ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

たたきぐせ

2022年07月08日 | 母性の大切さ

たたき癖??子どもの成長!

2歳ころになると、よくお母さんから「他の子をたたいて困る」という相談が寄せられてきます。


 今まで、お母さんの抱っこやお膝の上で満足していた子どもは、それには満足しなくなって、お母さん以外の周囲の目に映る物はなんでもめずらしく、興味をもち、落ち着きなく動き回るなんてことは、この年齢になると日常茶飯事となります。

 子どもの側からみると、ぼくはこんなに動けるんだヨ、何にでも興味があるんだ(興味がなくなればぽいっとその対象物はすてて、他の所に移動していることも多いんですが)ということを誇示し、まるで、周囲の大人達に一緒におもしろがったり、一緒に喜んで欲しいと思っているのではないでしょうか?

 お母さんは、他の子を傷つけないか、物を壊さないかとハラハラドキドキの毎日でさぞかし大変なことだと思います。時にはイライラして子どもに八つ当たりなんてこともあるでしょう。しかし、ここで考えていただきたいのは、この年齢の子どもからみると、子ども同士でのけんかは、しごく当たり前で、叩く方の子どもは、けんかの中からある程度の力以上で叩くのはよくない、これくらいなら大丈夫ということを学んでいる側面もあります。逆に、叩かれる子はこのくらいなら泣かないという強さを学んでいる一面もあります。
もし、他の子を叩かないで何とか過ごすことがあれば、頬ずりするくらいに思いっきりほめて上げて下さい。
ただ、誰彼なしに叩きっぱなしなのであれば一度、発達を専門にされる小児科や小児神経科を相談されてもよいかもしれません。


お母さんが子どもをしかりつけたり、イライラして子どもにあたるということは、こどもにとっても「きっと、イライラしてお母さんのように当たり散らしてもいいんだよね」ということを逆に教えてしまっているのだということにも注意する必要があります。
 子どもにイライラするのと同じくらいのエネルギー、あるいはそれ以上のエネルギーで子どもの興味のあることに喜んであげたり、感動してあげたりすることも必要です。
いつもいつも落ち着きがない訳ではないでしょう。すこし、その場でおちついて遊べているときには、「おりこうさんだねー。ママも遊んでいい?」くらいに遊んで上げたり、スキンシップを図ってあげたりすればよいでしょう。
 どうしてもお母さんが疲れて、気持ちが落ち着かないと感じておられるのなら、ご家族やお友達とも相談されてもよいでしょうし、一度、地域の保健所の保健師さんや家庭子どもセンターなどに相談されることも1つの方法でしょう。

大変ですが少し心を落ち着けると、我が子への見方がかわりますよ。
のんびりいきましょう。

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叩きグセは親のしつけや周りの影響によるものではないでしょうか?
悪いことをした時に私がテーブルを「ダメ」といってバンっと一度叩きます。これが怒っているよという私なりの怒り方です。
そのせいか娘も気に入らないことがあるとテーブルを叩き、気に入らないアピールをします。また、よくあるピコピコハンマーやエアーハンマーですが叩く動作につながるますが叩くことは一切教えずエアーハンマーは担ぐものと認識しているしピコピコハンマーは体重をかけて押すとピコピコ鳴る道具と思っています。
保育園の解放園に行っても叩かれて泣かされることはあってもやり返したことはないと思います。手をバタバタ振り上げたりはしますが叩くという行為には結びつかないようです。
まだ一歳なのでこれからなのかもしれませんが。
叩く行為だけではなく赤ちゃんそのものが自分の鏡なのかもしれませんね。人を叩くのに関しては必ず教えている人が存在しているのではないでしょうか?必ずしも親だけではなく祖父祖母知人友人、関係している人間すべて見ていると思います。上で書いたような物と使って叩いたりしていると覚えます。自分がされたからです。ピコピコハンはーは典型的だと思います。
実例を挙げると1歳過ぎぐらいの時に甥っ子が祖父母のの家で曾祖母ちゃんや祖父がハンマーで叩く行為を教えていました。その日から人の頭をピコピコ叩きだし没収されました。
ひげ爺様ブログを久々に拝見させていただきました。考え深いものがあります。1歳一か月娘が歩きだして早3か月、目が離せなくなりました。
また育児の合間を見つけて拝見させていただきます。

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子育ての連鎖

2015年03月06日 | 母性の大切さ

(ヒメオドリコソウ)
子育てを「アタマ」でしていませんか?

子育てに関する意識を、意識して育児情報に求めていませんか。

理屈や金儲けの育児情報紙では、子育ては出来ません。

 

そのような親は、その親が同じようにしていたのかも知れません。

本人の記憶がない胎児や幼児期に親がしていたことをなぞっているように思います。

この時期に、ヒトの根幹を成す基盤が形成されます。

心が安定している産婦の胎児は「愛着関係」が築かれます。これが母子密着育児の始まりです。

この愛着が、その子の対人関係や社会性の礎になります。

泣く、抱かれる、泣き止む、授乳、安心あるいは、あやす、笑う等の母子相互作用によって母子の絆が深まります。

母親には母性が育ち、子どもには好奇心や探求心が芽ばえます。

 これらが育たないと、他人や外界への関心が育ちません。

言葉を話さず、友達とも遊べません。閉じこもったり、ものへの執着が強くなります

子のこらは成人しても、子育ての出来にくい親になります。

これが連鎖です。

 妊娠や子育ては、各々に備わった能力です。

心を平穏にして呼び覚ましてください。

 

人工飼育された類人猿でも、その能力を引き出してあげれば妊娠・子育てが出来るのです。

アタマで考えては出来ません。

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母性と父性

2012年01月28日 | 母性の大切さ
今朝は、寒さで寒椿の蕾が凍り付いていた。
気温が上がれば自然に溶けます。
溶けるまでジッと待っています。
美しい花を自然は見せてくれます。
それを感じる心を持っていれば観ることができます。
わが子の笑顔も感じる心がれば笑顔を見せてくれます。
Img_4049

我が子を育てる上で大切なものは、「母性」「父性」です。
母性は、我が子を無条件の愛で護ることです。
父性は、厳しさをもった慈愛です。
我が子の全てを受容し、安心できる存在が「母性」である。
社会的な道徳感やしつけやマナーを教える力が「父性」である。
全ての人は男女の差が無く、「母性」「父性」を内に持っています。
だからこそシングルマザー、シングルファザーでも子育てが出来るのです。
母の愛は、我が子の全てを「許容」します。父の愛は、「制限」する愛であり、厳しいものです。
しかし、その制限が度を超してはいけません。
慈愛に満ちたものでなければ「暴力」「虐待」です。

人が育っていく上で大切なのは、「母性」「父性」がバランスよく我が子に与えられていくことで「自立」した人間に育ちます。
生まれてすぐの赤ちゃんが心身ともに健やかに育つためには、まず「母性」が十分に与えられることが重要です。
母性が十分に与えられた後に「父性」が必要になります。

両親から「厳格」に育てられた子は、思春期になって「暴力的」になったり親の言うことを聞かなくなります。

大切なのは、親から「無条件に愛される」ことです。
条件つけの愛は愛ではありません。

母性や父性は、誰にでも「無条件」に備わっているものではありません。
親から受け継ぐものです。親から「慈愛」に満たされ育った人は自然な行為として我が子に捧げることができます。
備わっていない人は、妊娠中からお腹の我が子を慈しむ日々を送ることで自覚してきます。
赤ちゃんを産んだからといって誰にでも「母性」は備わっているものではありません。
生んだ後の「復職」や「保育園」探しを考えている「女性脳」には、芽生えにくい。
自分を犠牲にしてでも我が子へ愛に満ちた行為が自然に行えることが大切です。
それによって「愛着」が生まれます。
このことをあなただけではなく、これから出産を迎える方や隣人に伝えてください。
また、あなた自身ももう一度、母性と父性について考えてください。
夫婦で話をしてください。




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母性と父性

2011年09月27日 | 母性の大切さ
今朝もこの地、特有の朝霧がかかりました。
霧がかかると好天になります。
この霧が、植物の生育を促進します。
Img_3361

我が子を育てる上で大切なものは、「母性」「父性」です。
母性は、我が子を無条件の愛で護ることです。
父性は、厳しさをもった慈愛です。
我が子の全てを受容し、安心できる存在が「母性」である。
社会的な道徳感やしつけやマナーを教える力が「父性」である。
全ての人は男女の差が無く、「母性」「父性」を内に持っています。
だからこそシングルマザー、シングルファザーでも子育てが出来るのです。
母の愛は、我が子の全てを「許容」します。父の愛は、「制限」する愛であり、厳しく許さないものです。
しかし、その制限が度を超してはいけません。
慈愛に満ちたものでなければ「暴力」「虐待」です。

人が育っていく上で大切なのは、「母性」「父性」がバランスよく我が子に与えられていくことで「自立」した人間に育ちます。
生まれてすぐの赤ちゃんが心身ともに健やかに育つためには、まず「母性」が十分に与えられることが重要です。
母性が十分に与えられた後に「父性」が必要になります。

両親から「厳格」に育てられた子は、思春期になって「暴力的」になったり親の言うことを聞かなくなります。

大切なのは、親から「無条件に愛される」ことです。
条件つけの愛は愛ではありません。

母性や父性は、誰にでも「無条件」に備わっているものではありません。
親から受け継ぐものです。親から「慈愛」に満たされ育った人は自然な行為として我が子に捧げることができます。
備わっていない人は、妊娠中からお腹の我が子を慈しむ日々を送ることで自覚してきます。
赤ちゃんを産んだからといって誰にでも「母性」は備わっているものではありません。
生んだ後の「復職」や「保育園」探しを考えている「女性脳」には、芽生えにくい。
自分を犠牲にしてでも我が子へ愛に満ちた行為が自然に行えることが大切です。
それによって「愛着」が生まれます。
このことをあなただけではなく、これから出産を迎える方や隣人に伝えてください。
また、あなた自身ももう一度、母性と父性について考えてください。
夫婦で話をしてください。



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心が外を向いていませんか

2011年09月14日 | 母性の大切さ

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親の身勝手な行動で「我が子」を犠牲にしていませんか?
小さな子どもを、自分の「学び」「遊び」に連れ回していませんか?
同窓会、友人との親睦会、◎◎学習会、◎◎研究会、母乳の会、育児の会、講演会などに小さな子を連れて参加している親がいますが、我が子のことを考えているのでしょうか?
外しか見ることが出来ない身勝手な親が多すぎます。
連れ回される「子ども」が可哀想です。哀れです。
親の自己満足です。

それらに参加することが、職業上の技術や知識の向上に役立つなら多少無理しても参加する意味があります。
しかし、赤ちゃんを連れて素人が参加しても犠牲の方が大きい。
長時間の移動は赤ちゃんにとっては、過酷である。

学ぶなら、自宅で出来る範囲でやる。
子育てが一段落してからやる。

子育て中は、真剣に我が子と向きあわなければいけない。
子どもが成長してから必ず何かが起こるだろう。
後からでは取り返しがつかない。

我が子を「欺して」連れ回さないで欲しい。
子どもは、家で生活するのが一番好きなのです。
子育て中は、焦らず我が子中心の生活をしてほしい。
我が子に心を置いて欲しい。
家族に心を置いて欲しい。
外に心が向いているのは、脳が「女性」だからです。
「母性脳」になってください。
我が子を「慈愛」の心で育てることができます。




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乳幼児期に大切な母子関係

2008年11月13日 | 母性の大切さ
乳幼児期の子育てに母性が育まれることの必要性を、産科医の岡村博行先生が書かれた文章から抜粋してみました。
****************
乳幼児期の母性的養育をないがしろにした風潮の結果として、たとえば大阪府心理相談所に来所した育児中の母親達の間に見られる問題点として、以前は手抜き育児が挙げられていたのですが、現在では全く子どもを放任している、育児を顧みようともしない、つまり育児放棄している母親たちが増えていると報告されています。
そして、かかる母親たちに育てられた子どもたちに生じている訴え(2000のデータ)では、一歳6ヶ月児では無表情、3歳児では情緒的問題の訴えが最近の新しい特徴となっています。

そして子どもを抱かない、愛さない、心を無視する親たちに育てられた結果、多くの保育所では、要望がかなうまで自己主張をやめない子、友達に八つ当たりをする子、殆ど泣き止まない子、その場に適合できない子の様な情緒障害児が増えており、そのなかでも無表情とか抱かれる事を嫌がる子どもたちの場合、“末はNEETか、引きこもりっ子か” 、将来どのような人間に育つってしまうのか憂慮されます。

このように絶対的更には相対的依存期である乳幼児期早期の子どもたちに、母性的養育が欠如或いは不十分な場合、子どもは情緒発達不全や愛着形成不全のまま育ってしまう可能性が高く、その結果青少年の間で問題行動や非行の多発することが懸念され、いや現実にその事実が指摘されています。

現在のわが国は、乳幼児期の愛着形成不全が異常な子をうみだし、異常が普通の社会となっていますが、その原因を乳幼児期に求めるならば、その一例を挙げると、牛の乳による哺乳瓶保育があります。
 今から僅か半世紀前まではお母さんは自らの肉体の一部を母乳に変え、自らの身体を赤ちゃんの栄養として赤ちゃんを育てていました。

現在は牛のお母さんにヒトの赤ちゃんを育てて貰う時代です。
母親のbonding形成にどのような影響を及ぼすでしょうか。また、出産直後からの母と子を分離してしまう新生児室制度にしても、現在では医療先進国のうち、お母さんの疲労を理由として、出産直後からの母と子を別室に離しているのは、わが国だけとなっています。

 日本の女性は精神的にも肉体的にも弱くなってしまったのでしょうか。それとも日本人の美徳と言える思いやりの精神の故でしょうか。はたまた営業的理由(?)からでしょうか。

“乳幼児期の母子関係の重要性を軽視し、母性的養育をないがしろにした結果として、母子の同一化によって育まれるべき子どもの情緒的発育・・・愛着形成不全に遅れや歪みを生じている。
その結果、乳幼児期における些細な母と子の心のすれ違い(関係性の障害)によるミクロトラウマが生じやすく、そのまま放置され、累積された場合、やがて児童や思春期に至って、心の問題や精神障害となって顕在化する恐れがあります。”
* ***************
乳幼児期の母子の愛着形成の大切さを感じ取っていただけましたでしょうか。
岡村先生は、「母性を育むーソフロロジー式出産と母乳育児 」とい本も書かれています。
一度皆さんもお読みください。



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