ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

赤ちゃんの歯が黄色い

2008年11月15日 | 小児歯科
質問「歯が生え始めたときから少し変色が見られるのですが」・・・という質問に、なかむら小児歯科医院の中村孝先生に回答していただきました。
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歯の変色の原因にはいくつかあります。
乳歯の場合は歯の表面(エナメル)すべてがお母さんのおなかの中にいたときにできますので胎生6-7週以後のお母さんの体調(つわりがひどく食べ物が十分に摂取できないなど)などによってその時期、持続期間によって形成不全の部位がかわってきます。また遺伝的な要因も一因となることがあります。母親が妊娠中にテトラサイクリンを服用するとその時期に対応した乳歯に黄褐色の変色が起こる場合があります。

怪我をされても神経が死んでしまって黒ずんでくることがあります

(乳歯、永久歯ともに)。歯の表面に黒い沈着物が付くこともあります(乳歯、永久歯ともに)。むし歯の進行を抑える薬(フッ化ジアミン:商品名はサホライド)を塗るとむし歯の部分が黒くなります。永久歯の場合全部の歯あるいは左右対称の歯に現れるものとして、その歯が形成されている時期の栄養障害、発疹性熱性疾患、内分泌障害、ビタミンの欠乏、フッ素、遺伝などがあります。一本だけ変色している場合には乳歯の根に膿が溜まっていて永久歯の芽に感染したり、乳歯の外傷の影響で永久歯の芽に傷ができたりして歯の表面の形成がうまくいかないで着色を起こすことがあります。
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中村先生ありがとうございました。



コメント (1)
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