ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

頚部浮腫

2016年02月21日 | 医療

頚部浮腫(NT)の相談は常にあります。

この問題は、産科のエコーが診療のルーチンになっていることに問題があります。

 

スクリーニング検査とは生まれてからサポートが必要な赤ちゃんかどうかを見るためのもので、今の日本では妊娠18週・28週・36週と妊娠中に3回の超音波検査を行うことが推奨されています。

 

しかし、我が国では不必要な超音波検査が行われています。

患者サービスとして、ミルクメーカーや医院出入りの業者が勧めるのです。

3Dや4Dの超音波検査機器の導入を勧めます。

患者にエコーの画像をビデオやDVDにしてサービスの名のもとに提供しています。

しかし、その画像解析能力に問題があります。

医師はエコーは買ったが「腕」が伴わずお腹の赤ちゃんの写真はボケボケ。

写りの悪いのを「浮腫」と誤診することも多々あります。

患者はたまったものではありません。

赤ちゃんはもっと悲惨です。

命を絶たれてしまうのです。

 

医師は、何故安易な診断をするのでしょうか?

怒りを覚えます。

 

多くの方が安易なエコーによって頚部浮腫を告知され、総合病院や他の医院にセカンドオピニオンをお願いし、浮腫がないと診断されたら、

患者は、最初に告知した医師を訪ね、再診検査の結果、異常がないと伝えてください。

その時点で医師は「計測」の仕方が間違っていました。あなたを悩ませてしまいましたね。申しわけありませんでした。

大丈夫だから安心してください。

と何故言えないのでしょうか?「誤診」ではないと言うことに「小心」を感じる。

 

「医師同士」のかばい合いの構図です。同じ府県内では、お互いの技術について否定しないという暗黙の了解があるのです。

セカンドオピニオンを求めても多くのケースで、前の診断を大幅に覆す見解を示してくれることはない。

日本のセカンドオピニオンもあり方にも疑問を感じる。

患者の思いに沿った医療支援をして欲しいものである。

 しかし、一度異常があると告知され、他の医師にかかっても、だれも大丈夫だから羊水検査を受けなくても大丈夫だとは言ってくれません。

羊水検査をしてもらえば売り上げのアップになるのです。(羊水検査10万円)

また、その先にもいろいろと儲かることが待っています。

 あとは患者が、腹をくくって「お腹の赤ちゃん」を信じるしかないのです。

不安になりセカンドオピニオンを求めたり、妊娠の継続中止の洗濯を求められことすらあります。

無責任な医師の検査のおかげで「大損」をすることになります。

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医療崩壊

2010年09月19日 | 医療
やっと秋の花、曼珠沙華が咲き出しました。
別名「彼岸花」秋の彼岸の頃に咲きます。
田んぼの畦や土手に咲きます。
Photo
今、医療は私たちの暮らしを豊かにしてくれているでしょうか?
医療は、我々に優しいでしょうか?
医師に、心があるでしょうか?
医療???????。
医師は、病を診ることが出来ているのでしょうか?
現代医療とは何でしょうか。
ややもすると、器械任せの診断医療になっていませんか。
人が診断するのではなく「器械」が診断する。
医師は、触診や視診、内診で診断しなければならない。
その上で、医療機器をつかって検査、診断の補助にしなければならないと思う。

医学を学ぶためには、「異常」だけを学ぶのではなく「正常」を学ばなければなりません。
現代の医学教育では、正常を知ることが欠けているのではないでしょうか。

例えば、産科医療の中には、以前行われていた治療である。
逆子を治す「外回転術」のように、問題起きた時に患者から訴訟を起こされ、裁判でその行為が敗訴になるために行われなくなった医療技術もあります。
また、帝王切開後の経膣分娩もする医師も少なくなっています。
これは、産科医療だけではなく医療全般が「訴訟対応」の医療になってきています。
そうしてしまったのは「患者」です。

医師の中には、患者をさっと見ただけで、デスクの上のパソコンを見て診療する医師を目にする。
これは恐ろしいことであす。
医師の中の三分の一は、医師不適格者がいるとも言われています。
医は仁術の原点を医学教育の中で学んでほしい。
五感を研ぎ澄まして、患者を診察する力を持って欲しい。


豊かな感性と豊かな心と愛を親から与えられたものが医師になることが「医療崩壊」を食い止めることではないでしょうか。
医療崩壊を招いた、大きな要因は「患者」にあります。
医療の現場は、患者やから訴訟を受けるおかげで大きく変わりました。
心を失った患者が、ことあるごとに様々なクレームを出します。
医療現場も疲弊します。

またそれに輪を掛けているのが「医療ビジネス」ですね。
高額な治療機器や検査機器を導入させる、医療機関はその高額な医療機器の支払いに追われる。
その代償を患者が支払う。
何でも「検査」不必要な検査が横行します。


もっともっと真摯に、患者に向き合うことが求められています。

若い医師よ、老医師から学んでほしい。
江戸時代の蘭方医がわずかな医療機器で手術や治療を行ったことを思い起こして欲しい。

余談ですが、爺は20年以上健診を受けていません。
受ける気になりません。
自分の命です。
死ぬときは死ぬのです。
どんな病気になろうとも受け入れます。
その上で「病」とともに暮らしていきます。
高度医療というものは受けません。
静かに死を迎えたいと思います。
そのためには、まだまだ修行をしないといけませんね。




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