、イライラしたりすることもあるでしょう。
 でも、ちょっとだけ子どもの立場に立ってみてください。子どもにとっては、今まで周りの大人たちの関心と愛情を一身に受けてきた立場が一気に揺らいでしまう、あるいは大好きなお母さんを赤ちゃんに取られて、自分は嫌われてしまうのではないか?という危機感をもっているのかもしれません。このことは上の子が何歳であっても変わらないようです。
 「うちの子はどうかしら?」と思うお母さんは、上の子がそんな思いをしていると解かってあげて、上の子にも今まで以上に愛情を伝えてあげてください。
 お産後なら、上の子にもおっぱいをあげてみるのも良いかもしれません。「自分も赤ちゃんと同じ、おっぱいをもらえる存在なんだ!」と思えると、きっと安心して赤ちゃん返りからも早く開放されるでしょう。上の子も決して赤ちゃん返りをしている状態が心地良いはずはないのですから・・・。
 大好きなお母さんの抱っこを赤ちゃんに譲ることや、初めてお母さんと離れて過ごすこと等々、赤ちゃんが生まれることはとても嬉しい反面、いろんな試練を子どもに与えます。もちろん、その試練は子どもが育っていく上で貴重な体験になるでしょう。
 最後に、お父さんとお母さんが必要以上に「お兄ちゃんになったんだから!」などとプレッシャーをかけず、子ども自身がお兄ちゃん・お姉ちゃんになるのをゆったりとした気持ちで待ってあげてください!

孫にとって「オアシス」になってあげてください。
親は子どもの欠点ばかり見えて気になります。
おじいちゃんおばあちゃんは、孫のキラリと輝く素敵なところを見つけて引き出してあげてください。
孫育ての時間を楽しんでください。

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育児を邪魔する祖父母

2007年10月24日 | 祖父母の弊害
祖父母の弊害
おじいちゃん、おばあちゃんは、孫の積極的に関わろうとします。
それはある意味では、とてもいいことなのですが、ややもすると子育ての弊害になることもあります。
多くのお母さんが、その弊害に悩み苦しんでいます。

孫を可愛がり、孫に関わりたいがために、母乳哺育で頑張っているお母さんに、母乳は栄養がないからミルクに変えるように要求することがあります。この要求の裏側にあるのは、「自分がミルクをやりたい」孫の面倒をみたいという考えが根底にあるからです。

自分の育児感を、押しつけたり、以前の間違った育児知識を強要します。

昭和30年代頃までの日本社会の風潮としてミルクは母乳に比べてより栄養価の優れた赤ちゃんのための哺乳食品としてもてはやされていた。
また当時母乳哺育をする者は貧乏人、ミルク哺育をする者は金持ちなどの偏見からミルクで子育てをしてきているおばあちゃんが多く母乳で頑張りたいお母さん達に安易にミルクを足すように勧めたり、母乳に栄養価がない、または減っていくなどの誤ったアドバイスをしている現状がある。
森永ヒ素ミルク事件もこのような考え方があったからです。

 一昔前にスポック博士の書かれた育児書が、広く世間に浸透しました。
赤ちゃんが誕生すると、スポック博士の育児書を贈るのが流行りました。どこの家にもその本があったのではないでしょうか。
その育児書には“抱き癖がつくから必要以上に抱くな”“赤ちゃんは一人で寝かすように”“赤ちゃんは一人で寝かせるべだ”などと書かれていました。

日本で行われていた川の字に家族で寝ることなどは否定されました。
ほんの影響で、赤ちゃんを別室で寝かせることなどもされました。
アメリカでは育児書通りに育った子ども達が少年犯罪を起こすケースが多発し、社会問題になりました。
幼少期に必要な愛情を十分もらえずに母子関係が希薄化したため、大きくなってからの対人関係や精神に異常をきたしているのだと思います。

今はこの本は否定されていますが、この本をマニュアルにして子育てした世代が、おばあちゃん、おじいちゃんの世代です。

間違った本の影響を押しつけてきますので、注意してください。

お母さんは、子どもの欠点ばかり見えて気になりますが、不必要なことを言わずに、おじいちゃん、おばあちゃんは、孫のキラリと輝く素敵なところを、見つけて引き出してあげてください。
孫育ての時間を楽しんでください。


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