ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

親中心

2011年04月30日 | 幼児虐待
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近所にレンギョウの花が咲いていました。
爺の住んでいる集落には、様々な花が咲いています。
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このところ「親」の資格がないために起こす悲惨な事件が報道されています。

例えば、子どもを家においてパチンコにいきわが子を死なせてしまう事件が報道されました。
夫婦で9ヶ月のこと2歳の子をおいてパチンコに行くなど親としての自覚がない。
母親は、わが子が心配で子どもを置いて遊びに行くなど考えられない。
子ども以下の親が増えている。
親からキチンと育てられなかった結果です。

子どもの心を無視した、親中心の考え方をやめてください。

来月に、石垣島で講演させていただきます。
今年は台風の影響を避け6月22日、24日に保育園と子育て支援センターで行います。
石垣島の皆さん、またお会いしましょう。

6月下旬は、石垣島は梅雨が明け「若夏(うりずん)」といって一番いい季節です。
沖縄は、今日梅雨入りしました。

梅雨明け前は、湿度100%になります。
とても蒸し暑い。




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母乳のメリット

2009年04月23日 | 幼児虐待
母乳に関連する情報がありますのでご紹介します。
母乳哺育は育児放棄を予防するという

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「母乳育児は育児放棄を予防する可能性がある。」
Updated 1/26/2009 2:12PM 
By Liz Szabo, USA TODAY
母乳育児についての効用については、感染症から子どもを守り、知能発達を促進するなどすでによく知られている。月曜日に小児科学会雑誌に掲載される研究報告によれば母乳育児は育児放棄を予防する可能性がある。
オーストラリアで6,621名の子どもを15年間研究した結果、母乳育児で育った子どもは母親から育児放棄されたり虐待を受けることが、かなり少なくなることが分かった。母乳育児を受けなかった子どもは、4ヵ月以上母乳育児を受けた子どもに比べて、母親による虐待を2.5倍以上受けやすいことが示された。
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おっぱい子育ては、育児放棄を予防するというデータが出ました。

母乳育児は、神経ペプチドであるオキシトシンの分泌を通じて母子の絆を深め、母親の不安やストレスを軽減する。

人間は「哺乳動物」であることを忘れてはならない。




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5歳児虐待死 母逮捕!!

2008年10月18日 | 幼児虐待
5歳児虐待死 母逮捕!!
またまた、悲しい事件が発生しました。

この事件には根深いものがあるように思います。

このケースは、4年前にも虐待により腕を骨折し、西宮市のセンターが虐待として一時保護し、兵庫県内の児童養護施設に入所していた。

今年2月に退所し、伊丹市で両親と暮らしていた。虐待を疑う通報が複数回あった。
川西のセンターの職員が親と面談をくり返し、5月12日の暴行事件のあった日にも容疑者の母親と死亡した子どもと面談していた。
センターは「虐待をうかがわせるものはなかった」としているようだが、果たしてどこまで調査したのだろうか???
あっても記者会見では「兆候がありました」とは口が裂けても言わない。

公務員は新人教育で「言葉」「文書」において自治体の責任を回避するかを仕込まれる。


今回の事件での死因は激しく頭部を揺さぶられ、脳を損傷する「ゆさぶられっ子症候群」であると判断したとしている。
しかし、ゆさぶられっ子症候群は、首が座らない新生児や乳児に発生する。
5歳という年齢で起こると言うことは、相当のダメージを加えたか、女児の体重が軽かったのか、女性の力では????と考えてしまう。
女児の発育に問題があったとしたら可能か、若しくは意識を失った状態で激しく揺さぶったのであろうか。
虐待を受けると身体の発育に影響を受けます。
亡くなった子どもも辛いけど、お母さんもとっても辛かったのです。
このお母さんを救えたのは「自治体」です。
悲しいかな、これらの情報が私の元には来ません。
ひげ爺は、このような悲しく辛い子育てをしているお母さんに手をさしのべ、共に子育てを楽しみたいのです。
将来考えている、親塾では、このような辛いお母さんと生活できるようにしたいと思っています。
母子を分離するのではなく、共に暮らすことで子育ての楽しさを知って欲しいのです。
母子の笑顔を見たいのです。

今回のこの事件は、兵庫県の対応に重大な問題がある。
センターの無責任な体質は赦せない。
子どもの命を守るのが仕事ではないか!!
施設を退所させたこと、虐待の通報が複数回あり、当日も面談していたのに起こった。
自治体の無責任な対応が、今回の死に至った。
自治体がこの死亡事件に「加担」したといってもいいのではないだろうか。
川西こども家庭センターも同罪である。
自治体の責任がとわれてもいいのではないだろうか。
兵庫県の無責任な施策に怒りを感じる。

同様の事が各地で起こっているが、自治体の責任は有耶無耶だ。

この事件は今後のために、自治体の責任を追及し、二度とこのような事件が起こらないようにするとともに、虐待の未然防止を行わなければならない。

最大の防止は、妊娠中からの教育である。胎内にいる赤ちゃんを感じ、慈しむ心を養う事が必要である。
母子の愛着を形成する事が重要である。
産後も定期的に育児支援をしていかなければならない。
そのためにも、分娩施設との連携も重要である。

そのためにも、今回の子どもの「死」を無駄にしない。
必ず、ひげ爺流のアクションを起こします。
目下、戦術を練っています。

本日の朝日新聞朝刊(関西版)に9月27日に東京本社版で掲載された、ひげ爺の記事が遅れて掲載されています。
26面(生活面)「育児この子と私らしく」として紹介されています。
東京の記事と違って大阪の記事は見出しなど大分いじられています。
「育児この子と私らしく」という記事の内容ではない。
見出しの付け方にも問題がある。
東京の見出しは「育てよう親力、NPOが一役」であった。文章も一部削除されている。

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コメント (4)
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自我の目覚め

2008年01月08日 | 幼児虐待
子育て中にイライラすることはよくあります。
その度合いは、自分がどのように育てられたかでも違います。
兄弟姉妹がいる場合はスムーズに子育てできます。
自分が子育てされた環境が大きく影響します。

甘えてきたら十分に受け止めてあげてください。
****************
1歳4ヵ月の息子がいます。自分が人付き合いがうまくないので、子どもにはそうなって欲しくないとサークルなどにいっていましたが人間関係がうまくいかず辞めてしまい、今は公園や支援センターなどに気が向いたときに行っています。

息子は、気に入らないことがあると泣き叫び手がつけられなくなります。最近は、泣き声を聞いただけでイライラ。

他の子やママと比べ、私の育て方がいけないのか、他の人に育ててもらったほうが幸せではないか、人付き合いが下手なママなんか嫌だと言われているみたいだと自分を責め、自殺したくなります。

息子を蹴ったりはたいたりしたこともあります。

主人にもあたり落ち込み、実家に帰っても親にあたり、わたしなんていないほうがいいのではと思ってしまいます。

断乳もまだですが、断乳をして泣き叫ばれたら自分が子どもに何をするか心配でやる勇気がでません。なにもかも投げ出したくて自分が怖いです。

アドバイス
1才4ヶ月まで母乳育児を続けていることはすばらしいことです。

母乳を通じてしっかりお母さんとの良い関係ができていると考えられます。

無理をして外に出かける必要はありません。

この時期の子どもはまだお母さんが一番です。もう少しゆっくり2人で楽しんでください。母乳は無理に止める断乳ではなく、自然に自分から離れていく卒乳を目指してください。

自分で満足をし、おっぱいに頼らなくても大丈夫になるとある日突然おっぱいから離れていきます。
この時期には自我が芽生えてきてかんしゃくを起こすようになってきます。これは脳の発達が順調に進んでいる一つの指標です。

頭の中でやりたいことがどんどん出てきても、まだ行動が未熟なため、うまくできない、うまく伝えられないなどでパニック状態になります。これが『気に入らないことがあると泣き叫び手がつけられなくなります』という状態です。このようなことが見られるのはお母さんとの関係がしっかりできていて、しかも脳の考える力が芽生えてきた証拠です。子どもさんは良い発達をしていそうです。

お母さんも無理をする必要はありません。

人間みんな同じようにできるわけではありません。自分のやりやすいようにしてみてください。
子どもはお母さんとの関係がしっかりすると、自分から外の世界に飛び出していきます。

今大事なのは、お母さんががんばることではなく、甘えてきたり、おっぱいを欲しがったら抱っこをしておっぱいをあげることだけで十分です。
焦ることはありません。
ゆっくりゆっくり見ていてください。

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世代間連鎖を断ち切ろう

2007年11月25日 | 幼児虐待
親は知らず知らずに、自分を育ててくれた親の「まね」をしてしまいます。
無意識にしていることがたくさんあります。

親が潔癖症で、清潔に対して気にしすぎて、裸足の生活に不潔感を感じて土の上や砂場で裸足になることを注意したり、洋服が汚れるのを嫌がって育てると、その子が親になって子どもを育てるときに同じようにします。

病気に対して親が神経質になり、子どもを厚着にさせたり、外出を控えさせたり、外遊びをさせないで育てると同じようにします。

親から受けた愛情がわからないので、子どもに愛情を持って接することができない。
ストレスがたまって子どもにあたってしまう、子どもが思うように行動してくれない。
手をあげるのだってしつけだと思う。自分もそうされてきた。だから自分も知らないうちに気がつくとしている。そして自己嫌悪に陥る。


子育ての相談を受けるときに必ず「あなたはお母さんお父さんからどのように育てられた」と必ず聞きます。多くの場合、無意識に親がしたのと同じようにすることがあるからです。
また、育ちの中で不幸で辛い経験を持っている場合は、自分の育った過程を振り返ることがなかなか難しい場合があります。
あまりにも辛い経験の場合は、記憶を封印してしまうからです。
時間をかけてお話を聞きます。

また、ある親は「この子の私を見る目がとても気になります。私のことを見据えているようで、多分私に怒りを持っているのです。私にはわかります。私には起こられる理由はないのですが、この子は私のことを怒っているのです。母乳を与えようとするのですが、この子は乳首を嫌がります。」

この背景にあるのは、お母さんが怖い顔をしているから、赤ちゃんも怖い顔をするのです。優しい顔で接してあげれば「笑顔」で大好きなお母さんを見つめてくれます。


親が自らの情緒的欲求の満足を子どもから得ようとすると。赤ちゃんは自らの子どもとしての欲求を犠牲にしてでも、親の身体的および情緒的欲求を満たそうとする行動をとります。
 親自身が子どもの頃に、自分の欲求よりもむしろ親の欲求を重視するような親子関係を持っていた可能性がある。
親自身の成育歴上の問題がこのような行動を引き起こしてしまいます。

何とかこれら負の世代間連鎖を断ち切ることが必要です。
そのためには、妊娠中の啓蒙活動が必要だと思います。

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子どもへの暴力と否定的な言葉

2007年10月27日 | 幼児虐待
今回も来たメールをご紹介し、そこに潜む問題を一緒に考えましょう。
***************
昨日はお電話ありがとうございました。

友達から、健康相談に行かないかと誘われたんです。
 健康相談自体は、とんでもない保健師が、カウプが21だし、栄養指導受けていって下さいと言いましたが、救われたことに行政の栄養士には珍しく、太ってるなんて気にしないで、今はお子さんに母乳が必要だから、いっぱいあげてくださいと言われ終えました。

終わった後で、友達の家に呼ばれました。
行くのを躊躇したのですが、強く誘われたので断り切れずに行きました。

以前から、このお母さんの子どもへの叱り方には疑問だらけだったのですが、今日はひどかった。

友達の子ども○○ちゃんが、DVDをうちの子に見せようと機械をさわり始め、操作をすると…壊れるって!!触っちゃ駄目!!と殴りおこる。○○ちゃんも母をたたく。
泣いていじけ、もうこっち来ないでと言い、部屋の隅で一人こらえている。

○○ちゃんが洗濯物をたたむのを手伝い、自分の物は自分のタンスにしまい込むと…
勝手にやらないでって!!ほんとに余計な事ばかりして!!と言い、子がしまったものを取り出し、畳み直す。
○○はどうしてとその母の行為に対して悲しくなり泣く。母は、眠いんでしょ!こっち来てママの横で寝なさいと優しくフォローする。○○ちゃんはそんな母にもけなげに甘えて、『○○は駄目な子なんだ』と泣きながら眠る。

○○はトイレトレーニング中。怒られた恐怖と泣いた反動でお漏らしする。
母は、どうして言わないの!こんなにできない子だとは思わなかった!お前なんて犬と一緒だ!

この母は、私に対してこの子の愚痴を言うとき、最近素直に言うこと聞かなくなった。
こんなに苦労する子だと思わなかった。などと言います。

私への子育てアドバイスは、間違いだらけです。6ヶ月だったらもう夜間授乳はなくなるはずなのにとか、この時期にはああしてこうしてと言ってくる。しまいにはうちの子に『早くおっぱいやめて、ママを楽にしてあげなさい』などと言い聞かせている…

いい意味でも悪い意味でも子育ては自分に返ってくる。と言う事が身に染みました。

友達の事なんてどうでもいい。その息子の姿を見てると、いたたまれなくなります。無事に大きく成長してくれることだけを願ってやみません。
 髭じいにとってはこんな親、世の中にはざらにいると思えるのでしょうか…私はまだまだ免疫がなくて、衝撃的。なかなか辛いです。
*************
このような情景に遭遇するとどうしたらいいか悩みますよね。

「子どもの頃から、いつも肯定されていると、何事も肯定的に、いつも否定されていると、何事も否定的に感じるようになります。
親子の関係性が育まれていないと、子どもを受け入れることができず、否定してしまうことがあります。
特に母との間に結ばれる基本的信頼感を欠くと、自分に自信を持てず、自分自身を否定的に受け止め、他人への信頼感を持てず、他人を信じること、頼ることができなくなります。
男女の愛情が本能的にできあがるのに対して、親子の愛情は本能的にできあがるものではなく、時間をかけて作らなければなりません。
その時を喪失すると、基本的信頼感は育たず、他人と上手に接することが難しい人生を送ることになります。育児にも自信が持てず、どうしてよいかわからない、とても不安定な状態になります。しかし赤ちゃんは、母親に依存し頼ってゆかなければ生きてゆけません。本来母親がいなければ生きてゆけない存在です。」白川嘉継先生(福岡新水巻病院小児科)の文章から引用させていただきました。

お子さんもそうですが、お母さんの受診が必要ですね。
このまま行くとこの子の成長にはとても不安を感じます。
何とか救いの手をさしのべることが出来るといいのですが、緊急に支援が必要ですね。
大人の社会は複雑な人間関係がありますので、ストレートに忠告することが出来ませんね。
この場合ですと、ご本人に直接ではなく夫を通して何気なく伝えるのが一番言いように思います。
とても胸が痛みます。

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