ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

しかる、ほめるは大切。

2007年07月31日 | 出産・育児
お母さんにまとわりついて離れない子、一人遊びしかできない1歳児。
オムツがとれない子、一人で食事が出来ない子、おっぱいを1歳になっても飲んでる子がダメな子でしょうか?

親からみれば何でこんなことができないの、この前も教えたのに、何でそんなにゆっくりなの、ついイライラして怒ってしまいます。

子どもは経験不足のため身体機能が成長していないために、早くできなかったり失敗することがほとんどです。

子どもを育てているほとんどのお母さんが日々感じているのではないでしょうか。

まだまだ、物事の先を読んだり、結果を想定して行動する事は出来ません。
失敗ばかりします。
それが当たり前です。

指の機能が未熟なためボタンを留めたり、服や靴を脱いだり履いたりすることが早くできません。

大人からみればとても簡単なことも子どもにとってはひどく難しいことです。

毎日毎日、何回も何回も失敗しながら繰り返すことによって上手にできるようになるのです。


子どもができないことを責めることを「怒る」と言います。
ついつい一日に何回も怒ってしまいます。
子どもにとってできないことを責められてもどうすることもできません。

いつも怒られていると子どもはやる気をなくし、なるべく怒られないようにと親に従順な気持ちを持つようになります。
親の顔色を常にうかがって行動する子どもになります。

「怒る」ことはなるべく少なくしてください。
怒りたくなったら少しだけ我慢してください。
今までよりちょっと我慢するだけでずいぶん変わってきます。

してはいけないことを教えることを「しかる」といいます。

人を責める言葉を言ったり、社会のルール・マナーを破ったり、迷惑をかけたり、身体に危険が想定されるなど
社会生活上、やってはいけないことを教えることが「しかる」です。

社会に出てからたくさんの失敗をすることは許されません。

子どもの時に積極的に挑戦して、いっぱい失敗して、なぜできないのか、どうしたらできるのかということを
経験することが将来社会に出て自分の能力を発揮するために大切なことです。

しかられる、失敗することは子どもが成長する中で大切なことです。


できない子だ、やることが遅くだめな子だ、否定する言葉をたくさん言われると子どもは自分はそのような子だと思い持っている能力を発揮できなくなります。
それを「ピグマリオン効果」といいます。
子どもが親が望んだ方向に育っていくという意味です。

反対に優しい子だね、がんばって偉いね、今日はこんなことができるようになったね、上手だねなどと、できたときに「ほめる」言葉をかけてあげると、子どもはうれしくなりさらにがんばろうという気持ちになり、物事に積極的になり自分の持つ能力を最大限に発揮するようになります。

子育ての中でお母さんの苦労は本当に大変です。
「いい母親」になろうとがんばる必要はありません。
子どものいいところを少しだけ探してください。
いくつものいいところを持っています。
こんないいところを持っていたんだということに気づくと子どもをみるのが楽しくなります。
肯定的に見てあげてください。

同じ年代の子とわが子を比較して、できないことを責めたり、必死に回りに追いつこう、あるいは回りの子に勝とうと躍起になる親が、が多いように感じます。

子どもがやる気になったり、物事や遊びに興味を示したときには、新しい世界と「かかわりあうきっかけ」を
与えるために指導をすることは必要です。
しかし、本人にやる気がない時期に親だけが焦って先走っても、子どもはかえって反発します。
無理矢理させても失敗し、子どもは自信をなくし萎縮してします。
できないことに親はイライラし、「他の子にできて、あなたにはできないの」と言ってしまいます。



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乳幼児の習い事??????

2007年07月29日 | 出産・育児
昨日今日と講習会に参加しています。
赤ちゃんや幼児に囲まれお母さんとともに学んでいます。
いろいろなお母さんや子どもがいます。
100人いれば100通りです。
皆違っていて当たりまえ、違っているから楽しい。

0歳児からの早期教育は必要ですか?

このところ音楽や英語など、早期教育が必要だと思っている人がいます。
皆さん乳幼児に、英語や英才教育と称している習い事をさせていませんか?
あるいはさせようとしていませんか?

3歳までは、その子の将来のためにぜひやめさせてください。
あなたの胸の中でゆったりと育ててあげてください。

習わせても全く意味がありません。
強く豊かな心と自立心を育むためには親の愛情と心地よい環境で育てられることで身につきます。

今、英語を覚えさせたりしても年齢が進むにつれて忘れます。
それらのことにお金を使うのは無駄なことです。

絵本の読み聞かせやお話をすると子どもに創造性が豊かになったり親も心が安定します。

早い月齢から絵本を声を出して呼んであげてください。
親の心の安定にとってもいい薬になります。

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母子同室は親子にとって大切!!!

2007年07月28日 | 母子同室
哺乳動物は子を産み、その子を抱いて、哺乳して育てる。
現代の日本ではこの当たり前な子育てができていない。
「安全」という名のもとに管理され、ベルトコンベアー式なお産を強いられ、生まれれば赤ちゃんはそのまま新生児室に送られ、母親に抱っこもされないままに定期的に人工乳を与えられる。
肥らせ眠らせることを子育てと教えられるが、これは「飼育的」であり、子育てとはいえない。
飼育は単に体の栄養を与えるもので、子育てとは体だけでなく心の栄養も同時に与えられるべきです。

「疲れを癒す」とのもとに赤ちゃんとの接触のないままに退院し、家に帰ってから子育てへの不安と責任感に押しつぶされ、育児不安になる。
乳幼児の時はうまくいっても、子の親に対する信頼が育まれず、その後の対人関係に影響すると言われている。

赤ちゃんは生まれたばかりにはまだリズムができていません。
母親と一緒にいることでリズムがつくられ、生まれたばかりの赤ちゃんでも母子同室でお母さんと一緒にすごしていると、退院までの間に少しずつリズムがつくられます。

退院後も慣れた状態で家に帰りますから、スムーズに子育てを行うことができるようになります。
一方、母子異室で時間授乳-3時間毎にするとこのリズムがつくられず、退院後の母親はとまどい、
育児不安を訴えることが多くなります。
生まれて間もなくは母乳は出ませんが、この時期に頻回母乳を行うことで、母乳の分泌を早めるとともに、乳頭亀裂などのトラブルを少なくすることができます。

十分に母乳が出るようになってからも、
母乳の消化は一時間半から2時間です。
頻回にオッパイを与えるということは、母乳を与えるというだけでなく、その回数だけ母親とのスキンシップを
とることができます。
時間授乳は栄養としてミルクを与えるというだけで、スキンシップやコミュニケーションの機会が少なくなってしまいます。

人工乳は胃内停滞時間が長くお腹がすかないということが起こります。
人工乳の場合には3時間の間隔があけやすくなります。
このコミュニケーションの差は大きくなってから人間関係が上手く築けなくなる。

 本来の人間的な子育てをするためには、妊娠中からの知識と心構えを身につけ、母と父がともに心を一にして取り組むことが重要です。

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不必要な育児用品

2007年07月27日 | 出産・育児
育児用品を唱っているの中には不必要なものがあり、乳幼児にとって害のあるものがたくさんあります。

ベビーベッドはいらない。
赤ちゃんのためには、日本古来の「川の字」、ふとんで赤ちゃんと一緒に寝るのが一番いいです。
添い寝ですね。
最近の分娩施設では、赤ちゃん専用ベッド(コット)ではなく「添い寝」を推奨している施設も増えてきています。
赤ちゃんにはお母さんがいつも母親が感じられる添い寝がお勧めです。
 ベビーベッドは母子の分離になり、赤ちゃんがお母さんを求めても、反応しにくく、お母さんを感じたり匂いがしないので不安になります。

檻の中に入れられた状態です。

夫婦はダブルベッドで赤ちゃんはベビーベッドで寂しく一人。これでは自立心は育ちません。
一緒に寝てください。

早い時期からのベビーカーは必要ありません。
赤ちゃんはお母さんと肌を触れあうことで愛着がわき母子の絆が育まれます。

夏のベビーカーの使用は要注意。
ある研究所の調査でわかったことです。

一見、快適に見えるベビーカー。外とベビーカー内部では、大きな開きがあることがわかってきた。
暑い日中の路面上ではベビーカーの内部温度は急上昇。
雨や曇りなら安心してベビーカーにのせられると思ったら大変。
レインカバーを着けたベビーカーの内部温度は大人の顔の位置の温度と比べると、15分で、雨天で4・5℃高い30・6℃、曇りでは6・7℃高い32・6℃に急上昇する。
測定したベビーカーは、側面には通気穴があき、カバー下にもすき間があり、密閉状態ではないにもかかわらず、内部温度は急上昇する。
通気穴やメッシュがついていることで安心してしまいがちだが、内部は温度、湿度ともに高い不快な環境になるのである。
 
大人が感じるよりも数段暑さに敏感な乳児のために暑い日中の長時間ベビーカーを使用は避ける。
レインカバーを使用する時は、こまめに換気することが大切。

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親の自立、子どもの親が子育て!!

2007年07月25日 | 出産・育児
子どもの中には、先天的にハンディキャップを持って生まれてくる子がいます。

親は最初は自分を責めます。
特に母親は強く、強く責めます。
生んだ喜びどころではなく、ひたすら涙を流し。生んだ事を後悔します。

活動を通して多くのハンディキャップを授かった赤ちゃんとふれあっています。
いつも元気をもらいます。

赤ちゃんは、自分のハンディキャップをハンデとは思っていません。

小さく生まれた子はその子なりに。
病気の子もまたその子なりに。
体にハンディキャップを持った子はその子なりに。
それぞれが自分にあった成長をしていきます。

親にとって、最初の半年は、とても辛い時期です。
しかし、時間の経過と、いい支援者に、恵まれると霧が晴れるように、少しずつ前が見え、後悔から前向きになれます。

そこで重要なのは、ハンデは「特技」という考えに、至れるかどうかです。
親が親として自立できるかが重要です。

時として、家族や、医療従事者がその足を引っ張ります。
多くの場合、医師は自分の持っている狭い知識の中で判断しようとします。

子どもの心と体を中心に考えるのではなく医療の都合に合わさせようとします。
この世に、一人として同じハンデを、もったヒトはいません。
一人一人全く違います。
同じ症状でも一律にはいきません。

子どもの心を理解出来ない医師がいる。
これらの医師は、平均的な体に戻すことを、目的に医療行為を行います。
欠けていれば、他のもので補う。
それらには、医療ビジネスも根底にある。
 その子の持てる能力を引き出そうとはしません。
自分の判断で赤ちゃんの心と体に傷をつけても、平気な顔をしています。

ハンデを克服するためには残った、違う機能を引き出すことが大切。
失われて生まれてきた子どもは、親や医師が偏見を持って見ず、子どもの克服する能力(生きていく力)も、
先天的に備わってきます。

子どもの能力を診ることができない。そのような医師にであったら・・・・・・。・・・そう思うと悲しくなります。

親は、いい医師かどうかを見る力が必要です。
情報を読み解く力が必要です。
医師の押しつけを鵜呑みにしてはいけません。

病院や医師が有名だから権威があるから、そんな理由で選んだらひどい目にあいます。
良心を持った施設や医師を選んでください。

大学での医学教育は病気を見るのではなく、ヒトを見る知識と能力を教えなければいけない。
器械や検査に頼った医療は間違っている。
医学教育の改革が必要である。

ハンデを持った子どもは親を強くします。
親を強くするためにその親に、遣わされて来たのだと思います。
******
○○も、色々なことが出来るようになってきているし、保育園でのことも思い出してお話しするようになっています。
やっぱり身体的なことでは、もともとの病気の(私は個性と思っているのですが)症状がありますが、みんなにもかわいがってもらって本当に子どもの中で楽しそうな日々を送っています。
*******
先日はお忙しいなか、お電話いただき、ありがとうございました。
お陰様で気分的に楽になりました。
それが○○に伝わったのか、○○が1人で、3・4歩ですが歩きました!
とっても嬉しいです。
これからも○○を見守り続けたいと思います。
********
親が強くなると子どもも強くなります。

親が自立することが必要です。
自律出来ていない親が多すぎる。
子どもが子どもを育てているようだ。
子どもに怒られそうですがそれが実態。

親は自立せよ!!!!

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妊娠中の冷えは大敵

2007年07月24日 | 出産・育児
地下鉄の冷えた車内で見かけた、推定、妊娠8か月くらいの女性に驚いた。
上はタンクトップ、下はミニのスカートにサンダル。頭髪は茶色。

バックから、○○医院とかかれた母子手帳を取り出した。
健診の結果を気にしているようだ。
気にするのは、お腹の赤ちゃんのことだろう。

医師や助産婦から何も言われないのだろうか?
この服装で健診に行ったら普通は注意するよな。その分娩施設の程度がわかるというもの。

悲しくなる。

求めるものは「安産」「母乳哺育」「いいお産」「美味しい食事のフルコース」「たくさんのおみやげ」
「個室」など要望はたくさんある。
安産や母乳哺育をするためには、こころと体をいいお産をするために作らなければできない。
医者や助産婦がするのではない。
 助産婦(あえて助産師といわず助産婦といいます。
 何故ならば、産婦を助けるから助産婦です)

話が本題からそれてしましました。

妊娠中に体を冷やすのは、よくない。
冷えは妊婦にとってどのようなデメリットがあるのか。

血行が悪くなり手や足先がむくみやすくなります。
冷えると筋肉が硬くなりやすく、足のツリ、肩コリ、腰痛がおこりやすくなります。
微弱陣痛になりやすくなり、分娩も長引きます。
産後の出血が長引いたり母乳の出も悪くなります。

夏場は、生野菜やレタス、キュウリなど体を冷やす食べ物が多くなりますので、根菜類を加熱して食べましょうね。

首とつくところを冷やさないようにしてください。
首、手首、足首。

これらは、昔は、家族から教わった常識でした。
核家族化した現在、誰も教えてくれません。
自分で学ぶか良識をもった医療従事者に出会う事しかありません。





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肌をきれいにする。清潔とは?

2007年07月23日 | 出産・育児
私はこの6年、一度も石けんやシャンプーを使った事はありません。
これって不潔でしょうか?
シャンプーをやめてから「ふけ」が全くでなくなりました。ふけがでるからシャンプーをしていましたが、
それは大きな間違いだということを、いそべクリニックの磯邉善成先生から教えていただきました。
アレルギーやアトピーの主たる要因は石けんやシャンプーなどの界面活性剤によるものだと言うことだということを熱っぽく語る先生の意見に合点がいきましたので、その日からやめました。

石けんやシャンプーはどのようなうたい文句があっても全てだめだそうです。
やめてから「肌」はすべすべ、とても還暦を過ぎた肌には見えないと言われます。
これからも続けます。安上がり。簡単でもあります。
 皆さんもやってみてください。きれいにするにはお湯やシャワーで十分です。
洗うのも手で洗うことです。皮膚の持っている皮脂を洗い落とさずこれによって肌を護って貰いましょう。
ヒトの持っている免疫力を高める事が一番です。菌との共存も清潔のためには必要なことです。
赤ちゃんは、石けんやシャンプーはやめましょう。赤ちゃんの授かったきれいな肌を守ためには、重要です。
たまごママネットのピックアップのいそべクリニックのホームページを見てください。


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お産子育てご意見番

2007年07月20日 | 出産・育児
お産や子育てについての情報を発信するブログを立ち上げました。
お産や子育ての情報が氾濫していますが、皆さんはどの情報が正しいのか選択するのに迷うことはありませんか?
また、その情報が正しいのかどうかわからずに鵜呑みにしていることはありませんか。インターネットの情報には間違った情報が数多くあります。
また、営利だけが目的の、妊娠、育児情報誌も間違った情報や銭儲けが目的の企業の商品を宣伝しています。
それらに踊らされない情報を持ってください。
妊娠中から正しい情報を持つことはとても大切です。

子育ては妊娠中から始まります。産んでから始まるのではありません。
結婚する前から情報を持ち伴侶を選ぶときに、その情報を活かしてください。

子育てされていない親が増えています。親の人工飼育化です。
人工飼育された親には子育ては苦痛です。

このブログではそのようなことを皆さんに伝えていき、正しい情報を選択していただくお手伝いができればうれしいです。

私は、たまごママネットという妊娠・子育てを支援するNPO法人を運営しています。
新井一令といいます。
サイトは http://www.tamagomama.net/  機会があればみてください。

これからよろしくお願いいたします。

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