ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

お産は子育ての準備運動

2015年11月05日 | いいお産

お産をどのように迎えるか考えたことがありますか?

お産について考えるのは夫婦で共に考えなければなりません。

出産は、夫婦、そして赤ちゃんとの共同作業です。

 

医者も助産婦もあくまでもサポーターです。

主体は、産婦とお腹の赤ちゃんです。夫や家族は伴走者です。

 

私の元に来る相談の多くは、本来「自分自身」で解決すべきものが多数です。

 

その背景にあるのは、生育する中で「自立心」を養う「家庭教育」や「人間教育」が成されていないことに起因しているのではないでしょうか。

本を買うにも「ランキング」書店で、売れているから買う。

本は必要な知識を身につけるために買うのではないのか。

操作されランキングの上位の本を買って意味があるのだろうか?

だまされやすい「人々」であることか、嘆かわしい。

 

お産は「ゴール」ではありません。子育ての「準備運動」です。

本当に大変なのは子育てです。

子育ては、夫婦のこれまでの育ちの中に蓄積された「愛」に裏打ちされます。

 
多くの人から「愛」を授かり親になった夫婦は我が子に「無償」の愛を惜しげもなく与えることが出来ます。

 真実の「愛」は金銭では買えません。

愛を得るためには「愛」が必要です。

 
お産や子育ては、「愛」の深さを試されます。

いいお産が出来るのは、お腹の赤ちゃん充実した時間を共有した場合です。

 

いいお産とは、経膣分娩だけではありません。

帝王切開も難産も、不幸な結果になったお産も全てがいいお産です。

お産の時を迎えるために、どれだけ心を豊かにしたのか、それが十分であればどんなお産でもいいお産です。

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育児不安は妊娠中から

2015年02月27日 | いいお産

子育てに不安を抱えている方からのアクセスが増えています。

子どもの頻尿、子育て苦痛、子育て失敗、赤ちゃん笑わない、目を合わそうとしない、抱き癖、体重が増えない、等々のキーワードで検索して、僕のブログにたどり着いています。

多くの方が子育てに悩んでいます。
それはごくごく当然です。

子育てが楽しいと言っているお母さんは、ほんの一握りです。
初産の方の9割は悩んでいるのではないでしょうか。
その背景には、出来ちゃった婚や妊娠してから慌てて産科に駆け込む。

病院を探す条件は、近所での評判を聞いたり、込んでいる、病院が綺麗等の条件で探す。
そして、病院名を頼りにホームページにアクセスしてそこに書かれている内容を見る。
そこで重視するのは、お産にかかる費用、病室が個室かどうか、アメニティがどうか、料理が豪華、退院プレゼントがあるか、女医がいるか、胎児のエコーの画像がもらえる、などなどが選ぶさいのチェックポイントのようです。

おいおい、待てよ、それってお産に関係ないよ。

そんな条件で、産むところを決めるのか!!!!(怒)
ふざけるな!!!と、爺は怒り心頭になるのである。
そんな、条件で探したって、そこでいいお産が出来るかどうかなんか「わかりっこない」見せかけの豪華さにだまされるな。

産院の考え方、妊娠中の産婦教育、産後のフォロー体制、子育てのための教育が行われているか、出産当日から母子同室か、母子同床か、会陰切開が少ない、入院中の食事は和食中心であるか、等々を、参考にして選んでください。

初産は「個室」は避けてください。先輩ママから入院中にいろいろなアドバイスがもらえます。退院後もお友達になれます。

子育てを不安にさせる要因の中に、実母が「楽しい子育て」をしていない。
乳児期に、親がイライラして子育てをした場合には、その子が親になったときに乳児期の体験が思い起こされ不安になルことがあります。

また、抱かれて育てられていないと、抱かない子育てをしてしまいがちです。

子育ての世代間連鎖です。
その連鎖を断ち切りましょう。
本来、その連鎖を断ち切るのは、産科医や助産婦の役割です。

妊娠・子育の力を引き出してくれる施設を探しましょう。
見せかけの豪華さやサービスに欺されるな。

子育てをしているお母さん、楽しい子育てをするためにも。

不安を抱えているなら、その不安を誰かに伝えて「助け」を求めてください。
助けを求めることは、恥ずかしいことではなりません。


子育てに不安を抱えるのは、悪いことではありません。
一時でも早く相談をして、子育てが楽しく思えるようになってください。
ちょっとしたヒントで、明るく前向きになれます。

 

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自宅分娩

2014年12月23日 | いいお産

先月、自宅でお産をしたお母さんと赤ちゃんを訪ねてきました。

生後1ヶ月になりますが、とてもいい顔をしていました。
徳を持って生まれてきた赤ちゃんです。
 
お母さんも第2子で、第一子の時とは、扱いがまったく違うと、おばあちゃん(実母で、とっても若いです)が言っていました。

 その大きな要因は、第一子のお産をした産院のお産と産褥期の考え方が、子育てを難しいものにしているのだと思います。

妊婦が主体的に産むのではなく「病院が産ませる」という考え方では、お産がゴールになってしまいます。

それに追い打ちをかけて、早期の母子分離を、新生児室で行い3時間おきの授乳。

これが母子の愛着を阻害し、子育て力と母性の成熟を阻害します。
「母子別室」
産後の一週間を、「デラックスホテル並みの豪華施設でフランス料理を食べ、赤ちゃんはベビー室に預け、母親はエステで一生の思いで作り」と言うようなみせかけのきらびやかさと、安楽さが持てはやされています。
そこには産後の一週間が母と子に絆つくりに必要な母性を育み時です。
さらには母乳の確保にとって特異的な鋭敏期とも言える大事な一週間であることを忘れて、自分の生活を満足するという人もいます。

医療者もお産の疲れを癒すために、ということで推奨しているのも事実です。
マタニティ雑誌はそのような病院を推奨しています。これらのお産を「ブランド出産」と言う人もいます。
別室制の施設で教えられた赤ちゃんの扱いを、最良の育児法であるかのように錯覚して、帰宅後もそのやり方をまねて育児するしかないのが実情です。
その結果、育児不安を欠けてしまいます。赤ちゃんの扱いと母乳哺育による母性が完成されないからです。


母と子の絆がつくられないと「可愛いはずなのに愛せない」と悩む母親になってしまいます。
お母さんと同じ部屋で産後を過ごす「母子同室」では、
出生直後から母と子を同室にする事により、赤ちゃんから発せられる様々なメッセージを感じることができます。
泣き声やその視線に対して、母親はすばやく反応し、授乳し、、オムツを替えてやり、話し掛け、そして抱っこを行います。
するとそれに対して赤ちゃんは、早期から養育者である母親が自分に関心を向けているかどうかを敏感に感じながら発育するといわれてます。
母親からの働きかけに対して、赤ちゃんも反応し、お互いに密接で深いコミュニケーションが育まれます。

この母子相互作用により赤ちゃんには母親に対する愛着が育ち、母親の母性はより豊かになります。母と子の心理的一体感が育まれると共に、親子の絆もまた強いものに育っていきます。
「最初の一週間」こそ育児体験を持たない、核家族化する今日の妊婦さんにとっては、育児実習のゴールデンタイムでもあるわけですが、この人生の始まりにおける一瞬の手抜き、うっかりした瞬時の息抜きが、一生の悔いになります。
 多くの赤ちゃんは天国のような胎内生活を経験し、産道ではこれまで経験したことのない痛みや苦痛の試練を経て、新しい生活が始まります。
それまでの暖かく宇宙遊泳のような楽しい世界と比べて、この未知の世界は騒がしく、まぶしく、寒く、そして重力のある、不自由な世界です。
赤ちゃんにとっては、胎内の天国から「地獄の苦しみ」を受けるのです。
寂しくて、寂しくて、お母さんを呼んでも誰も来てくれません。

赤ちゃんはストレスを抱えます。
自宅のお産では、いつもお母さんが側にいてくれます。

安心感から、泣くことも少なく、落ち着いています。
この裏には、お母さんの心の安定やゆとりがあります。

それが子守歌のように、心地よいのです。
第一子の4歳の子を、心配していたのですが、安定しているようでした。

自宅で産んだ後、1週間後から姑さんの家に行ったのですが、この間に、心のバランスを崩したのと、我慢をしてストレスがたまったのでしょうね。
「おねしょ」をするようになったとのことです。
自宅に帰ったら無くなったとのことです。

心に不安があるとおねしょをするようになります。

このときに叱らず、そっとしてあげましょう。
落ち着いて、おねしょをしなくなったら思いっきり誉めてあげましょう。
 それにしても、素晴らしい赤ちゃんとお母さん、お兄ちゃん、おばあちゃんの笑顔を見ることが出来て幸せでした。
とてもうれしかったです。
おばあちゃんが側でみているだけで、お母さんは安心して子育てに専念できます。おばあちゃんの笑顔と家族を見守る優しいまなざしがとても美しかったです。感動しました。
みんなの笑顔が、この活動をしていて、一番うれしい「お布施」です。

感謝
この子たちの21年後を頭に描きました。
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お産は命を知ること

2014年12月13日 | いいお産
自宅分娩された方の所にサポーターにいかれたママさんからコメントをいただきました。
素晴らしい文章なのでご紹介させていただきます。
******************
ひげ爺さま繋がりの友人に無事元気な赤ちゃんが誕生しました。
ママも赤ちゃんも、ホントよく頑張ってくれました~(*^_^*)


ご縁があって、朝から分娩までお付き合いさせて頂く機会に恵まれました。
家族でもない私を受け入れてくださって・・・本当にありがたい・・・です。

ゆったりと時間をかけた静かなお産でした。

パパは、ずっとママに寄り添い、腰をさすり~
お姉ちゃんは、「ママ、赤ちゃん頑張って~」とかわいい声援を送り~
おばぁちゃまは、ママの為に、身の回りのお世話や栄養満点のお食事やお茶の準備~
みんなの優し~い愛に包まれて赤ちゃんは産まれてきてくれました。

昨夜から、なかなか陣痛が進まず、今日の夕方まではママは、本当につらかっただろうと思います。ママの頑張りに拍手~!!!

助産師さんが到着されてからは、ズンズンお産が進行していきました。
赤ちゃんの頭が見えだした時、お姉ちゃんは不思議そうな眼差しで見つめていました。
お産終盤戦は・・・赤ちゃんが自らの力でママの中からヌル~ッ、ツルンと出てきました。
誕生すぐ泣くこともなく、安心しきってたのでしょうね・・・

ママの胸に抱かれ至福のひととき~
間もなくして、ご近所のお友達もかけつけて下さり、みなさまからの祝福の嵐~
ご近所の子ども達も産まれてすぐの小ちゃな赤ちゃんに釘づけです。
赤ちゃんどっから産まれてきたん~?の質問に~戸惑うママたち。
そこですかさず助産師さんの子どもでもよくわかる的確な回答
赤ちゃん産まれる大切な場所やから、トイレの時、前から後ろにちゃんと拭こうね~っと。

みんなのママもこうやって一生懸命にみんなを産んでくれてんよ~
だから、お誕生日にはプレゼントおねだりしないでママにありがとう~って言ってあげてね~っと。

赤ちゃんとママを繋いでくれていたへその緒のカットの瞬間も、ご近所のみなさんに
見守られながら行われたそうです。
胎盤の役割の説明も、実物を使い、皆さんの前でされたそうです。
なんてアットホームで素晴らしいんでしょう~
こんなにも貴重な体験を共有されたご近所のママさん&ちびっ子たち~
これからも今まで以上に、ママ&赤ちゃん&Kちゃんの力強ーいサポート隊に
なってくれることまちがいないですね~!!!

友人やご近所さんを巻き込んでのお産って素晴らしいですね~!!!
赤ちゃん抱っこの時も、パパが抱き~次にお姉ちゃんの順番がきたとき・・・

助産師さんが「世界にたった一人の大事な妹だよ~」と手渡されたそうです。
小さな腕の中に抱かれた赤ちゃん、新米お姉ちゃんの優しさ・あたたかさを
感じたことでしょう~
同時にお姉ちゃんも・・・自分よりも小ちゃな存在の妹のことを愛おしく
思ったでしょうね~

この話を聞いて・・・こころがあったか~くなりました。
産まれたての赤ちゃんの前での「いのちの素晴らしさ」の特別授業に真剣に聞き入る子ども達でした。
助産師のFさん・Nさん本当にありがとうございました。

友人のお産は・・・その場に集まった何人もの子ども達にもママ達に多くのメッセージと感動
そして幸せを与えてくれました。 いいなぁ~自宅出産って・・・

もちろん私も、いっぱ~いの幸せを・・・感動を分けて頂きました。
ありがとう~!!!  Nちゃ~ん!!!
今夜は幸せをかみしめて眠りについてることでしょうね~
今日は嬉しさと感動で眠れそうにありませ~ん

    ************
多くの人に祝福される命は幸せです。
それを選んだお母さんに敬意を表します。
その感動を忘れず、楽しい子育てをしてください。
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命の大切さ

2012年04月10日 | いいお産
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 命の大切さとはかなさ。?神から預かった命は、再び神の元に召されるときまで親に育まれます。
?誕生した命は必ず「死」を迎える。
?お産もまた母が自分の死をかけて新しい命を生み出します。
?お産は、本来、神が司ります。
今の人々にはその意識が希薄です。?希薄というよりその意識が備わっていないのです。?
従って新しい命の誕生を「人まかせ」「医師まかせ」にしています。
神から預かった命も多くの医療施設では、すぐに母子分離をされてしまいます。
?母子分離された新しい命は、人生最初の瞬間からストレスにさららされます。
お産も、医療従者につごうで流れ作業で進行され、赤ちゃんの意思に反しています。
?赤ちゃんは、神の啓示を受け、自らの力で生まれてきます。?
お産は「神の領域」です。?神々しく神秘的なものでなければなりません。
神の啓示を受ける前に産まされ、分離された命と、神の啓示を受け自らの力で母子の対面をした赤ちゃんでは、ストレスのかかりかたが全く違います。その差は、成長に大きく作用します。
産み場所探しは慎重にしてください。?新しい命の心の発達に大きく影響します。



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母の受難

2011年02月07日 | いいお産

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昨日のブログに敬愛する産婆である藤原鏡子さんからコメントがありましたのでご紹介します。
誕生日は「親に感謝」大切な思いですね。

私の師匠のデスクに“汝産まれし日は、母受難の日なり”という短冊が飾ってありました。
本当は赤ちゃんも苦しいのですが、一人の人間を産み出すことは、
命がけなんだということですよね。
だから、私もお産に参加したお兄ちゃんやお姉ちゃんには、
「あなた達もお母さんがこんなにがんばって命をくれはったんやで。
そやからお誕生日にはプレゼントちょうだいっていう前に、おかあさん産んでくれてありがとう・・やで!」と、言うようにしています。
お説教くさいですが、子ども達は結構真剣に聞いてくれます。命、親子の愛、素晴らしいですね。」


「汝産まれし日は、母受難の日なり」素晴らしいですね。
「母」は命懸けで「お産」をするそれを忘れていますね。
「誕生日」は母・父に感謝する日ですね。
子どもにもきちんと説明しなければいけませんね。
素晴らしいコメントありがとうございました。




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今、産まれましたの連絡

2010年10月22日 | いいお産
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今、産まれましたの連絡が産婆さんから入りました。
昨日が予定日の産婦さんに電話を入れたのですが「微弱陣痛」があると言っていたので明日は産まれるよ!!
と言っていたのですがその通りになりました。
またまた孫が増えました。
たくさんの孫がいてうれしいです。
これも活動の勲章です。

三人目のお産ですが、上の二人は総合病院で里帰り分娩でした。
今回は、自宅分娩を選択されました。
お産の相談を受けたので、自宅分娩するための心構えをお話ししました。
上の子にためにも命の大切さを教える上でも最大の教えです。

産婆さんから産まれたよ!!
その後すぐに、下の子が電話に出て赤ちゃん産まれたよ!!
僕、お兄ちゃんだよ!!の弾んだ声でした。
その後に、お母さんが電話に出て「産まれたよ!!!」「感動した!!」「幸せ!!!」
心からお産を楽しんだ様子が、弾んだ声から感じ取ることが出来ました。
爺も幸せで目頭が熱くなりました。
お産の場に立ち会っているような錯覚にいつもなります。

この産婦さんは妊娠中に産婆から「柳葉魚ちゃん」と呼ばれていました。
妊娠中の体型がまさに「柳葉魚」の様でした。
爺も柳葉魚ちゃんと愛を込めて呼んでいました。

赤ちゃんは、お母さんの胸の上でカンガルーケアをしてもらっています。
産婆さんはその時も赤ちゃんの様子を絶えず観察しながら「後産」に備えています。

最後に、長男が電話に出て僕もお兄ちゃんだよ!!と言って喜んでいました。

お母さんは、「女の子」を願っていました。
爺「また男の子」といったらはずれ!!!
「女の子」よかったよかった。

ご家族の幸せをお祈りします。
会える日を楽しみにしています。

今年も多くの誕生の現場報告を受けました。
幸せです。
感謝!感謝!!感謝!!!




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高層マンションは流産が多い

2010年08月15日 | いいお産
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「高層階の妊婦注意」の記事が今朝(10年8月15日)の神戸新聞に掲載されていました。?記事を紹介します。
「マンションなどで暮らす妊婦のうち、30代半ばで出産を迎える場合、高層階に住む人は運動不足などから流産のリスクが高まる-。
集合住宅に住む20~30代の妊娠経験のある女性を対象にした調査でこんな結果が出た。?
 調査を行ったのは、東海大学医学部(神奈川県)の逢坂文夫講師(公衆衛生学)ら、
出産年齢によって?①27歳以下(862人)?②28~33歳以下(880人)?③33歳以上(215人)?のグループに分けた。
全体で191人が流産を経験、年齢が上がるのにつれ上昇した。?
さらに、1~2階、3~5階、6~9階、10~14階の居住階別ににグループ内の流産割合を見たところ、5階以下に住む人の間では年齢ごとのリスクに大きな変動は見られなかった。
?しかし、 ③33歳以上(215人)うち 6~9階住む21人では8人、10~14階に住む6人では4人が流産を経験。
?③33歳以上(215人)グループでは特に高層階へ行くほどリスクが高めになることが分かった。
?逢坂講師は高層階居住の妊婦が高めにでた理由として?外出の機会が少なく運動不足になりやすい?建物に微妙な揺れがあって落ち着けない?などが考えられる」としている。

?爺は子育て中は、できるだけ賃貸住宅に住むことを勧める。
?将来何が起こるか分かりません。?
子どもの将来を考えるとローンや家に縛られがんじがらめの生活をするべきではない。
?子どもが大きくなってから持ち家を買えばいい。
?これから妊娠・子育てをする方は、高層マンション、タワーマンションの購入は待った法がいいのではないだろうか。?
高層マンション時代が到来してまだ日も浅い。
?これからどのような人体への影響が出るかわからない。?熟慮されることを願う。





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お産の記録

2010年04月11日 | いいお産
今日の花は「桜」です。
近所の集落の山に咲く桜が素晴らしいので紹介します。
爺はソメイヨシノや八重桜、しだれ桜よりも山桜が好きです。

同じような花が沖縄をのぞく全国に植樹されているのはおかしいです。
桜の並木などは、皆さん喜んでいるが、爺には作為的で美しいとは思えない。
大阪の造幣局の桜の通り抜けは有名ですが大阪に住んでいたころも一度も行っていません。
行く気にならないのです。

里山や幽谷に葉とともに咲く楚々とした花が好きです。
だれも愛でることがない山桜には、感動します。
Photo

今日はお産の記録をご紹介させていただきます。

  ***********
子宝ママさんのお友達のご出産のお話、とてもすてきなお話だと思いながら読ませていただきました。

私の話など、ちょっと間の抜けたもので、お恥ずかしいのですが
それもまた、私にちょうどいい出産だったのだと思います。
(その割には、かなり長くなってしまいました。すみません。)

いろいろ考えて・・・・とても大切なことがあったので
妊娠する前からお話させていただこうかと思います。

結婚したときに、「子どもはいらない。」と周囲に宣言していました。
子どもの存在をうっとうしいと思うタイプだった私は、間違ってもいらないと思っていました。
また出産も恐ろしかった。

そんな自分が大きく変わるには、約10年かかりました。
少しずつ外堀を埋めるように、いろんなことがありました。
きっと何かの、力が働いていたのでしょう。

振り返ってみると、考え方を変える一番大切な出来事がありました。

元気だった義理の母方の祖父は、縁は遠いいのですが良くしてくださるので、甘えて折々にお顔を見に伺っていました。
その義祖父がアルツハイマーになり、ぼんやり座っているだけになりました。
あれほど元気だった方が、みんなに囲まれて、ぼんやり座っている姿は、寂しいものがありました。
あるとき、6ヶ月位の赤ちゃんを連れたママが、義祖父に挨拶に来ていました。
いつものようにぼんやり座っている義祖父に、お世話をしている叔母が
「おじいさん!この間 産まれたんだよー!」と耳元で大きな声をかけました。
すると、眠るか座るか食べるかだけだった義祖父が、スッ と、手を伸ばし、
抱こうとする素振りを見せたのです。
驚きました。すごく、神々しかった。
その姿に、理屈ではない「命のリレー」をみたような気がしました。

結局、義祖父のその手に赤ちゃんが渡ることはなく、もどかしい思いをしたのですが、
あの命のリレーを女性は身体に宿せる、と思ったら自分の身体を尊く思えるようになりました。
自分にもし、生命が宿せ産み出す力が備わっているとしたら、それを、自分のエゴで無にするようなことは愚かだと思ったのです。
頭で考えることより、もっともっと崇高な営みがあるのだと。

その後、しばらくして、一人を流産し、少しして、新たな命を宿すことができました。
何人分もの命をこの身体に宿し、預からせてもらった思いでした。

近所の病院に行くのが当たり前と思っていたので、何も考えずに通院を始めたのですが、
検診のたび、数値の確認だけ。
今どうやって見えない「我が子」と向き合っていけばいいのか、全く指導がなく、疑問に思いました。
妊娠期間というものを、病院はどう捉えているのだろう?とズレを感じ始めました。
その病院で出産した方々と話す機会がありました。
伺っていると、やたらと、むずかしい薬や知らない処置があるので、
調べていくうちに、出産に果たして自分は耐えられるだろうかという不安も、もたげました。
その頃、偶然にもテレビで「助産師」という仕事を紹介していました。
古い時代のドラマにでてくる割烹着のおばちゃんくらいの印象(すみません!!)だったので、衝撃でした。
出産方法は選ばなくてはいけないと思いました。
これも偶然に、その助産院が行けなくもないところにあり、相談に伺うことにしました。

40歳初産の高齢出産のリスクがあり、受け入れるのは難しいと断られました。
ですが、自分の出産に対する思いのたけをぶつけさせていただいたら、
妊娠期間中は自宅で助産院の助産師さんのケアや検診を受けながら、
出産場所は、外部助産師の入室を認めている病院(フリースタイル出産・カンガルーケア・母子同室・完全母乳)の施設を借りて出産するというオープンシステムなるものを紹介してくださいました。(これ、病院ではあまり公にしていませんでしたが・・・ここで紹介してもいいのでしょうか?)

助産師さんと出会えたことで、ようやく、お腹の子と過ごす妊娠期間の取り組みが、はじまりました。やっと、母親になる準備が始まったような気持ちでした。

出産は雪が降り出す寒い日でした。
私は病院がかなり遠いのを心配していました。
しかし、お腹の子が、病院に早めに行けるようにしてくれたのでしょう。
うっかり勘違いする規則正しい収縮が早朝に起こり、渋滞にまきこまれることもなく
病院に行くことができました。
本当なら帰されるところですが、医師がかすかな破水に気付いてくださり、
朝から、分娩を待つ部屋に居座ることができました。

脱線しますが・・・・、
この日は、月も大潮の前日。
寒さも相まって、たくさんの出産がある日でした。
何人を見送ったことでしょう。なんだか長老の気分でした。
そのなかに気になる妊婦さんがいました。
入ってきたその姿は、膝上スカートにタイツ、ヒールは低めですがパンプス。若い妊婦さんでした。
破水もおしるしもないのに、入ってきてからずーっと酷い痛みを訴えていました。
痛みの「間隔」というのも全くなく、痛がり続けました。
こんなケースもあるのかと怖くなりました。
助産師さんがやってきて、彼女を電気毛布で包みました。
しばらくして、痛みは間隔をあけるようになり、彼女も冷静さを取り戻し、
分娩室は、正しい空気に戻りました。


私の出産は明日だというので、誰にも相手にされず、病院の階段を上り下りしていました。
壁にすがるほど痛みがあっても、がんばりすぎたか、
「そんな歩けるんだからまだまだよー」と言われ、
陣痛とはこんなものではないらしい・・・と誰もわかってくれないーと、しぶしぶ、一日中再び歩き回っていました。
寝る頃になって、寒気がするので、毛布が欲しいとお願いしたときに、破水。
進行が早く、すでに8センチ。
念願の分娩室に移動しました!
本来取上げをお願いする助産院の助産師さんも、立ち会うはずだった主人も間に合わない、医師の到着も間に合わず、という、スピード出産となりました。

誰もいないこの心細い状態を、パッと見て8人くらいの助産師さんがすばらしいチームワークで動いてくださるのがわかりました。
陣痛は、ものすごいエネルギーでした。
赤ちゃんってエネルギーの塊!!!すごいものだと思いました。
こんなエネルギーで子どもは産まれて来るのだ、応援しようと自然に思えました。
「痛い!」と言うよりも「がんばって!がんばって!大丈夫だよ!もう少しだよ!」とお腹に語りかけ続けました。

妊娠中の検診で、助産院の助産師さんに陣痛のことを伺ったら、、
「痛みを感じると身体は縮まろうとするけれど、この痛みは広げようとする痛みだから、縮めたら尚更痛くなるよ。
赤ちゃんが出たいんだから、痛くなったら一緒に広がっていくように緩めてあげるといいよ。」といわれたのを思い出しました。
痛みは、がんばる子どもへの「応援」に変わり、痛みを受け入れられ楽になりました。
私の応援の仕方は正しいのか、つかの間の休息に助産師さんに確認しましたが、
「全てそのままでいい。何も考えず、今のまま」という言葉がものすごい励ましになりました。

私が、産むなんて、これは現実?なんて思うと、
間違いなく現実を生きている!!と心身ともに確信させられ、
今までの人生にない、すごい生きている感というか、充実感というか、そういうものを感じていました。

「もう、いるわよ!」、と、言われたとき、ほんの少しの力で流れるようにご対面。
この子がいたの?どこからきたの?
産まれでた子は、「あれ、出ちゃった?」って思っているように見えました。
ほうけた、この子に「私の子?」と、つぶやいていました。
友達の子でも、親戚の子でも、どこの子でもない、どこにも存在していないたった一人のこの子が、私だけの子。そんな思いで、つい出たのです。

手首や足首につける名前のリングは、エンゲージリングのようにうれしく、いまでも私と我が子のと並べて飾ってあります。(お父さんのは、残念ながらないんですよね。母の特権です♪)

陣痛待ちの間、病院の方々が、痛みを訴える私に、「そんなの陣痛じゃないわよ」と笑うのを真に受けたおかげで、陣痛開始時間がわかりません。
でもよかったのだと思います。
痛みに弱いといわれ続けたそのおかげで、魔法にかかり、痛みは誕生のエネルギーに変えられました。
それも助産師さんたちの凄腕なのかもしれません。

1ヶ月後、病院に伺ったとき、取上げてくださった助産師さんにご挨拶に行きました。
あと数日で退職されるとのこと。
「出産時間が早かったのも、日頃身体をしっかり守っていたからだと思うわよ。あなたに何もすることはなかった。何も言わなくても、お腹のこどもに気持ちを向けていたから。
印象に残る出産だった。」と仰ってくださいました。
出産は、子どもとの二人三脚ように思えます。
私の様なタイプは、主人や身内、長くお世話になった助産院の助産師さんにさえ、余計な意識が働いて甘えていたかもしれません。
私にぴったりの場面を神様が作ってくださり、みんなが来る前に、産まれてくれた。
そう思っています。
自分が我が子と向き合い続けられて幸せでした。


世の中ですばらしいお仕事がたくさんありますが、その1つが助産師さんだと思います。
取上げてくださった助産師さんも、退職されても、またいつか、どこかで始めるとのことでした。
うれしく思いました。
すばらしい助産師さんたちに出会えたことが、幸せなことでしたから。

我が子にお誕生日が2回来ました。
私は「お誕生日、ありがとう」と言います。
この子が産まれたのは、お母さんが頑張ったからじゃないように思います。
あなたが頑張った。
お母さんは幸せな経験をさせてもらいました。
これからも、「ありがとう」です。



新井様から、出産の振り返りをさせていただく機会をいただき、感謝しています。
何度も何度も涙を拭きながら、書かせていただきました。
この子の笑顔が、宝物です。あらためてそう思います。

失敗することもあるし、がっかりさせていることもいっぱいあると思いますが、
私はあなたが大好きなのだという気持ちだけは、持ち続けて、生きたいと思います。

ありがとうございました。
********************
素晴らしいお産体験ありがとうございました。
心から感謝いたします。
お腹の子に気持ちを向けることはお産を素晴らしいものにしてくれます。
お産は「我が子との共同作業」です。
これからお産を迎える皆さん。
お産を我が子と共同してください。
あなただけがするのではありません。




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お産は、命の授業

2010年04月07日 | いいお産
庭先に、木蓮の花が咲いていました。
毎日、毎日多くの花に感動しています。
Photo

モクレン
モクレン科 モクレン属
高さ 2m~3m
花色 白 赤紫
開花 3月~4月
名前由来
中国名 「木蓮」の和音読み
花言葉・・・恩恵・自然愛
Up

昨日、自宅分娩された方の所にサポーターにいかれた
子宝ママさんからコメントをいただきました。
素晴らしい文章なのでご紹介させていただきます。
******************
今夜、ひげ爺さま繋がりの友人に無事元気な赤ちゃんが誕生しました。
ママも赤ちゃんも、ホントよく頑張ってくれました~(*^_^*)


ご縁があって、朝から分娩までお付き合いさせて頂く機会に恵まれました。
家族でもない私を受け入れてくださって・・・本当にありがたい・・・です。


ゆったりと時間をかけた静かなお産でした。


パパは、ずっとママに寄り添い、腰をさすり~
お姉ちゃんは、「ママ、赤ちゃん頑張って~」とかわいい声援を送り~
おばぁちゃまは、ママの為に、身の回りのお世話や栄養満点のお食事やお茶の準備~
みんなの優し~い愛に包まれて赤ちゃんは産まれてきてくれました。


昨夜から、なかなか陣痛が進まず、今日の夕方まではママは、本当につらかっただろうと思います。ママの頑張りに拍手~!!!


助産師さんが到着されてからは、ズンズンお産が進行していきました。


赤ちゃんの頭が見えだした時、お姉ちゃんは不思議そうな眼差しで見つめていました。


お産終盤戦は・・・赤ちゃんが自らの力でママの中からヌル~ッ、ツルンと出てきました。
誕生すぐ泣くこともなく、安心しきってたのでしょうね・・・


ママの胸に抱かれ至福のひととき~


間もなくして、ご近所のお友達もかけつけて下さり、みなさまからの祝福の嵐~


ご近所の子ども達も産まれてすぐの小ちゃな赤ちゃんに釘づけです。
赤ちゃんどっから産まれてきたん~?の質問に~戸惑うママたち。
そこですかさず助産師さんの子どもでもよくわかる的確な回答~
赤ちゃん産まれる大切な場所やから、トイレの時、前から後ろにちゃんと拭こうね~っと。


みんなのママもこうやって一生懸命にみんなを産んでくれてんよ~
だから、お誕生日にはプレゼントおねだりしないでママにありがとう~って言ってあげてね~っと。

赤ちゃんとママを繋いでくれていたへその緒のカットの瞬間も、ご近所のみなさんに
見守られながら行われたそうです。

胎盤の役割の説明も、実物を使い、皆さんの前でされたそうです。


なんてアットホームで素晴らしいんでしょう~


こんなにも貴重な体験を共有されたご近所のママさん&ちびっ子たち~
これからも今まで以上に、ママ&赤ちゃん&Kちゃんの力強ーいサポート隊に
なってくれることまちがいないですね~!!!


友人やご近所さんを巻き込んでのお産って素晴らしいですね~!!!


赤ちゃん抱っこの時も、パパが抱き~次にお姉ちゃんの順番がきたとき・・・


助産師さんが「世界にたった一人の大事な妹だよ~」と手渡されたそうです。
小さな腕の中に抱かれた赤ちゃん、新米お姉ちゃんの優しさ・あたたかさを
感じたことでしょう~
同時にお姉ちゃんも・・・自分よりも小ちゃな存在の妹のことを愛おしく
思ったでしょうね~


この話を聞いて・・・こころがあったか~くなりました。

産まれたての赤ちゃんの前での「いのちの素晴らしさ」の特別授業に真剣に聞き入る子ども達でした。
助産師のFさん・Nさん本当にありがとうございました。


友人のお産は・・・その場に集まった何人もの子ども達にもママ達に多くのメッセージと感動
そして幸せを与えてくれました。 いいなぁ~自宅出産って・・・



もちろん私も、いっぱ~いの幸せを・・・感動を分けて頂きました。
ありがとう~!!!  Nちゃ~ん!!!
今夜は幸せをかみしめて眠りについてることでしょうね~
今日は嬉しさと感動で眠れそうにありませ~ん

    ************
多くの人に祝福される命は幸せです。
それを選んだお母さんに敬意を表します。
その感動を忘れず、楽しい子育てをしてください。







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カンガルーケアに警告????

2010年03月16日 | いいお産
Img_1547

カンガルーケアに警笛????
カンガルーケアは何のためにあるのか!!!!
産後すぐの刷り込みや頑張って自分の力でこの世に生まれたことを誉めてあげることでもある。(医師・助産師が赤ちゃんの生まれる力を無視して取り上げるところもある)
無知な医者は健常な赤ちゃんを保育器に入れる。

カンガルーケアは、体温調節(保温)、呼吸刺激(未熟児の無呼吸を刺激し、予防する)や母子の愛着形成などにより、そのの効果が見直されています。
先進国でも未熟児医療に積極的に取り入れられるようになっています。

誕生直後、約1時間の新生児は驚くべき能力を持っています。
生まれた赤ちゃんを母親の胸からお腹におくと、しばらくして目を開け、左右をうかがい、次いで首を振り、お腹をけ上がり、おっぱいにたどりつき、 乳首にむしゃぶりつきます。
出産時の早期接触(カンガルーケア)は、 母と子の絆づくりの面からも、母乳栄養・母乳育児の面からも現在世界の多くの出産施設で取り入れられています。

産後すぐに、母子分離し保育器へ入れる事の方が赤ちゃんの為になる…とも受け取れるような報道の仕方…。大いに問題があります。
2時間後に抱きしめる、ここに意味はあるのか保育器の中で赤ちゃんに糖水を座らせて飲ませているのには驚いた。
この産婦人科は「母乳哺育は低血糖」でも物議を醸した。
母子にとって産後の2時間は、とてもとても大切なハネムーンの時です。
赤ちゃんの心を無視した保育器への隔離には反対です。
アプガースコアが低いときにはカンガルーケアを行ってはいけません。

カンガルーケアに公的なガイドラインが必要という人がいますが必要ない。
赤ちゃんの容態や安全を見ながら行うのが当然だからである。
赤ちゃんを見ることが出来ない医師や助産師、看護師は行うべきではない。
形だけのカンガルーケアはするべからず。
ちょっとした異変も見逃さず、アプガースコアが高いときに行うべきである。
アプガースコアAppearance(皮膚色)、Pulse(心拍数)、Grimace(刺激に反応)、Activity (筋緊張)、Respiration(呼吸)のそれぞれの頭文字をとって、アプガースコア(APGAR score) です。
出生した赤ちゃんの元気度を採点するものです。

何故行うのか意味もわからずカンガルーケアを行うことは赦せない。?カンガルーケアは客を呼ぶブランドではない。



マスコミはもっともっときちんと取材をすべし!!!!
表面や一部の医師の言動だけで鵜呑みにするな。
カンガルーケアーが問題なのでなく、その状態でママと赤ちゃんを二人っきりで放置することが、最もとがめられる問題であることに焦点をあてて報道してほしいものです。
赤ちゃんが重篤な状態になっているケースは、母子を放置したことによることが大きいのではないだろうか。

みなさん、報道を鵜呑みにしないでください。

カンガルーケアは、素晴らしいのです。
(赤ちゃんの状態がいいとき)




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産屋(うぶや)

2010年01月28日 | いいお産
昨日は、京都府福知山市三和町の大原神社に行ってきました。
篠山の爺の家からは40分くらいの所です。
大原神社の宮司さんとは、神社庁が主催した産科医・吉村正先生の講演会でお会いしたことがありました。
大原神社は、安産の神様です。
Photo
古来から公家や大名が安産祈願に参詣したようです。
以前から参詣したいと思っていました。
爺は初詣はしないのですが、昨日は本年初の宮参りになりました。
ひいたことのないおみくじをひいたら大吉でした。

さて今日は、この神社の前にあります「産屋(産屋)」を紹介します。
ここを観たかったのです。
京都府指定有形文化財になっています。
そこの看板から文章を転載させていただきます。

Photo_2
大原の産屋
この産屋は、大原神社の対岸にあり、茅葺き、切り妻屋根、それをそのまま地面に伏せたような天地根元造りという、古い建築様式で造られています。
屋根の合わさる「妻」の方から出入りします。
入り口は大原神社の本殿に向かっているそうです。
Photo_4

古くは古事記・日本書紀にも著されており、日本の産育の習俗として古くから使われていました。
大原では、出産の折り、十二把のワラ(閏年は十三把)を持ち込み、出入り口に魔除けとして古鎌を吊り、七日籠もって出産していました。
Photo_5
この習俗は大正年間まで続き、産後三日三夜籠もる(一日一夜と変遷するも)習慣は昭和23年頃まで続いていました。
全国に残る数少ない産育習俗を伝える文化財として、また安産の神、大原神社の信仰の源として今も多くの人に愛されています。

心あらわれた一日でした。
お近くでしたら皆さんもぜひ参詣してください。
大原神社
京都府福知山市三和町大原鎮座
0773-58-4324
http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/24/040/










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生まれましたのメール

2009年11月09日 | いいお産
今日もまた生まれましたのうれしいメールがきました。
この方は、第二子の出産です。
総合病院でのお産ですが、自分なりにバースプランを提出し、医師や助産師に了解を得たようです。
生まれたばかりでもいい顔をしていますね。
自分の力で生まれた赤ちゃんは穏やかな顔と身体に緊張がありません。
生まれて数時間の赤ちゃんの写真です。
**************
Photo_6
北海道の◎◎です。
今朝、9時35分元気な男の子が無事誕生しました。
陣痛はやっぱりいたかった…。
産まれた瞬間彼は手を広げてバンザーイしていました。へその緒がついたまま抱きたいと希望したら(予め伝えてもいましたが)、助産師さんも先生もすんなり了承してくれて、へその緒はちょっと短かったけど、『行くよ~』と助産師さんが声かけて私の胸の上にあげてくれました。産声はおさまって、ママだよと声をかけると、『あっくぅ』と愛らしい声でお返事をして眠りにつきました。
体重は3254gでした。
そのあと待ちわびたおっぱいタイムです。
助産師さんは、勝手に吸うから大丈夫よ~と言って添い乳の体勢をとるのを手助けしていなくなりました。
赤ちゃんは勝手に上手に吸い始めます。こんな小さいのに、産まれたばかりでこんな強い力でおっぱいを吸えるということにはやっぱり感動です。ずっと吸い続けてました。
泣かないですやすや寝ています。時々目をあけて、あなたがママねと語りかけるようにお話してくれます。
あーちゃんに報告しました。
彼女の第一声は一緒にお風呂入ろうね。でした。

会陰は裂けませんでした。助産師さんはお母さんと赤ちゃんの力に任せてくれるので、スタイルも自由、いきみもいきみたい時が来たらいきむ。という感じです。
赤ちゃんの頭がおりてきて、排臨、頭が出て、ツルンと出産の感覚、全部感じることが出来ました。スゴく痛かったけど、頭元で、タイミング良くパパの頑張れの声が聞こえてきて耐えれました。パパは、何してイイかわからなくなったと言っていたけれど、さすってほしいときに腰をさすってくれたり、水分補給くれたり、居てくれるだけで心強かったです。感謝の気持ちがわきました。

お母さんと赤ちゃんに委ねるこのやり方に、とても不安になるお母さんもいるとのことでした。医療者任せのお産について、授乳室で助産師さんが話してくれました。


付き添った私の母は10人目の孫を迎えましたが何人居てもかわいいとのこと。病院食で不備の分明日から田舎料理を作ってきてくれることと思います。
パパ、あーちゃん、母、両親、兄弟、私を取り巻くすべての方達に感謝です。

我が子の重みを愛おしく感じています。
命のすばらしさをかみしめています。
お産から少し時間がたったこの時間にもこみ上げてくるものがあります。
**************
いいお産の報告はうれしいモノですね。
ゆったりとお産の日まで過ごすことが一番です。
産むための心と体作りを皆さんしてください。
そのためには、食事と覚悟が必要です。

コメント (4)
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いいお産

2009年09月27日 | いいお産
金木犀が芳香を放っています。
秋風にのって

Photo


Up


今日は自宅でお産されたお母さんの感想をお知らせします。
どこでお産しようが「主体はお母さんと赤ちゃん」です。それを他人に依存してはいいお産はできません。

但し、母体と赤ちゃんの都合で医療が必要になったり、緊急に帝王切開が必要になった場合にはこの限りではありません。
帝王切開もいいお産です。
***************

妊娠中からご支援をしていただきましたひげ爺に感謝申し上げます。

心優しく励ましていただいた藤原助産師に感謝申し上げます。

母乳の指導をして下さいました井住助産師に感謝申し上げます。

ヨーガの田原先生の『いるかくらぶ』へ伺うと心が癒されました。感謝申し上げます。

篠山の美しい自然の中で暮らす親切で心温かな方々に深く感謝申し上げます。

そして皆様の励ましに心より感謝申し上げます。



3年前の長男の出産は、産婦人科でのお産でした。分娩台でのお産は、仰臥位でしたので、重力に逆らって産むので、産み上げることになります。カンガルーケアはしましたが母子別室でしたので、夜中に赤ちゃんが心配で見に行ったら助産師さんに咎められました。他にも同じ想いで見に行かれている母親がいました。赤ちゃんも私も辛い思いをしました。



第2子懐妊中の初期、新井先生に案内いただき、初めて自宅出産もされている助産院を訪れました。

親しみやすいお人柄の助産師さんはこう仰いました。

「お産には、三つの命が懸かっています。一つは赤ちゃんの命。一つは産婦さんの命。そして私の命です。」

新井先生への信頼とこの助産師さんの責任感の強さが、自宅出産を決意させました。お産は病院でも自宅でも命懸けだと思います。自宅のお産が当り前だった頃と比べて、今の私たちの生活は、便利にはなったものの自然とはかけ離れてきています。

健康な赤ちゃんを産む為に、昔は当り前だったと思いますが、日の出とともに起きること、和食の粗食を摂ること、身体を動かすことを心がけました。



出産は2時間の幸せなひとときでした。

その日は、いつものように木の生い茂る遊歩道を汗ばむ程度に歩いて、夜8時頃長男を寝かしつけました。そして、ゆったりとヨーガをしていました。

夜10時頃、軽い子宮収縮が始まりました。

まだ痛みも少ないので、帰宅した主人の食事の支度をし、マットの上にシーツを敷いて出産の準備をしました。

夜の出産でしたので、照明は薄暗いランプの間接光だけにして出てくる赤ちゃんに刺激がないようにしました。

四つん這いで動物のように廊下を歩きました。立って腰を回しました。入浴して温まると痛みがほとんどなくなりました。リラックスすることで陣痛の間歇期に筋肉の弛緩ができ、赤ちゃんに充分な酸素を供給できたと思います。

上体をベッドのクッションの上につき、膝を床についた四つん這いの姿勢になりました。とても楽な姿勢でした。ヨーガの呼吸法で長く吐く呼気に集中しました。

1回強い陣痛があり、赤ちゃんの頭が出ました。頭を手で触ってみました。

2回目の強い陣痛で赤ちゃんが出てきました。

静かな出産でした。私は、まるで筒のように一度もいきむ事なく宇宙のエネルギーに任せていました。

四つん這いの姿勢でしたので、ちょうど受け取ってくれた母に、赤ちゃんは顔を見せて生まれてきました。

出てきた赤ちゃんは、観世音菩薩のようなやさしい微笑をたたえていたそうです。

私は、赤ちゃんの身体に巻きついた臍の緒を手で解きました。

大きな産声を上げました。すぐに立てひざの姿勢で赤ちゃんを胸にしっかり抱き上げました。

赤ちゃんは安堵した表情をしていました。目をぱっちりあけて私の声のする方を見ました。すぐにおっぱいを口にふくみ、上手に吸い始めました。

出産当日に沐浴がないので、母子が離される事はありません。



産後1か月が経過しました。

赤ちゃんと私は心穏やかに過ごしています。授乳時には美しい澄んだ目で私の目を見つめてくれています。

赤ちゃんが、可愛くてしかたありません。

一時も離れたくないです。



可愛い赤ちゃん、生まれてきてくれてありがとう。
************
お産の様子が目に浮かびます。
素晴らしいお産を支援できたことは無情の喜びです。
爺は幸せ者です。
これ以上の幸せはありません。
皆さんどのように感じましたか。
皆さんの参考になれば幸いです。



コメント (7)
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生まれましたの一報

2009年08月27日 | いいお産
我が家に咲いている百合の花です。
凛としていて清楚な花です。
Photo
緑がかった色をしています。
Up_2

昨日はうれしい電話がありました。
お産を支援させていただいているお母さんが、第2子を自宅分娩されたとの報告を助産師さんからいただきました。

第2子の妊娠の際にお産をどうするか、少々悩んでおられたので、お産にもいろいろあるといいました。
「病院」「個人病院」「助産院」「自宅分娩」があることを話しました。
第1子は、病院で産みました。
自宅でのお産は上の子のためにも自分のためにもいいと話しました。
しかし、それなりのリスクが伴うことも当然伝えました。
知り合いの助産師を紹介しました。
立ち会いのもと話していただきました。

自宅で産む決意をされました。

自宅で産むために、心の準備や身体の準備をされました。
食事やマタニティヨーガをしました。

先ほど、助産師から昨夜生まれました。
女の子です。
一人で産みました。
自分だけで産んだそうです。
家族は、夫も子どもも実母も寝ていたようです。
助産師が駆けつけると、枕元には「赤ちゃん」が寝ていたそうです。
お産の道具を準備し、自宅まで往診するのに1時間かかるのでその間に生まれたようです。
たった一人で産み、へその緒を切る。
後産もおしもも綺麗で傷が全くなかったそうです。
前回のお産がいいお産だったのですね。
先生や助産師が素晴らしかったのです。
会陰切開などの処置が行われると、おしもがどうしても伸びが悪くキレてしまいます。
「待ついいお産」をしてくれたのです。

そして我が子を抱く。
授乳する。
それを全て自分でやった。
すごいことです。

産後の、お母さんの笑顔は達成感と喜びで至福の笑顔をされていたそうです。
助産師もこのように美しい笑顔を見たことがないと言っていました。
爺にも見せたかったと言ってくれました。

自宅分娩をコーディネートしたときには、いつも生まれるまで心配です。
何があるかわかりませんので。
無事に生まれましたという報告を受けると、涙が出てきます。
うれしいです。

幸せの時です。
感謝



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