ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

風邪をひいたときに母乳!!

2012年11月18日 | 母乳と風邪薬

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これから風邪の季節ですね。
?母乳哺育をされているお母さんがこれからの時期で一番心配なことは、「風邪」ではないでしょうか。
?授乳中の風邪について考えてみましょう。
「薬も母乳の中に移行してきます。
この移行した薬の成分が赤ちゃんに何か悪い働きをするのではないかという心配のために、薬を飲むなら母乳を与えてはいけないという指導を受けることがあります。?
このため、授乳中の薬については、母乳の大切さと薬が赤ちゃんに与える影響を比較して母乳を続けて良いか決めることになります。
?一般に風邪の時に使う薬(鎮痛解熱剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、抗インフルエンザ薬、抗生剤、抗アレルギー薬など、)には母乳をやめなければいけないほど赤ちゃんに影響を与える薬はないといわれています。
(渡辺眞史先生)」
早速、風邪をひかれたお母さんからのメールです。
?**************?
こんばんわ。?すっかり秋になってきましたね。
実は先週末に風邪をひいてしまいました。?
でも、たまごママネットで勉強していたので、バッチリ母乳は続けましたよ。
?私は自分も内服しながら、授乳も継続という方法をチョイスしました。?
幸い、母乳に理解のあるドクターに診てもらい、薬と共に「ダラダラ長引かせるより、薬を飲んで短期間で治す方がいいんだから」というお言葉ももらいました。?
たまごママネットにも、母乳と薬のQ&Aがありますね。?内服した結果に関しては記載がないようですが、私のケースの結果を書きますね。
?先生には想像するのは簡単でしょうが・・・。?私は辛いと感じたのは1日半で済み、息子はうつったものの私よりも症状は軽かったです。?私は熱が出たのですが、息子は発熱せず、鼻水が出ている以外は症状もなく、いつも通りに機嫌よく元気に大きな声を出して遊んでいました。
?私が風邪症状に悩まされてる以外は、いつも通りの生活でした(笑)。安易に母乳をやめなくてよかったです
?**************?
医師団の渡辺眞史先生の回答の中から抜粋します。
お母さんの風邪のために母乳を止めると、赤ちゃんはすごく不機嫌になったり、哺乳びんからミルクを飲まなかったり、具合の悪いお母さんを余計に苦労させることになります。
また、お母さんが風邪をひくと赤ちゃんも同じ風邪をひきます。?このとき先にひいたお母さんの母乳中にはその風邪に対する免疫が作られ、赤ちゃんに母乳を与えることにより風邪を予防したり軽くすませることができるようになります。? 
風邪をひいたときはむしろ母乳が大切になります。
お母さんが風邪の症状で苦しい時、薬を飲んで早く楽になって母乳を与えることが、お母さんだけでなく赤ちゃんにとっても良いことになります。
?*************?
ぜひ、授乳を続けてください。?安易な母乳の中断はよくありません。
小児科医も薬のことや母乳哺育について勉強して欲しいですね。?大学でも母乳について教えて欲しい。
母乳哺育を楽しんでください。



コメント (3)
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インフルエンザに感染しても授乳は可能

2012年03月29日 | 母乳と風邪薬
インフルエンザに感染していても授乳は可能です。
NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会がFAQで紹介しています。
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お母さんがインフルエンザに罹っても授乳をやめる必要はありません。
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昨日は大阪・梅田のビル街で桜が満開になっていました。
なんか得した気分になりました。

インフルエンザはインフルエンザウイルスが感染することによって起こります。感染経路は飛沫 感染で、咳やくしゃみのときに空気中に飛び散った粒子の中のウイルスを吸い込むことによって 感染が起こります。インフルエンザウイルスは気道粘膜で増殖するので、血液の中に大量のウイ ルスが出現することはなく、母乳中にたくさんのウイルスが出ることは考えられません。また搾っ た母乳を飲ませて、そこから赤ちゃんにインフルエンザが感染したという報告もないようです。
母乳を飲ませるときはお母さんが赤ちゃんと濃厚に接触することになりますが、これは人工乳を 哺乳びんで飲ませるときも同じことです。
オムツを換えたり、何か赤ちゃんの世話をすれば、やはり感染の可能性はあります。またお母さ んだけでなく家族のだれでもインフルエンザに感染していれば、赤ちゃんにうつる程度の接触は あると考えられます。授乳するときは次のことに気をつけましょう。手は石鹸を使ってしっかりと洗 いましょう。赤ちゃんの顔に向かってせきやくしゃみなどをしないように気をつけ、ガーゼマ スクで はない不織布性マスクを勧められている方法でつけて授乳しましょう。
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詳しくはこちらからダウンロードしてください。
「FAQ_ANS7.pdf」をダウンロード





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完全母乳でも風邪薬は飲めるよ。

2008年10月15日 | 母乳と風邪薬
少し冷え込んできましたので、風邪をひかれて苦しんでいるお母さんが多いのではないでしょうか。
風邪をひいたら薬を服用して早く治すのがこつです。
授乳中でも多くの風邪薬が服用できます。
参考になるようにたまごママネットのサイトに来た質問から抜粋しますので参考にしてください。
    *****************
授乳中のニポラジン、ビソルボン、パセトシンの服用は授乳を中止すべきでしょうか?

現在、3ヶ月になる息子をほぼ母乳で育てています。
三日位前から喉が痛み出して風邪に似た症状が出てきたのですが、母乳で育てているので病院に行かずに我慢していました。
それが、上の3歳になる息子に移ってしまい私自身もひどくなってつらい状態だったので3歳の息子と一緒に小児科へ受診してきました。
小児科の先生には今母乳をあげていることを話した上で母乳をあげても大丈夫な薬を処方していただいたのですが、薬の種類が多いので、なかなか飲む勇気がありません。
先月、親知らずを抜歯したときに、母乳を止めていた時期があってそれから母乳の出が悪くなったので出来れば母乳を止めたくありません。
ニポラジン3mg
ビソルボン4mg
パセトシン125mg
を処方していただきました。
この薬は、母乳をあげても本当に大丈夫でしょうか?
お忙しいとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。
今も、喉の痛みは治まりません。。。

* **************
回答 たまごママネット医師団
ニポラジン3mg(抗ヒスタミン剤、鼻汁を止める?) 赤ちゃんが眠りがちにならないかなどに注意して授乳可、
  ビソルボン4mg(去痰剤); 授乳可、
  パセトシン125mg(アモキシシリン、抗生剤);授乳可
以上のようですから、母乳を続けてよいと思います。

平林先生 大阪市立十三市民病院小児科 08.9.29


   +++++++++++++++++++++++
授乳中に風邪をひきました。処方された薬は断乳するようにいわれました。

今3ヶ月の子どもがいます。
断乳してくださいと言われ薬を処方されました。
この薬でも授乳可能でしょうか?
ピーエイ錠 ポノフェン錠15mg ジスロマック錠250mg 
タリオン錠10 ダーゼン10mg リン酸コデイン散1%です。
飲んだ場合2~3日あけてから授乳してくださいと言われました。
       *******************

 
回答 たまごママネット医師団
お薬の種類が多いのですが、断乳が必要になるような薬は処方されていません。
赤ちゃんの状態に変化(眠りすぎなど)がなければ授乳を続けてください。
個々の薬について手元の資料では以下の通りです。
ピーエイ錠;通常量では授乳可
ポノフェン錠;通常量では授乳可
ジスロマック錠;母乳中に移行する量が少ないので授乳可 
タリオン錠;データがとぼしいがおそらく授乳可
ダーゼン;通常量では授乳可
リン酸コデイン散1%;授乳可であるが、連用は避けた方がよいでしょう。
平林先生 大阪市立十三市民病院小児科 08.2.16

     ++++++++++++++++
フロモックス100mg・ムコダイン500mg・ポララミン2mの母乳への影響が心配です。

今2ヶ月の赤ちゃんがいます。私が風邪を引いてしまい2.3日我慢していたのですが悪化してきたため病院にいって薬をだしてもらいました。
フロモックス100mg・ムコダイン500mg・ポララミン2mgです。
乳乳中と告げましたが薬が心配で母乳を中断したのですがおっぱいがカチカチになってしまい仕方なく授乳再開しました 薬を飲んだ後何時間くらいしてからの授乳がベストですか?
また先生からは赤ちゃんに移ると肺炎になる可能性があるといわれました。母親が風邪ひくと赤ちゃんの免疫はきかいないのでしょうか?

     *****************

回答  たまごママネット医師団
フロモックスもムコダインもポララミンも普通量であれは授乳しても赤ちゃんに悪い影響はありません。
お母さんが風邪を引いた時には、母乳を続けることが大切です。
ミルクに代えても一緒に暮らしているので風邪はきっと移ってしまいます。
母乳を与えていれば、お母さんの身体で作られた風邪のウイルスと戦うための抗体がいち早く母乳を通じて赤ちゃんの身体に入って守ってくれるので、赤ちゃんには風邪が移らないか移っても軽く済む場合が多いのです。
お母さんがすでに免疫を持っている場合は妊娠中の移行抗体によって6ヵ月ころまで赤ちゃんも免疫を保ちますが、お母さんが風邪になった場合(免疫を持ってなかった場合)には、母乳が赤ちゃんを守ってくれるのです。
平林円先生 大阪市立十三市民病院小児科 08.1.26
* *******************
いかがですか、参考になりましたか。
授乳中でも安心して薬を服用してください。
詳しくは たまごママネット http://www.tamagomama.net の育児相談室 母乳と風邪薬を
ご覧ください。


コメント (2)
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母乳哺育と風邪薬の服用

2007年11月20日 | 母乳と風邪薬
このところ急に冷え込んで風邪が流行りだしてきました。
そのせいか、母乳哺育で授乳中の服薬をするなら母乳を中止するようにとの指示を受けたのだが、赤ちゃんが人工乳を飲んでくれないという相談がよくあります。
このブログの中の授乳中の風邪薬についてのアクセスが増加しています。
日本の薬の説明書には少しでも母乳に薬の成分が移行すると母乳を与えてはいけないとなっています。普通子どもが風邪をひいた時に使うような薬でさえもだめとなっています。
  アメリカ小児科学会やWHO/ユニセフでは多くの症例を分析して薬と母乳について安全性を検討しています。その中では特殊な薬をのぞいて多くの薬が母乳を飲ませながらでも使用できるとされています。
継続的に薬を服用している場合には注意しながら授乳する場合もありますが、急性疾患で短期間薬を飲む場合には通常量であれば使用可能のものがほとんどです。

多くの方が内科医や小児科医から授乳の中止を言い渡されているのだと思います。
その根拠になるのは、薬の添付文書に記載されている「授乳中の服用は中止」との文面をそのまま鵜呑みにしているためだと思います。

授乳中も多くの薬を服用することが出来ます。

医師は薬についてもっと勉強してください。

母乳哺育の赤ちゃんは、ゴムの乳首からの授乳を嫌がります。
また、その乳首から飲んでくれずに、脱水症状になるケースもあります。
急に人工乳に変えても赤ちゃんは飲んでくれません。

風邪で体調を崩して辛い思いをしている上に、追い打ちをかけるように、赤ちゃんに泣かれたら・・・・それを想像すると本当に辛いです。

薬のガイドラインをきちんと作るべきではないでしょうか。
アメリカのように。
それを、処方する側に徹底して欲しいものです。
医師や薬剤師は学んでください。

風邪をひいて母乳を中止するように言われたらたまごママネットのサイトを見てください。
http://www.tamagomama.net/
育児相談室に母乳と薬のページがありますので参考にしてください。
Q&Aがあります。

早く治してくださいね。お大事に。

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母親が風邪をひいた時は母乳が大切

2007年10月15日 | 母乳と風邪薬
うれしいメールがきましたので紹介させていただきます。
これから風邪の季節ですね。
母乳哺育をされているお母さんがこれからの時期で一番心配なことは、「風邪」ではないでしょうか。
授乳中の風邪について考えてみましょう。

「薬も母乳の中に移行してきます。この移行した薬の成分が赤ちゃんに何か悪い働きをするのではないかという心配のために、薬を飲むなら母乳を与えてはいけないという指導を受けることがあります。
このため、授乳中の薬については、母乳の大切さと薬が赤ちゃんに与える影響を比較して母乳を続けて良いか決めることになります。
一般に風邪の時に使う薬(鎮痛解熱剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、抗インフルエンザ薬、抗生剤、抗アレルギー薬など、)には母乳をやめなければいけないほど赤ちゃんに影響を与える薬はないといわれています。(渡辺眞史先生)」

早速、風邪をひかれたお母さんからのメールです。
**************
こんばんわ。
すっかり秋らしくなってきましたね。

実は先週末に風邪をひいてしまいました。
でも、たまごママネットで勉強していたので、バッチリ母乳は続けましたよ。
私は自分も内服しながら、授乳も継続という方法をチョイスしました。
幸い、母乳に理解のあるドクターに診てもらい、薬と共に「ダラダラ長引かせるより、薬を飲んで短期間で治す方がいいんだから」というお言葉ももらいました。
たまごママネットにも、母乳と薬のQ&Aがありますね。
内服した結果に関しては記載がないようですが、私のケースの結果を書きますね。
先生には想像するのは簡単でしょうが・・・。
私は辛いと感じたのは1日半で済み、息子はうつったものの私よりも症状は軽かったです。
私は熱が出たのですが、息子は発熱せず、鼻水が出ている以外は症状もなく、いつも通りに機嫌よく元気に大きな声を出して遊んでいました。
私が風邪症状に悩まされてる以外は、いつも通りの生活でした(笑)。安易に母乳をやめなくてよかったです。
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医師団の渡辺眞史先生の回答の中から抜粋します。

お母さんの風邪のために母乳を止めると、赤ちゃんはすごく不機嫌になったり、哺乳びんからミルクを飲まなかったり、具合の悪いお母さんを余計に苦労させることになります。また、お母さんが風邪をひくと赤ちゃんも同じ風邪をひきます。
このとき先にひいたお母さんの母乳中にはその風邪に対する免疫が作られ、赤ちゃんに母乳を与えることにより風邪を予防したり軽くすませることができるようになります。
  風邪をひいたときはむしろ母乳が大切になります。お母さんが風邪の症状で苦しい時、薬を飲んで早く楽になって母乳を与えることが、お母さんだけでなく赤ちゃんにとっても良いことになります。
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ぜひ、授乳を続けてください。
安易な母乳の中断はよくありません。

小児科医も薬のことや母乳哺育について勉強して欲しいですね。
大学でも母乳について教えて欲しい。

母乳哺育を楽しんでください。

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