イージィチャイルド&ディフィカルトチャイルド
?赤ちゃんには、育てやすい子=イージィチャイルドと育てにくい=ディフィカルトチャイルドがいます。
?お母さんを悩ませるのは、ディフィカルトチャイルドです。
?とてもつらい毎日を過ごし、子育てに苦しみます。
?抱いているか、泣いているか、おっぱいを飲むか、それの繰り返しでお母さんはいらいらしますよね。
何をしても泣くばかりで機嫌の悪い状態が続き、寄るもなかなか寝てくれず、親は睡眠不足になります。
?ディフィカルトチャイルドは、どんなことをしても扱いにくいです。
なかなか子育てを楽しみなんてことは無理です。
?親はイライラ感がつのります。
?一人だけで子育てをしていると、このような赤ちゃんは、親を虐めるために来たのではないかと思ってしまいますね。?このように扱いにくい赤ちゃんは、ある意味で将来有望な人になります。
?手を焼かせることはそれだけ、感情的に豊かな証拠です。?発達が早い赤ちゃんです。
急激な発達でパニックになっているのではないでしょうか。
?このような赤ちゃんには天才や優秀な人が多くいます。でも例外はあります。ご注意ください。
一方、扱い安い赤ちゃんイージィチャイルドは、子育てがとても楽です。?
手のかからない、泣かない赤ちゃんです。?とてもお利口です。
このタイプの赤ちゃんは平均的な人になります。
?中には優秀な人もいます。例外もあります。?
このタイプには第2子が案外多いように思います。?
上の子との年齢差が少なく、上の子が赤ちゃん返りなどしていると、とてもおとなしくしています。
?でもある年齢になると甘え返しをして、手のかかるこになります。
その時に十分に手と愛情をかけてあげてください。?それでバランスがとれます。?
中学や高校になってから暴れられる間にしておきましょう。
テレビや携帯電話しながら授乳するべからず
多くの母親は、携帯電話やテレビを見ながら授乳している。
?そのような授乳は、空腹感を満たすために「エサ」である。
?お母さんが赤ちゃんの顔を見て優しく声をかけながら授乳することが大切です。
?おっぱいタイムは母子にとって「至福の時」で無ければならない。?
愛着やbondingが形成されます。
?愛着形成は、母親による赤ちゃんの能力を引き出すような働きかけが必要です。
テレビを見ながらの授乳では、「狐食」と同じである。
?人工乳の一人寝かせ飲みは、絶対にすべきではない。
誕生後の数年間、親と家族がその子を守る第二の羊水や子宮となることで?心豊かな人格が形成される。
生後三年間は、そのような状況で育てられる必要がある。
多くのお母さんから、後追いについての相談を受けます。
後追いは、お母さんとの信頼関係の再確認です。
山形県立中央病院小児科 の渡辺眞史先生のお書きになった文章を今回もご紹介させていただきます。
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1才頃になると後追いが始まります。お母さんが見えなくなると泣いてお母さんを捜します。
トイレでドアを閉めただけで泣かれてしまい、ドアを開けっ放しで用を足さないといけなくなったと聞きます。
最後にお母さんとのつながりを確認する時期です。
お母さんに守られていることを確認することで安心してお母さんから離れることができます。
後追いが治まるとお母さんと少しずつ距離をとれるようになり、
離れて遊べるようになり、
外の世界への一歩を踏み出します。
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いかがでしたか。
短いのですがわかりやすい素晴らしい文章ですね。
夜泣き、夜間授乳の増加について山形県立中央病院小児科 渡辺眞史先生先生の文章をお読みください。
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9か月前後になると夜泣きが激しくなったり、夜中のおっぱいの回数が増えることがあります。
この頃になると、脳の発達が活発になります。
昼におこったことの記憶を夜寝ている間に整理するようになります。
良い記憶と悪い記憶・嫌な記憶を分け、良い記憶、後で役に立つ記憶を脳に残すことをします。
この時に眠りが浅くなり泣いたりぐずったりします。
日中ににぎやかなところにお出かけをしたり、予防注射をしたときには、その日の夜に目を覚ますことが1回多くなるかもしれません。
母乳で添い寝をしていると、目を覚ます前のぐずったときに添い乳をすることで泣かずにおっぱいを吸ってそのまま寝てくれます。
夜間授乳の回数が多くなりますからお母さんは大変になったと感じます。
ベビーベッドや人工乳の時にはぐずったときにお母さんが気づくことができませんから、完全に泣いてしまいます。脳が活発に働いて興奮した状態ですから、なかなか泣き止んでくれません。
寝ている部屋で抱っこをして泣き止まそうとしても泣き止みません。
別の部屋や外であやしたりミルクを飲ませると泣き止んでくれることがあります。
どうしても泣き止まないときには車で町内一周するとたいてい泣き止んでくれます。
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いつまでも続きませんのであまりイライラしないでくださいね。
渡辺眞史先生の書かれた文章を今回も紹介させていただきます。
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母親やいつも近くにいる人と他の人を区別ができるようになります。
他人に対して警戒するようになり、近づくと泣き出します。
母子関係がしっかり築かれていることでみられますから、人見知りをすることはよいことです。
ただ、実家の祖父母に対しても人見知りをするようになり、実家に行きにくくなったと聞くことがあります。
父親でも数日間出張などで家を空け、帰ってきてすぐに抱っこをすると人見知りで泣かれ、がっかりすることがあります。
こんな時お母さんと仲がよいことを見せてから抱っこをすると、赤ちゃんは安心して人見知りが少なくなります。
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人見知りは成長の証です。
爺も我が子に泣かれました。
寂しい思いをした記憶があります。
昨日に引き続き、山形県立中央病院小児科・渡辺眞史先生のアドバイスをご紹介します。
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3か月 夕暮れ泣き
3ヶ月疝痛とも言います。夕方の決まった時間になると激しく泣きだし、なかなか泣き止んでくれません。
疝痛と言いますが、おなかが痛くなるわけではなく、まだはっきりとした原因はわかっていません。
夕方になると動物の習性として夜暗くなるのを怖がっているのではないかという説もあります。
夕方になると母乳の出が悪くなったように感じることがありますが、母乳分泌は保たれていて、おなかが空いて泣くのではありません。
およそ1か月近く続くことが多く、お母さんたちは困ってしまいます。
たいてい泣き出す時間が決まっていますから、その時間に夕飯の支度やほかの仕事がないように段取りをします。
泣き出したらあきらめて相手をするぐらいの余裕を持つと、わりと早く泣かなくなります。
お母さんがイライラしていると長く続くことが多くなります。
いつも赤ちゃんがいる部屋でいくらあやしても泣き止みませんが、他の部屋や外に連れて行くと早く泣き止んでくれます。
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いかがでしたか。参考になりましたでしょうか。
よろしかったら、お友達にも教えてあげてください。
山形県立中央病院小児科の渡辺眞史先生が書かれた文章を掲載させていただきます。
「赤ちゃんはなぜ泣くの」と題して書かれました。
参考になりますので読んでください。
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生まれてから3か月 子宮外胎児期
人間の赤ちゃんは他の動物に比べ、未熟な状態で生まれてきます。
まだお腹の中で守られて安心していないといけないのに、外の世界に出てきます。
生まれてしばらくはお母さんの匂いを感じ、お腹の中と同じように包まれていないと不安なのです。
抱っこされていることが子宮に包まれている環境に似ています。
赤ちゃんは背中を丸くして抱っこされると安心しておとなしくなります。
眠ったかなと思って布団に寝せると背中が伸び、お母さんの匂いが無くなり、すぐに気づいて泣き出します。
赤ちゃんの姿勢を丸くしてお母さんが添い寝をすると寝かせることができます。
お腹の中の赤ちゃんは夜中に胎動が多かったと思います。
生まれてからも夜の24時頃が一番元気で、前後数時間によく泣きます。
数万年前、人間が弱い動物だった頃、外敵の多い日中に泣くと敵に見つかり食い殺されてしまう危険が有りました。
このため赤ちゃんは日中はおとなしくし、夜の安全な時間に母親を求めて泣くようになったと言われています。
この名残が生まれて2か月頃まで残っています。
3か月頃になると昼に活発になり、夜の睡眠時間が長くなってきます。
1か月前頃から、日中にいっぱい抱っこや話しかけをし、こまめにおっぱいをあげ、夜は静かにゆったりのおっぱいにすると早くから昼夜のリズムができ、夜寝る時間が長くなります。
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参考にして子育てを楽しんでください。
3ヶ月ごとに書かれていますので連続で紹介させていただきます。