ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

赤ちゃんのために断乳しますか?

2007年10月31日 | 卒乳・断乳
今回は断乳について書きます。
「断乳をしたいのですが、時期、タイミングを教えて下さい」という問い合わせがありました。
それに対して下記のようにお答えさせていただきました。
***************
最近では、無理に断乳はせず、自然卒乳するまで待ってあげようという考え方になっています。昔のままの指導で、周囲から断乳するようにと言われることも多く、悩んでいるお母さんはたくさんいます。
 赤ちゃんはオッパイを吸うことで栄養をもらうと同時に、お母さんの優しい心ももらっています。「オッパイを吸う」=「赤ちゃんの心を育てる」といってもいいと思います。また、断乳は一番好きなことを無理矢理取り上げてしまうことになりますから、赤ちゃんに精神的なダメージを与えます。
 母乳は子どもの「優しい心」を育てるもの。母乳を通してもらう母親の優しさは、子どもが成長した時、他人に対しての優しさにつながります。

1歳を過ぎると栄養のほとんどは食事から摂ることができます。だから「母乳はいらない」「母乳は薄くなって栄養がなくなる」などと言われることがありますが、そんなことはありません。1歳を過ぎると自我の成長が活発化、外からの刺激が多くなり、ストレスがたまってきます。こんな時オッパイを吸うことで安心感を感じ、ストレスが解消されます。それは親子の絆を生み「心の安全基地」を形成、自信を持って外の世界へ出る準備ができます。母乳は「自信」を育てるもの。赤ちゃんの気が済むまでオッパイを続けて下さい。いつの日か自信がつくとピタリとオッパイに興味を示さなくなります。
自然卒乳までたっぷり、ゆったり母乳育児を楽しんでください。
****************
赤ちゃんから無理矢理おっぱいを取り上げるのは非常に残酷です。
どうぞ皆さん、断乳を考えているお母さんがいたら、優しくおっぱいの大切さをアドバイスしてあげてください。
 母乳哺育が推進されてきましたが、まだまだ約40%の人だけしか母乳哺育が出来ていません。また、早い時期に断乳する人や混合から人工乳に変わってしまいます。
赤ちゃんの自立のためには卒乳まで母乳哺育が出来るように母親を支援してください。
そのためには、妊娠中に妊婦に対して、産婦人科医や助産師の教育がとても重要です。
2度ほどの母親教室だけでは無理です。
少なくても毎月、勉強会を開催するようにしてください。乳房マッサージよりも母乳のための知識を学ぶことが母乳哺育を推進する第一歩です。

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ベビーカーに天使の羽がいるか!!!!

2007年10月30日 | 育児用品これはいらない
新聞で滑稽な商品の記事をみたので苦言を書きます。

育児用品メーカーのアップリカが下らん商品を作って売り出した。
今日の読売新聞の朝刊によると、大丸とアップリカが共同開発したベビーカー「天使の羽」を30台限定で売り出すとあった。
値段はなんと15万7500円だと。30台限定。
天使の羽がついたベビーカーが欲しいとの要望が多くあったから商品化したという。

素材は、赤ちゃんに優しくない、ポリウレタンや化学物質だらけの製品である。
そんな商品を喜ぶ親の顔が見たい。
限定発売で、高額だから買いたくなるという心理をつき、向上心をあおる、あさましい商売である。

街中で見たら笑ってしまう。
虚栄心丸出しの自己顕示欲の強い女性が買うのでしょうね。
赤ちゃんがこれに乗って楽しいのでしょうか?

赤ちゃんは親に抱かれたりおんぶ等で母親と肌を触れていることが大好きです。
わけのわからんカーニバルのパレードのようなベビーカーに乗せたい親は、赤ちゃんの気持ちをくんであげて欲しい。

わずかな時期にしか使えず、汚れたらだれももらい手がいないよ。派手なベビーカー。
通常の神経では、このベビーカーを押して歩けないよ。

道具は、長年使って始めて意味があります。いい商品はたくさんの赤ちゃんに乗られていきます。
短期間しか使えない製品は、環境破壊であり資源の無駄遣いである。

私のブログを見てくれる人には、買って欲しくないと祈りつつ書いています。

心には、怒りの炎がメラメラと燃えています。
何も知らない赤ちゃんを、無意味な乗り物にのせ、虚栄心を煽るために買って欲しくない。

ベビーカーに乗せて赤ちゃんとの距離を離さず、抱いて肌と肌を合わせてあげてください。赤ちゃんはそれを望んでいます。
成長したら持ち運びに便利で軽いベビーカーがあります。その時がベビーカーを使う時期です。
1歳まではスリングが最適です。
スリングもアップリカのようにゴテゴテ付けて高いのはいりません。
シンプルで天然繊維を使ってください。赤ちゃんの肌のために。

天使の羽をつけるなら、親の心に付けて欲しいと願います。
見せかけの天使の羽はいらない。滑稽である。

売れれば何でもいいというアップリカの悪質な商売が見え見えである。
大丸とつるんで本来の子育てとかけ離れた、商売優先のイベントをしている。
先代の社長と現役員は偉い違いである。2代目はあかんな。葛西兄弟よ先代社長の創業精神を再考すべし。今、親父に聞かないとその機会がなくなるよ。
即刻した方がいいよ。二人のためです。
真に赤ちゃんが必要な商品をつくるべし。家業に戻るべし。そして原点に返れ。

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無知な医師や保健師の指導

2007年10月29日 | 親を傷つける小児科医・保健師
相変わらず小児科医や保健師の不適切な発言が親を悩ませています。
母乳に対する不勉強と人工乳崇拝がもたらす弊害ですね。
根深く彼らの心を浸食しています。
少しでも成長曲線から下回ったり、体重増加が少ないとすぐに、「母乳では足りないから粉ミルクをたさないと発達が遅れる」と脅しをかけます。
「お医者様は皆「発育には問題ないようだがあまりに体重が少なすぎる、授乳回数が多いし母乳が足りていない、今後に影響があるかもしれないからミルクを足し早く離乳食を進めなさい」と言います。」
この無責任な言葉にどれだけの赤ちゃんと親が傷つくのでしょうか。
このお母さんの場合は、私の所に相談がありましたので電話でフォローしました。
継続して母乳哺育をしていくそうです。
無責任で親を傷つける不用意な発言は本当に赦せない。
これらの無知な指導をやめさせるためには、医学部や保健師の勉強に母乳哺育についての講義を入れることで解決します。
粉ミルクの栄養のことは学びますが、母乳については学んでいません。

何とかして欲しいです。


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粉ミルクには危険な病原微生物が混入

2007年10月28日 | インポート
粉ミルクには、病原微生物が内在していることが各国で報告されています。
粉ミルクには缶を開ける前から入っている病原微生物は「Enterobacter Sakazaki」(坂崎菌)と呼ばれています。
現時点では、粉ミルクの製造・調整過程において滅菌のための高熱処理は困難です。

この微生物は中枢神経に感染し、髄膜炎や脳腫瘍等を発症させ、発育遅延や水頭症の後遺症を残します。全体的な感染率は低いものの、感染すると死亡率は40~80%と高く、特徴としては病原体が少なくても発病し、70~80度で死滅するといわれていますが、耐熱性を持っていることです。カナダ政府は「特に低体重児や免疫障害児といった免疫が低下した乳児が発病しやすい、健康な乳児も、必ずしもこの菌に免疫を持つとは限らない」と報告しています。

04年2月に開催されたFAO/WHO合同の国際食品規格委員会では、この菌は「公衆衛生上の深刻なリスク」であるとして、加盟各国に緊急勧告を出しました。
消費者に対しては「粉ミルクは滅菌されていないことを強調すること」
乳業メーカーに対しては「調整乳を滅菌する開発を進めるよう指導すること」 という勧告が出ています。

こういった勧告は、各国政府によって法制化されなければ意味がありません。
我が国の厚生労働省では無理でしょうね。
国民の方を見ずにミルクメーカーの片棒を担ぎ続けています。
様々な人工乳に関しての勧告を無視し続けています。

粉ミルクですが、本来、国際規準で母乳代用品の広告をしてはいけないのですが、未だに広告が行われています。
*************
母乳代用品の販売流通に関する国際規準の要約
International Code of Marketing of Breast-milk Substitutes
1981年 WHO総会で成立、1994年 日本政府が賛成
その基準の第一番目に
 1 消費者一般に対して、母乳代用品の宣伝・広告をしてはいけない。
*************
とありますが、我が国では守られていません。
守る気は全くないのでしょうね。国も指導していません。

販売中の月刊育児雑誌の一誌では、全広告スペースが32ページありますが、そのうち10ページがミルクメーカーの全面広告です。3分の1です。
「編集部が見つけたオススメ商品をご紹介」ということで「粉ミルク」を推奨しています。


金儲けしか、頭にない出版社は、売り上げしか頭にしかありません。
ミルクメーカーも「赤ちゃん」のことやお母さんのことを全く考えていません。
いかに消費者をその気にさせて売りつけることしか考えていません。


ミルクメーカーが自ら粉ミルクが無菌ではないと宣伝するはずはありませんね。
人工乳の危険性を再確認した上で、愛するわが子に飲ませてあげてください。
飲ませるならば、坂崎菌は70度で死滅しますので、70度以上のお湯で溶いてください。
それしか、我が子を守る方法はありません。
絶対に湯冷ましで溶かないでください。

お母さんに注意を促す広告を載せて欲しいですね。

企業や国に改善を求めてていかなければならない重大な問題です。
それも私の仕事だと思います。ボランティアだから出来ます。やります。

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子どもへの暴力と否定的な言葉

2007年10月27日 | 幼児虐待
今回も来たメールをご紹介し、そこに潜む問題を一緒に考えましょう。
***************
昨日はお電話ありがとうございました。

友達から、健康相談に行かないかと誘われたんです。
 健康相談自体は、とんでもない保健師が、カウプが21だし、栄養指導受けていって下さいと言いましたが、救われたことに行政の栄養士には珍しく、太ってるなんて気にしないで、今はお子さんに母乳が必要だから、いっぱいあげてくださいと言われ終えました。

終わった後で、友達の家に呼ばれました。
行くのを躊躇したのですが、強く誘われたので断り切れずに行きました。

以前から、このお母さんの子どもへの叱り方には疑問だらけだったのですが、今日はひどかった。

友達の子ども○○ちゃんが、DVDをうちの子に見せようと機械をさわり始め、操作をすると…壊れるって!!触っちゃ駄目!!と殴りおこる。○○ちゃんも母をたたく。
泣いていじけ、もうこっち来ないでと言い、部屋の隅で一人こらえている。

○○ちゃんが洗濯物をたたむのを手伝い、自分の物は自分のタンスにしまい込むと…
勝手にやらないでって!!ほんとに余計な事ばかりして!!と言い、子がしまったものを取り出し、畳み直す。
○○はどうしてとその母の行為に対して悲しくなり泣く。母は、眠いんでしょ!こっち来てママの横で寝なさいと優しくフォローする。○○ちゃんはそんな母にもけなげに甘えて、『○○は駄目な子なんだ』と泣きながら眠る。

○○はトイレトレーニング中。怒られた恐怖と泣いた反動でお漏らしする。
母は、どうして言わないの!こんなにできない子だとは思わなかった!お前なんて犬と一緒だ!

この母は、私に対してこの子の愚痴を言うとき、最近素直に言うこと聞かなくなった。
こんなに苦労する子だと思わなかった。などと言います。

私への子育てアドバイスは、間違いだらけです。6ヶ月だったらもう夜間授乳はなくなるはずなのにとか、この時期にはああしてこうしてと言ってくる。しまいにはうちの子に『早くおっぱいやめて、ママを楽にしてあげなさい』などと言い聞かせている…

いい意味でも悪い意味でも子育ては自分に返ってくる。と言う事が身に染みました。

友達の事なんてどうでもいい。その息子の姿を見てると、いたたまれなくなります。無事に大きく成長してくれることだけを願ってやみません。
 髭じいにとってはこんな親、世の中にはざらにいると思えるのでしょうか…私はまだまだ免疫がなくて、衝撃的。なかなか辛いです。
*************
このような情景に遭遇するとどうしたらいいか悩みますよね。

「子どもの頃から、いつも肯定されていると、何事も肯定的に、いつも否定されていると、何事も否定的に感じるようになります。
親子の関係性が育まれていないと、子どもを受け入れることができず、否定してしまうことがあります。
特に母との間に結ばれる基本的信頼感を欠くと、自分に自信を持てず、自分自身を否定的に受け止め、他人への信頼感を持てず、他人を信じること、頼ることができなくなります。
男女の愛情が本能的にできあがるのに対して、親子の愛情は本能的にできあがるものではなく、時間をかけて作らなければなりません。
その時を喪失すると、基本的信頼感は育たず、他人と上手に接することが難しい人生を送ることになります。育児にも自信が持てず、どうしてよいかわからない、とても不安定な状態になります。しかし赤ちゃんは、母親に依存し頼ってゆかなければ生きてゆけません。本来母親がいなければ生きてゆけない存在です。」白川嘉継先生(福岡新水巻病院小児科)の文章から引用させていただきました。

お子さんもそうですが、お母さんの受診が必要ですね。
このまま行くとこの子の成長にはとても不安を感じます。
何とか救いの手をさしのべることが出来るといいのですが、緊急に支援が必要ですね。
大人の社会は複雑な人間関係がありますので、ストレートに忠告することが出来ませんね。
この場合ですと、ご本人に直接ではなく夫を通して何気なく伝えるのが一番言いように思います。
とても胸が痛みます。

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非常識な喫煙ママ

2007年10月26日 | 常識・マナー不足、これでも親
このところお母さんのモラルや意識が欠如した光景をよく見かけます。
このままの状態で行くと、日本はどうなるのか?不安に思います。
そのためにも、親が育つような支援をしていかなければならないと痛切に感じます。
あるおばあちゃんからの私宛のメールをご紹介します。
***************
私も三歳の孫を毎日の様にみていますのでいろいろ参考にさせていただいています。
狭い道で小さな子どもを平気で車道側を歩かせたり、車の中で咥えタバコをしているお母さん
信じられません。赤ちゃんが同じ車内にいます。なんとも思っていないのでしょうか?
私も目を疑う様な事沢山あります。
ホントに子どもはいろいろ親から学びますからお手本になって欲しいものです。
****************
メールありがとうございました。
本当にその通りですよね。

車の中での喫煙は、赤ちゃんにとって健康を害しますね。
妊娠したら赤ちゃんの成長を考えて禁煙して欲しいですね。
赤ちゃんに対する犯罪行為です。

電車の中やベビーカーを押しているお母さんの乱暴なふるまいをよく見かけます。
電車の中での光景は前にも書きましたが、子どもそっちのけで、携帯電話での通話やメール。
ベビーカーを楯にして遊園地などで我先に一目散に目的の遊具に突進。
ベビーカーの車道へのはみ出し。
赤ちゃんは弾よけではありません。赤ちゃんをガードするのが親の役目であり使命です。
赤ちゃんの安全を考えてください。

それと共に、他の人のことも考える思いやりの心を持ってください。
我が子を見る優しいまなざしで他人を見ることが出来るようにしてくださいね。

きっと、あなた自身の心も温かくなりますよ。

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携帯電話会社の無責任な対応!!

2007年10月25日 | 携帯電話の弊害
携帯電話会社に質問書を出しましたが、予想通りでした。

何が予想通りかと言いますと、4社に出しましたが3社からはこないだろうと予測をしてましたがその通りでした。
今日で質問書を、配達証明で郵送したのが2007年10月10日です。
先方の会社に到着したのが10月11日でした。
ウイルコムは、10月18日の日付で社長名の回答がきました。

それ以外の会社は、全く消費者のことを考えないひどい会社です。
出した質問を掲載します。
**********
株式会社×××
代表取締役社長
×××
                     特定非営利活動法人たまごママネット
                           理事長 新井一令
   
                     大阪府大阪市西区江之子島1-7-3

              質 問 書
  貴職におかれましては、日頃から日本国民の利便性と心豊かな市民生活を営むことが出来るようにご尽力をたまわりあつく御礼申し上げます。

私どもは、同封の資料にありますように、妊娠・子育ての支援をしております、特定非営利活動法人たまごママネットと申します。
携帯電話やメールなどの通信手段を利用して、医療や子育ての相談にのっています。
電話での支援が多くあり、携帯電話の電磁波の影響を考えるようになりました。
もはや、携帯電話は、国民のコミュニケーションツールとして、必要不可欠なものとなりました。

私も、携帯電話による悩みの相談にのっておりますので使用頻度は高くなっています。
 携帯電話のおかげで、育児不安から虐待や育児放棄のお母さん、新生児を抱えてブラックボックスの中で子育てをする親の支援が可能になっています。
年間約3500件の相談にのっています。

 本日は、快適で安心・安全な暮らしを維持していくために、国民の必需品となりました携帯電話の電磁波の影響について質問させていただきます。
 御社の前向きで真摯な回答をしていただきたいと熱望します。
                      記
質問1
 妊娠中の携帯電話の電磁波の胎児への影響について
 妊婦の場合は体内に胎児を抱えているので、胎児にとって 体内環境は成長過程において大変重要になってきますので、 お母さんが、気をつけて電磁波からの被爆を避けることが大切です。
 PC作業を一日中していた妊婦に流産や早産と いった異常出産の事例が多数あったという報告があります。
 御社のご見解をお答えください。
質問2
 妊婦のお腹の上でのメールなどの使用の影響について、胎児への影響について教えてください。
質問3
 幼児の携帯電話の電磁波の影響について
  「幼い子どもが電磁波に被曝した場合、中枢神経系や免疫系、その他の器官が形成    
される時期に相当するだけに、深刻な健康影響が生じる可能性がある。特に環境ホルモンの作用の中には、発生のある特定の段階に被曝することでたとえ超微量であっても成人してからの(あるいは暴露者本人の子どもの)生殖機能に異変をもたらす場合のあることが分かってきたので、胎児や子どもに焦点をあてたリスクの捉え方がクローズアップしてきたという背景がある。」としていますが。
御社では上記についてどのような見解をお持ちでしょうか、お答えください。

質問4
電磁波の影響を避けるための手段や対策をお考えでしたらお答えください。

質問5
電磁波の影響があると仮定した場合は、使用についての啓蒙活動をしますか。

質問6
 妊婦対策用のシールドをした携帯電話の販売をお考えですか。お答えください。

質問7
 子ども対象の電話に、シールドした商品を販売されますか?

文書での回答を要望します。
いただきました回答を元に今後の対応を考えていきたいと思います。
国民の健康と母子の健やかで安心して生活できますよう、携帯電話を安全に使うことが出来ますよう販売者としての責務があると思います。
御社の誠意ある回答をお願いいたします。

最後に、御社の今後のご発展を心より祈念申し上げます。
                                     敬具
**************
以上のような質問を行いました。
ドコモ、ソフトバンク、auは、共に全く無責任きわまりない会社と言わざるを得ません。
利用者の健康などは無視です。金儲け第一の会社のようです。

ウイルコムは、回答をしてきました。その要旨を書きます。

弊社のモバイル通信システムは、他の携帯電話会社とは全く異なるPHSという無線技術を採用しています。このPHSは「小(省)電力」「低電磁波」という優れた特徴を持っています。この特徴により、「安心・安全」な通信コミュニケーションサービスとして全国3,500を超える医療介護関連施設でご採用していただいており。多くの産婦人科病院などでもPHSを採用していた
そもそもPHSは家庭用デジタルコードレスホンの子機を外出先でも使えるようにしようとのコンセプトで1995年に日本で生まれた通信システムです。

SAR値(比吸収率 Specific Adsorption Rate)の略で、電波の人体吸収に関する技術基準です。この値により電波を発する機械から人体が一定の時間でどれぐらいのエネルギーを吸収しているかがわかります。
PHS電話機のSAR値は、0.021~0.0215W/Kgです。
人体への影響に関してはっきりとした見解が出ているわけではございませんがPHSの「 SAR値」の方が総じて低く「安心・安全」にお使いいただけるのではないかと弊社では考えています。
*************
という回答です。
ちなみにソフトバンク X02HTは1.23W/Kg  NTTドコモ FOMA P704i 1.08w/kGです。
国の規準は2.0W/Kgです。各社共に国が指定した規準は守っています。

欧米諸国では日本政府が定めている携帯電話電波規制値の二桁以上強い規制が施されています。
経済成長を優先する余り数々の深刻な公害を起こしている中国ですら日本国の二百分の一に携帯電話の電波の強さを規制しています。
日本は企業の利益を守ることが一番です。企業を守るということは、自分たちの天下り先を確保するためです。電波の関係は、昔は郵政省の電波監理局です。今は総務省ですね。ここから民放テレビ局に天下りをしていました。おそらく今も継続していると思います。
携帯電話会社にも相当な数の天下り無責任官僚がいると思います。彼らが大企業の有利なように汚い銭で動いています。
薬害エイズや肝炎の時と同じ構図です。
無責任時代です。


我が身と我が子を守るのは親の役目です。
携帯電話依存症の皆さんご注意ください。長時間の使用や胎児の上での携帯やメールの送受信は止めた方がいいですよ。絶対にいいことはありません。

我が国は、これまで多くの薬害や公害を放置されてきました。
国の対応は、後手後手です。それだけならまだいい方で問題を隠蔽することが役人の仕事のように思われてなりません。
この電磁波の問題も影響がないといいのですが。案じてしまいます。
とりあえず、PHS(ウイルコム)で実を守るしかないように思います。
私も今週中に変えます。ソフトバンクを止めます。
これまで、10年以上続けてきましたが止めます。

無責任な会社で電磁波のSAR値も高いので身体に優しい、安心な携帯電話を使います。
皆さんもその方が無難ですよ。

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育児を邪魔する祖父母

2007年10月24日 | 祖父母の弊害
祖父母の弊害
おじいちゃん、おばあちゃんは、孫の積極的に関わろうとします。
それはある意味では、とてもいいことなのですが、ややもすると子育ての弊害になることもあります。
多くのお母さんが、その弊害に悩み苦しんでいます。

孫を可愛がり、孫に関わりたいがために、母乳哺育で頑張っているお母さんに、母乳は栄養がないからミルクに変えるように要求することがあります。この要求の裏側にあるのは、「自分がミルクをやりたい」孫の面倒をみたいという考えが根底にあるからです。

自分の育児感を、押しつけたり、以前の間違った育児知識を強要します。

昭和30年代頃までの日本社会の風潮としてミルクは母乳に比べてより栄養価の優れた赤ちゃんのための哺乳食品としてもてはやされていた。
また当時母乳哺育をする者は貧乏人、ミルク哺育をする者は金持ちなどの偏見からミルクで子育てをしてきているおばあちゃんが多く母乳で頑張りたいお母さん達に安易にミルクを足すように勧めたり、母乳に栄養価がない、または減っていくなどの誤ったアドバイスをしている現状がある。
森永ヒ素ミルク事件もこのような考え方があったからです。

 一昔前にスポック博士の書かれた育児書が、広く世間に浸透しました。
赤ちゃんが誕生すると、スポック博士の育児書を贈るのが流行りました。どこの家にもその本があったのではないでしょうか。
その育児書には“抱き癖がつくから必要以上に抱くな”“赤ちゃんは一人で寝かすように”“赤ちゃんは一人で寝かせるべだ”などと書かれていました。

日本で行われていた川の字に家族で寝ることなどは否定されました。
ほんの影響で、赤ちゃんを別室で寝かせることなどもされました。
アメリカでは育児書通りに育った子ども達が少年犯罪を起こすケースが多発し、社会問題になりました。
幼少期に必要な愛情を十分もらえずに母子関係が希薄化したため、大きくなってからの対人関係や精神に異常をきたしているのだと思います。

今はこの本は否定されていますが、この本をマニュアルにして子育てした世代が、おばあちゃん、おじいちゃんの世代です。

間違った本の影響を押しつけてきますので、注意してください。

お母さんは、子どもの欠点ばかり見えて気になりますが、不必要なことを言わずに、おじいちゃん、おばあちゃんは、孫のキラリと輝く素敵なところを、見つけて引き出してあげてください。
孫育ての時間を楽しんでください。


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父親の生育歴が子育てに重要!

2007年10月23日 | 父親の子育て支援
我が子にとまどいを感じたり、我が子に興味をもてない父親がいますが、夫に育児を手伝ってもらうようにしていくと少しずつ関わってくれるようになります。
 赤ちゃんを入浴させたり、着替えを手伝ってもらったりしてもらうことです。
おむつなども替えられるようになると立派な父親ですね。
そのくらいになると、赤ちゃんの抱き方やあやし方も上手にできるようになります。

赤ちゃんは母親と父親の関係に非常に敏感です。
夫婦の関係が良好であればあるほど、赤ちゃんの心も安定し、安らぎや満足を感じ、とても育てやすい子になります。
夫婦の関係が不安定であればあるほど、育てにくく、扱いにくいと感じることが多くなります。

「子育てはお前の責任でやれ」「俺は明日早いのだ、子どもを泣かすな」などと子育てを妻の仕事だと言って押しつけて、育児放棄をする夫が多いのも事実です。

この背景にあるのは、夫の養育体験です。夫が自分の父親からどのように育てられたのかが重要です。
夫は、自分の父親のしたことをコピーしてなぞり同じようにします。
中には、母親から親離れできない夫や子離れできない母もいます。

そのような夫との関係は、続かないこともあります。
子どもを授からないと、夫の「本性」が見えません。
こんなはずではなかったと、後悔しても後の祭りです。

いい養育体験があり、多くの家族の中で弟妹の育ちを手伝った夫は、子育てを支える能力を持っていますので、無理なく子育てを支えてくれる頼もしい夫です。

父親が子どもに出来る最大の育児は、妻を思いやる心遣いです。
大きな心と優しいまなざしで見てあげてください。

出来ることを出来る範囲で妻を支えることです。

少しの間でも赤ちゃんを抱いてあげたり、入浴を担当するとか何でもいいです。
買い物でも、食事をつくるでもいいです。
可能な限り、子どもと共に一緒に生活する体験を持つことです。

時には、赤ちゃんと父親の二人で散歩や外出をさせてあげてください。
夫にとっても素晴らしい時間になります。
その時間は、母親の心を赤ちゃんから離して、リフレッシュ出来る時間にすることができます。
父親と赤ちゃんの絆も深まります。
夫が家にいる時には、夫が赤ちゃんと関われるように配慮してあげてください。
父親と赤ちゃんの関係をより豊かなもにするために。

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育児にマニュアルはない

2007年10月22日 | 子育てにマニュアルは必要ない
育児はマニュアルでできますか?
今のお母さんは、マニュアルで学んできた世代ですね。
受験もマニュアル、仕事もマニュアル、ジャヤンクフード店のアルバイトもマニュアル.
何事もマニュアルがないと出来ないように、アメリカから入ってきた商売に毒されてしまいましたね。
そのマニュアルによって、日本語やモラルが「毒され」てしまいました。

ちまたには、妊娠・育児に関連する書籍や雑誌が氾濫しています。
これらの本を読めば簡単に子育てが出来るように錯覚します。

父親が、育児のマニュアルや妊娠情報誌を読むのは危険です。
間違った情報を鵜呑みにして、それを実行しようとします。
正しい情報であればいいのですが、そうでない場合が多いです。
夫婦そろってマニュアルに、はまった子育てをするのは「悲劇」です。赤ちゃんが犠牲になります。

マニュアルに頼らざるを得ないのかと言えば、育った家族の中に兄弟や姉妹がいないから、子育ての実体験がないから、不安で頼らざるを得ないのです。

弟妹がいればその子を、育てている親の姿を見たり、子守をしたりすることで、自然に心と体にその体験が学習され記憶に残ります。
その記憶が、自分が親になったときに役立つのです。自然に記憶が呼び覚まされ「親」にしてもらったことが、赤ちゃんの成長に沿ってできます。
しかし、その体験がなく、一人っ子で育つと養われません。
どうしてもマニュアルに頼ってしまいます。
子育てはマニュアルや育児書では「絶対」にできません。
子育てにマニュアルはありません。
1000人の赤ちゃんがいればマニュアルも「1000通り」いります。
一人ひとり、顔が違うように、体重も身長も、おっぱいの飲みも、量も、時間も、おしっこの量もうんちの量も、寝る時間も、全く違います。
これでもマニュアルは出来ますか?
つくっているとしたら「金儲け」だけで売れるようにしているか、育児雑誌のように、不必要な商品を無知な「母親」に売りつける「広告」を掲載して、「ちょうちん記事」を載せている。高い広告費をとって、ぼろ儲け、だから同じような軽薄な育児雑誌が発行されるのです。また、高い広告費がとれるのは、その広告記事を見て、買う「親」がいるからです。全く愚かなことですね。
今月販売の月刊育児雑誌の一誌では、全広告スペースが32ページありますが、そのうち10ページがミルクメーカーの全面広告です。3分の1です。
「編集部が見つけたオススメ商品をご紹介」ということで「粉ミルク」を推奨しています。

金儲けしか頭にない出版社にしても、売りあげしか頭にないミルクメーカーにしても「赤ちゃん」のことやお母さんのことを全く考えていません。

雑誌の広告で紹介されるものは「全て」が「不必要」なものばかりで、なくても子育てはできます。

結論、子育てに「マニュアル」はありませんし、必要ありません。

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赤ちゃんの指さし

2007年10月21日 | 子どもの成長
赤ちゃんはある時期がきますと指さしをします。
赤ちゃんの指さしは、霊長類の中では人間だけがします。
ゴリラやチンパンジーや猿はしません。
指さしは、言葉を話すようになる前兆として重要な行動です。

1歳前後の赤ちゃんがします。
誰に教えられたわけでもなく、いつの間にかしています。
ああー、ううーと声を出しながら指さします。
私の娘は「だあー」「だあ~」といって、指を指して要求していました。
赤ちゃんによって、その声は違いますので、注意して聴いていてください。

これに応えて行くのは大変ですが、親として精一杯同調して言葉を返してあげてくさい。

言葉がおそい子には、お母さんが「気になるモノや欲しいモノがあったら声を出して指さしてね」というと、もうすぐ話すことが出来る子は、答えて指さしをしてくれるようになります。
お母さんの語りかけが多ければ多いほど、喃語を話してくれますので新生児期から声かけは大切です。

また、言葉を話す準備が整っていない子は、反応してくれません。
赤ちゃんによって発育のすすみ具合は、違います。組み込まれたプログラムに沿って成長していきます。それを支えるのが親です。
赤ちゃんの成長は、赤ちゃんと親の共同作業です。

言葉が話せなくても、興味のある時に「ねー、これなあに」「この動物はなあにー」と言うことが出来ませんので、指さしによってお母さんに要求します。それが「ああー」「ううー」です。
この時期には。赤ちゃんの脳では言葉を理解しているのでしょうね。
ただ「話せない」だけなのではないでしょうか。僕にはそう思えます。

指さしの時期にはめんどくさいなと思わずに、きちんと応えてあげてください。
赤ちゃんは、親の反応やしゃべることをしっかり聞いています。

子どもと親のやりとりを楽しんでください。
赤ちゃんに「わんわんは?」「パパは?」「自動車は?」などと聞くと、そちらに顔を向けたりして、親の問いかけに正しく応えてくれます。言葉の意味がわかっている証拠ですね。
指さしは、まさにベビーサインです。

この後には「あれなあーに」「これなーに」の質問攻撃がやってきます。
この時も、きちんと子どもが納得するまで応えてあげてください。
お父さんも協力してあげてください。

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お母さんは赤ちゃんの安全基地

2007年10月20日 | 人見知り
母親との接触が充分な赤ちゃんほど人見知りします。
知らない人や祖父母が声をかけたり近づくと、お母さんに抱きつき胸に、顔を埋めて隠れてしまいます。
抱かれたりあやされたりすると、赤ちゃんは、恐怖をおぼえて泣きだします。
お母さんの心のシェルターに、避難してしまいます。

人見知りは、赤ちゃんが「安全な人」と「危険な人」の違いを、はっきりと認識出来るまでに成長したという証でとても喜ばしいことです。

それとは別に、安全の認識が育たずに、全てが危険だと思っている赤ちゃんは人見知りをしません。
誰にでも抱かれる赤ちゃんは、危険なサインをだといえます。
愛想がいい子だねと誉められているいてはいけません。
お母さんという「安全基地」を作り直してください。
抱いて優しく声をかけ母子相互の信頼関係を構築してください。

お母さんという心の安全基地が出来ると、子どもはいつでもそこに戻れば安心出来ると同時に、助けてくれるということを認識します。

それが認識出来ると、外の世界に興味を持つようになり、モノをつかんだり、なめたり、叩いたりしたりを夢中になって遊びます。

しかし、これにも個人差があります。早い遅いはあります。

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育児書を捨てて子育て

2007年10月19日 | 夜泣き
夜泣きで悩んでいますという相談がありました。
***********
 私のベビーちゃんもめでたく6か月になり、最近はずりずりとあちこちはいまわったりして目が離せなくなってきました。日に日にできることが増えて驚いています。だたひとつ悩み事が…。助産婦さんにご相談できるでしょうか?3,4か月の頃は夜中起きても1回、うまくいくと朝まで寝てくれることもあったのですが、ひと月くらい前からずいぶん頻繁に起きるようになってしまいました。少なくても3回、多いと6回も起きます。昼間は4、5時間おっぱいの間隔が空いているし、夜中もちゃんと飲んでいるときと、ただひと口くらい飲んでちゅぱちゅぱしているだけのときがあります。おっぱいが足りていないのだとは思えません。ミルクを足しても起きてしまいます。夜中に飲むのがクセになってしまっているのでしょうか?
保健所の離乳食指導でも夜中の授乳はやめた方がいいと言われましたし、自分の体もきついので昼間も「早く寝てくれないかしら…」などとばかり考えてしまい、精神的にもよくないように思います。思い切って夜中の授乳をやめてみようかと思うのですが、どうでしょうか?赤ちゃんも昼間頻繁に寝るので、遊びに行ってもすぐに眠くなってぐずりますし、離乳食の量も思ったほど増えていません。
3日くらい頑張れば夜中はおっぱいをもらえないのだということがわかってくるでしょうか?(育児本などにはそう書いてありますが)。
**************
育児書は多くの問題がありますね。
断乳は、赤ちゃんの心を傷つけます。
自然に卒乳するまでおっぱいをあげてください。
強い心の持ち主になるように。
何度も、何度もいいますが、育児書は捨てて子育てをしましょう。

 夜中に必ず起きるということはよくありがちなことです。夜中に1~2度赤ちゃんに起こされることは世界中の母親もお同じですが、もしお母さんが日中かなり疲れていたら大変なことでしょうね。
この赤ちゃんは以前より夜中におき始めたということですが、成長の過程ではよくありがちだと思います。なぜ???赤ちゃん「そうしたいから。お母さんに甘えたいから・・・」かも知れず、「歯ぐきがむずむずするから?」かも。「昼間の興奮で起きちゃう」のかも。
理由は推察しかできませんが、じっと赤ちゃんを観察して見ませんか?答えてくれるかも・・・・?
夜中に起きることはからだに悪いことではありません。(大人の不眠症とは別です)
 育児書の基準に我が子を当てはめるか、その子のリズムで親が対応してあげるか、のどちらかになります。
16ヶ月前には受精卵に過ぎなかった赤ちゃん。そうそう、本のとおりに行きません。
6ヶ月の赤ちゃんということはお母さんもお産から6ヶ月。厳密にいえばお産の養生は1年は必要なんです。完璧をめざすより母子でゆったりと体を慈しみながらの生活はいかがですか?夜寝ないといけないと思わなくなるとそれはそれで帰って楽になるということもあります。
「夜間の授乳はよくない」はうそです。
離乳食、そんなに食べなくてはいけないということはありません。
ほしいときにオッパイ以外の味も経験させる、そんな気持ちでいいのです。自分からもっと要求してきます。遺伝子にそう組み込まれています。


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母の乳は心を育てる

2007年10月18日 | 母乳哺育
「人間は甚だしく未熟な状態で出生してくる哺乳類です。
母に助けられなければ乳房に自分で到達すら出来ない動物です。
哺乳に付随する母の手厚い養護によってのみ、人間は独立が可能になる。
人間に尊厳をもたらすのは、この母の長い哺育の期間である。」ボールドマン

哺乳の期間を通じて、赤ちゃんは徐々に生きていくための術を獲得していきます。
子どもは、母とはなにか、家族とは何か、家族の外に何があるのか、食物を自力で獲得するにはどうすればよいか、同類とどうやって通信するのかなどを、哺乳の過程を通じて、母の保護のもとで学ぶことが重要です。
ヒトにとっての哺乳は、食べられる食物を母乳を通して学んでいくのです。
牛は、牛乳を通して、食べられる草を生きていくために覚えていきます。

母に愛されることによって、子どもは同類を愛する術を学んでいきます。
人を愛する心や人とのコミュニケーションの取り方を覚えていきます。

ヒトの新生児は、生まれ落ちたときにはとても未熟な状態です。
新生児は「子宮外に出た胎児」と表現されます。
ヒトの子が歩き始めるのは1歳の頃ですから、子宮外の胎児の状況は1歳の頃まで続きます。
胎内環境にいたときのように幸せで快適な生活を送ることが重要です。

この1年間に、人間の尊厳が獲得される。母の授乳は「人の情け」を教える液体です。

本来は、授乳という行為は女性の脳に記憶されます。
小さいときから、母が弟妹や隣人がしているのをみて覚えます。
昔は、大家族で暮らしていましたので自然に子育てを学んでいきました。
今は、妊娠中にお産のことや子育てに必要なことを教えなければ、ますます、悲惨な事件や犯罪者天国になってしまいます。

日本人には、尊厳や人を慈しむ心が乏しくなっています。
今こそ、国を立て直す人作りをしなければなりません。国が滅んでしまいます。
そのためには「親育て」が必要です。

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親を苦しめる健診は害悪である

2007年10月17日 | 自治体の発育健診は問題?
お母さん、月刊育児情報誌などの、商業情報に振り回されないでください。
インターネットの無責任情報も信用しないでください。
育児情報の中にも間違った情報がたくさんあります。

今回の本題です。
健診にいって、これができない。あれができない。だからこうだと、安易な診断や指導をされ、悩む方が多くいます。その方たちがあくの情報スパイラルに入ってしまいます。

○か月健診や1歳健診、1歳半健診などで、問題を指摘され、我が子の身体の発育に悩んでしまいます。
私の元に、これまでにもたくさんの相談が寄せられています。
要注意を指摘されたケースに問題がないケースが多いのも事実です。

赤ちゃんには、発達には個人差があります。
一人ひとり顔や体型が違うように心身の発達が同じ子はいません。双子や三つ子の赤ちゃんでも違います。

健診では、ある数値やデータに基づいて指数化された判別基準によって判別します。

小児科医でも専門医が診ればいいのですが、自治体の医師会から当番制で医師が診察します。小児の発達を診ることができる医師は我が国にはとても少ないのです。
自治体の健診でいい医師に当たればいいのですが、とんでもない医師にあたると悲劇です。

「7ヶ月に入ったところで7ヶ月検診に行ったところ、要観察となりました。
身長は成長曲線の中ほど、頭囲、胸囲は成長曲線内の一番下の方で、体重は出産時は3200gとそこそこだったものの、現在は6200g程度で、生後一ヶ月から成長曲線をずっと下回っています。
今回の検診で要観察となった理由は、お座りが出来ないことと、ハンカチテストでハンカチを取れなかったことです。
お座りは手を前について座ることが少しは出来ますが、不安定。
ハンカチは全く取れません。」

このお母さんの心中は、穏やかではありません。目の前が真っ暗になったことでしょうね。
子育ての仕方が間違った、私がこの子の発育を阻害したなどと自分を責めたのです。
それからインターネットで調べまくって、私のところにたどり着きました。

それまでは、我が子のことを考えるゆとりもなく、引きつった顔でパソコンに釘付けの状態。
赤ちゃんも楽しくありませんね。
医師団の回答では、成長に問題はないのではいかという判断です。

その旨をお母さんにお伝えしましたが電話で、苦しい胸の内を吐露してくれました。
たくさんの涙を流されました。たくさん泣いてもらいました。
少しは元気を取り戻してくれました。
このお母さんは、健診で指摘されてから毎日ハンカチテストをしたそうです。
赤ちゃんは遊びだと思って楽しんだようです。
また、お座りについても練習させていたそうです。

お座りもハンカチテストもやめるように言いました。
お座りは、赤ちゃんの発達に合わせて、その子に組み込まれた情報によって、プログラムどおりに出来るようになります。
それも個人差があります。

我が子を信じることがとても大切ですね。

以前にも書きましたが、保健師も健診で同じようなことをしています。

母子の健やかな成長を支援するために、健診をしているのではないのだろうか?
いつも疑問に思います。
自治体の健診は多くの問題をはらんでいます。
そろそろ民営化したらいかがですか!!!!
今よりだいぶよくなるはずです。
自治体の保健師は、おやめいただき、いい人だけ契約にしたらいいのではないでしょうか。親を苦しめる、小児科医や保健師はいりません。
自治体は、健診のクレームをよく聴かなければいけない。
何度も自治体と話し合いをしますが、馬耳東風です。
厚生労働省の体質的問題ですね。国を変えないとよくなりませんね。
「問題発見」から「成長支援」に考え方を変えないとだめです。

親を苦しめ、親が心配しながら時を過ごすと笑顔が消え、子どもの笑顔も消えてしまいます。
健やかな成長はのぞめません。

コメント (2)
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