今日の花は美しいのですが名前がわかりません。
誰か教えてください。
ムシトリナデシコかとも思ったのですが???
ジャー子さんから教えていただき名前が判明しました。
ヤナギハナガサ(柳花笠) クマツヅラ科
花期:春~秋
ヤナギハナガサは最近目に付くようになった帰化植物である。南米原産で、三尺バーベナとも呼ばれるので、栽培植物として導入されたものが野化したものであろう。多年草であるので、? 長い茎を出し頂上に小さな花が集まって咲きます。
ジャー子さんありがとうございました。
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多くの方が、帝王切開は「悪いお産」だというイメージを持ち、自分を責めておられると思います。
何らかの事情で帝王切開にならざるを得ない場合があります。
しかし、その帝王切開が医師が不安で訴えられたりするのを恐れるあまり安全を最優先して行うこともあります。
そうしてしまったのは、患者の側であり、家族であり、身内です。
我が国も訴訟社会になってしまいました。
医師は精一杯母子のことを思って医療行為をしても、その医療行為によって不幸な結果になった場合に、訴訟をされ、被告席に座らされたら二度と同じようなことをせずより安全で無難な医療行為を行わざるを得ません。
ある医師のVBACについての考えをお聞きしましたので紹介します。
皆さんも考えてください。
次回は、VBACに挑戦したお母さんの手記を紹介します。
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産科の老兵が、一人でぶつぶつつぶやいているものとして聞いてください。
まあ、見回す限りで現在VBACを引き受けてくれる病院・医院はありませんね。(結局 こんな「石橋をたたいて、渡らない」ような産科の現状にしたのは、何かあったら訴えようとする患者さんと、ビビッテいる医者との共同作用の結果ですね。
まず最初の前期破水して24時間たったからと言って、帝王切開するなんて30年前の産科では考えられないですね。私の30歳の時は、抗生剤を使いながら、バルーンを入れて子宮口の熟化、開大を計り、もっと時間がかかってもまず経膣分娩でした。結局は帝王切開になったのはありますが、こうした取り扱いでトラブルが起こった記憶はありません。でも今は・・・万が一、本当に万が一でも児の感染が発生すればーー>なぜ帝王切開にしなかったと言われます。またバルーンカテーテルは破水している人には使わないですね。この操作なしに未熟な子宮口が簡単に熟化するななんて思えないのに・・・
今回の分娩をVBACにするという考えについて
これも30年前の私なら何の検討もなく、VBACでした。
で結果はどうだったかと言いますと、子宮破裂は時々ありました。赤ちゃんは元気に生まれて、問題ありませんでした。赤ちゃんが生まれてからすぐ内診を行い、子宮が破れていないかチェックします。子宮が破れていたら、それから一応緊急開腹術を行い、破れた子宮を縫合していました。つまり子宮は破れても、赤ちゃんは上手く生まれてくれるのです。既往の帝王切開創は薄いから破れるので、出血は余り大したことはありません。破裂と言うイメージからはほど遠いものです。こうして幸い私は、VBACで母児に問題を起こしたことはありません。しかし確かに救急で運ばれて来た妊婦で、破れた創から赤ちゃんがお腹の中に飛び出して亡くなっていたことはありました。今ならこの様な場合はすぐ訴えられるのでしょうね。
一応 日本産婦人科学会の「VBACに対する注意項目について」書いてみます。
1.VBACを行う場合、まずインフォームドコンセントが重要である。VBAC中には100~200例に1の割合で子宮破裂が起こる。(これに関しては、私の経験ではもっと頻度は高いと思う)
2.子宮破裂が起こった場合、母児ともに生命の危険にさらされる。
3.全既往帝王切開妊婦のうち約50%の産婦がVBACに成功する。
4.さらに必要が生じれば、何時でも帝王切開ができる準備を整えた上で経膣分娩を試みる。
5.陣痛促進剤は使用しない。
6.破水後は子宮内圧測定をする。
7.胎児心拍数モニタリングの異常や分娩の進行が見られない場合は、潔く帝王切開に切り替える。
等々の注意書きがあります。
ここで特に問題になるのが4の「必要が生じれば、何時でも帝王切開ができる準備を整えた上で経膣分娩を試みる」です。細かく言えば、何時でもとは さあ手術となると15分以内。専門の麻酔医と新生児救急蘇生の出来る小児科医立ち会いが必要。こんな出来るわけがない準備を要求されているのです。
患者さんにも知ってもらわなければならないのは、何時どうなるか分からないVBACですので、陣痛が始まれば産科医、麻酔医、新生児医その他のスタッフが、生まれるまで傍で観察・待機せよというならどれほどの費用がかかるのか。100万どころではすみません。その様な費用負担をすることなく、安全を買うことは出来ないと言うことです。こうした本当の議論が世の中で行われていないのが問題です。
だから医者側は、何の躊躇もなく不安材料のない帝王切開を選ぶのです。
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これが今の、お産事情です。
参考になりましたか。
ますます、VBACをしてくれる医師が少なくなってきています。
考えさせられます。