ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

お腹の中から子育て

2022年07月22日 | 妊娠の不安

 胎児の時から愛され育まれた子は「こころの強い人」になれます。
人は、だれもが神から授かった「こころ」「からだ」を持っています。
神は、それぞれの人間に「役割」を与えてこの世に遣わします。
すべての人間が、純粋な心を持っています。

親はそれを忘れます。
いや、知らないというべきでしょう。
誕生の瞬間から親から傷つけられる子もいます。
本来、いたわられなければいけないのに、傷つけられます。
母親になった喜びよりも「苦痛」が先行し、我が子に愛おしさや喜びを感じないお産が多いのではないでしょうか。

いいお産をするためには、自分を見つめ直し、心穏やかな暮らしをし、いい食事を摂り、お腹の赤ちゃんを慈しんだ生活をすることです。
そして、全てを神(宇宙・自然)に委ねることです。
その延長に「子育て」がきます。

「誉めて」育ててください。


皆さんにとって今日がいい日でありますように。
愛を込めて。
お裾分け。

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お産について考えよう

2015年02月05日 | 妊娠の不安

 

お産は不安だと考えている人が多いと思いますがこの機会にお産について考えてください。

 現代の私たちを取り巻く環境や暮らしは、残念ながら「自然」とはかけ離れています。

便利なもの、速く楽に移動できる乗り物、そして簡単に調理できる食品。

これらのものは確かに効率的で、ある意味での豊かさを私たちに提供してくれています。

しかし一方でその便利さに慣れ、本来持っているはずの体力や持続力までもを徐々に失ってきていることも事実です。

お産は、本来自然の営みであり、また女性だけが体験できるかけがえのないものです。

でもそのためにはやはり、かなりの体力が必要となります。

お産をマラソンに例えてみましょう。

完走するためにはマラソンという競技を知り、練習をします。

そのためには、監督というサポーターが必要です。

独りよがりなやり方では、効果的な練習にはならないことが多いからです。

そして、本番に至るまでの練習は厳しいものです。

でも、その練習の中で必要な体力や精神力が培われていきます。

お産も一緒です。

お産について知り、自分らしく産むためのプランを立て、その実行のために体調を整えていくのです。

医師や助産婦はそのサポーターです。

医師や助産婦となるべくコミュニケーションをはかり、分からないことは遠慮なく尋ねましょう。

妊婦の疑問に納得のいくようにきちんと答え、不安感をやわらげることは医師や助産婦の責務でもあります。

そのうえで自分が望むお産をイメージし、具体的にしていきましょう。

まずは体力です。

簡単に出来るのは歩くこと。

歩くことのメリットはとても大きいものです。

また、妊娠はひとつのきっかけでもあります。

これを機会に食生活も見直してみましょう。

食べることが、身体つくりの為に必要不可欠であることを、もう一度考え直して見ます。

そしてお母さんが口にするものを、お腹の赤ちゃんも同じように栄養として身体に取り入れているのだということを、改めて認識しましょう。

妊娠中に食事が整うと、母乳を飲ませたり、離乳食に入っても、困ることがなくなるのです。

 「いいお産」は、あなたとお子さんの絆がさらに深まり母性本能が生まれます。

 主役は、産むあなたです。

医師は助産婦が産むのではありません。あなたが産むのです。

お産は子育てのスタートです。

ゴールではありません。

体や心を作ってください。

 

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妊娠後期の不眠

2015年01月18日 | 妊娠の不安

 

妊娠後期の妊婦からよく相談を受けることがある。

「妊娠後期になると最近ひどい不眠症に悩まされた。

やっと眠れたと思っても眠りが浅いし、ほとんど寝た気がしない。

眠れる時に少しづつ眠るようにしているが、1時間位で目が覚めちゃう。何でなんだろ」という声をよく聞く。

このような相談を受ける産科医の中には、睡眠薬を処方する医師がいる。

これは困ったものである。

 

妊娠中の女性に備わった神様が授けてくれた身体のメカニズムを知らないのだ。

 

妊娠後期になると産後の準備のために身体に備わったメカニズムにスイッチが入ります。

 

産褥期の子育てのため授乳間隔に合わせて目が覚めるように間歇睡眠の準備を始めるのです。

3時間おきの授乳のタイミングに合わせて目が覚めるという人がいますがこれは間違っています。

3時間おきの授乳は人工乳の場合です。

3時間たたないと消化しないからです。

 

母乳は1時間から2時間で消化しますのでその間隔で、頻回に授乳する必要があります。

 

それに合わせて授乳できるように妊娠後期になると身体を慣らしてくれるのですね。

素晴らしいことですね。

 

それを知らないと前述のように、睡眠薬を服用することになってしまいます。

眠れないのは素晴らしいことなのです。

産院でこのようなことを教えてもらうといいのですが。

また妊娠中に産院で母乳のことも教わることが出来るといいですね。

 

ある方の経験談です「私は幸せな事に、おっぱいがとてもよく出ました。

最初の2日間くらいは子どももちょくちょく泣いて、  頻繁におっぱいを飲ませるので、3日目くらいからはよく寝ました。 

でも自分のおっぱいが張ってくるので、子どもより先に痛くて目が覚めます。

 起きてきてくれると、うれしくて、早くおっぱいを飲んでほしかった。 

赤ちゃんに飲んでもらうのが一番楽になりますから。 

退院してからもそれほど大変ではありませんでした。

 夜中に何回もおきて授乳するのも既に経験済みですし、昼間も子どもと一緒に昼寝して、細切れ睡眠していました。 

ただ、食事作りや洗濯という家事が増えた分だけ、 入院中より極楽度は下がりましたね。」というように事前に間歇睡眠のことを知っていると楽しむ余裕ができますね。

不眠になったらあと少しでお産です。

出産の時を前向きに向かえてください。

応援しています。

 
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妊娠中の授乳は流産する?

2014年12月11日 | 妊娠の不安
授乳中に授乳をしていると「流産する」ので断乳するようにという指導をする産科医や助産師がいます。
それを指示されたお母さんから問い合わせがよくあります。

この問題も困ったものです。
私の周りにはたくさんのお母さんが授乳中に妊娠し、無事に出産し二人に同時に授乳しています。

 母乳育児中に再び妊娠し、授乳を続けていると流産をするのではと心配し、断乳断乳を指示されることがあります。
それを医師から言われると信じますね。

でも授乳を止める必要はありません。
妊娠すると、子宮の筋肉を収縮させるオキシトシンというホルモンが働かないように、オキシトシンを受け止めてその働きをブロックしてしまう受容体(receptor)が作られ、妊娠中は赤ちゃんを流早産の危険性から守ってくれています。
しかし、妊娠末期(大体9ヶ月以降)になって、子宮が激しく反応して痛いくらい強い場合とか出血している場合は控えたほうが良いと言われています。

また、産後は多くの場合授乳しているうちに自然に飲まなくなる場合が多いようです。
これには個人差があります。
おっぱい好きなお兄ちゃん(姉)の場合、産後も吸い続け、いわゆるタンデム(2人こぎ自転車)授乳となることもありますが全く問題なく大きく育っています。

一日も早く医師からの間違った指導が無くなるように学んでほしいと願います。
無知は犯罪です。
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お産は人任せではできない

2012年06月01日 | 妊娠の不安
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自然の摂理や人間の性の営みに反して、妊娠を計画的にし、?子どもを「造る」という行為を行っていませんか。?わずかな知識と間違った常識で、お産を考え、?妊娠情報誌やくだらない雑誌を鵜呑みし、美容院のヘアーカタログのように切り取って、?このようなスタイルのお産をしたいと希望を述べる。
自然の摂理にかなった生活をしていないとお産はうまくいきません。
産科医の減少を招いている大きな要因は「親になっていない妊婦」の?自分勝手な屁理屈や義務も果たさず権利を主張するからです。
?感動や感謝のない医療はむなしいものです。
?お産には、悲しい現実もあります。
?赤ちゃんや産婦にトラブルも起きます。?お産にはそのようなことは当然起こります。
?お産には100%の安全はありません。
気に入らなければ「医師を責め訴訟」をする、それでは医師はやってられません。
?裁判に使うエネルギーや心的苦痛ははかり知れません。
医師が患者を選ぶ時代がやってくるのではないでしょうか。?それも当然だと思います。
信頼関係が構築できる妊婦しか受け入れない、?それはリスクをさけるためには当然です。
?医師も自分を護らなければならないのです。
?お産は、カタログどおりにはいきません。
?こころと体が出来てなければ、お母さんにはなれません。?ままごと遊びの「お母さん」です。?だから育児不安等ということが起こるのです。?
 最近の子どもは、「ままごと遊び」ができません。
?家で親がする「家事」をみていないから出来ないのです。?
コンビニやマクドナルド、ピザの出前や回転寿し、レトルト食品の暮らしでは、?ままごと遊びは電子レンジで遊ぶか、おもちゃのレジスターで遊ぶのが関の山。?
お料理をつくったりのごっこ遊びはできません。?情けない、情けない。
これらの「遊び」はその子が結婚したら?自然に家事や調理ができるようになります。
?親の姿を学び、脳裏に焼き付け、?自分が親になったときに自然と出来るものです。
?お人形遊びは、自分が親からされた育児の復習です。?
親になったときに自然に授乳行動や赤ちゃんの抱っこやおんぶができます。?
子育てに役立つ様々な情報は「親からされたこと」が自然に甦ってできるのです。
ままごと遊びをしている子どもをみると「安心」します。
?親の育て方ができていると思えてうれしくなります。
お産についてもう一度考えてください。?
一生に数度だから豪華な「人任せのお産」ではないのです。
お産は、自分でするものです。?人任せではいいお産はできません。
いいお産とは、自然分娩もさることながら「帝王切開」でもいいお産です。
?条件が良ければ、赤ちゃんが自分の力でこの世に生を受けることが望ましい。?
赤ちゃんも必死に努力をし、命がけで自力で出てきます。
そのためには、妊娠初期からお産まで、産婦が心身の準備をし、?納得したかたちで、すべてが順調に進まなければ不可能です。
何度かお産に立ち会っていますが、いいお産をした赤ちゃんは満足感に浸って、?お地蔵さんのようないい笑顔をしています。?その顔を見てお母さんも充実感あふれた顔をしています。
?妊娠中に育まれた愛着が、最初のご対面でよりたしかなものになります。
?お母さんの胸の上で母の愛に包まれて至福の時間を過ごします。
?胎盤の娩出や後産の処理の間、カンガルーケアをし、最初の授乳をしてもらいます。
このようなお産をするためには、医者や助産婦任せのお産では絶対に出来ません。
?いいお産をするためには、妊娠中の努力が必要です。




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お産はゴールではない

2012年04月11日 | 妊娠の不安
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お産はゴールではありません。
お産をどのように迎えるか考えたことがありますか?
お産について考えるのは夫婦で共に考えなければなりません。
出産は、夫婦、そして赤ちゃんとの共同作業です。

医者も助産婦もあくまでもサポーターです。
主体は、産婦とお腹の赤ちゃんです。夫や家族は伴走者です。

私の元に来る相談の多くは、本来「自分自身」で解決すべきものが多数です。

その背景にあるのは、生育する中で「自立心」を養う「家庭教育」や「人間教育」が成されていないことに起因しているのではないでしょうか。
本を買うにも「ランキング」書店で、売れているから買う。
本は必要な知識を身につけるために買うのではないのか。
操作されランキングの上位の本を買って意味があるのだろうか?
だまされやすい「人々」であることか、嘆かわしい。

お産は「ゴール」ではありません。子育ての「準備運動」です。
本当に大変なのは子育てです。
子育ては、夫婦のこれまでの育ちの中に蓄積された「愛」に裏打ちされます。

多くの人から「愛」を授かり親になった夫婦は我が子に「無償」の愛を惜しげもなく与えることが出来ます。
親にお金で子育てや  解決し、育てられ親になった人は、同じことをします。
負の連鎖が始まります。
真実の「愛」は金銭では買えません。
愛を得るためには「愛」が必要です。

お産や子育ては、「愛」の深さを試されます。

いいお産が出来るのは、お腹の赤ちゃん充実した時間を共有した場合です。

いいお産とは、経膣分娩だけではありません。
帝王切開も難産も、不幸な結果になったお産も全てがいいお産です。
お産の時を迎えるために、どれだけ心を豊かにしたのか、それが十分であればどんなお産でもいいお産です。




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育児不安は妊娠中から

2012年04月08日 | 妊娠の不安
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 子育てに不安を抱えている方からのアクセスが増えています。
?子どもの頻尿、子育て苦痛、子育て失敗、赤ちゃん笑わない、目を合わそうとしない、抱き癖、体重が増えない、等々のキーワードで検索して、僕のブログにたどり着いています。
多くの方が子育てに悩んでいます。?それはごくごく当然です。
子育てが楽しいと言っているお母さんは、ほんの一握りです。
?初産の方の9割は悩んでいるのではないでしょうか。?
その背景には、出来ちゃった婚や妊娠してから慌てて産科に駆け込む。
病院を探す条件は、近所での評判を聞いたり、混んでいるでいる、病院が綺麗等の条件で探す。
?そして、病院名を頼りにホームページにアクセスしてそこに書かれている内容を見る。
?そこで重視するのは、お産にかかる費用、病室が個室かどうか、アメニティがどうか、料理が豪華、退院プレゼントがあるか、女医がいるか、胎児のエコーの画像がもらえる、などなどが選ぶさいのチェックポイントのようです。
おいおい、待てよ、それってお産に関係ないよ。
?そんな条件で、産むところを決めるのか!!!!(怒)?ふざけるな!!!と、爺は怒り心頭になるのである。
?そんな、条件で探したって、そこでいいお産が出来るかどうかなんか「わかりっこない」見せかけの豪華さにだまされるな。
産院の考え方、妊娠中の産婦教育、産後のフォロー体制、子育てのための教育が行われているか、出産当日から母子同室か、母子同床か、会陰切開が少ない、入院中の食事は和食中心であるか、等々を、参考にして選んでください。?初産は「個室」は避けてください。
先輩ママから入院中にいろいろなアドバイスがもらえます。退院後もお友達になれます。
子育てを不安にさせる要因の中に、実母が「楽しい子育て」をしていない。?乳児期に、親がイライラして子育てをした場合には、その子が親になったときに乳児期の体験が思い起こされ不安になることがあります。
また、抱かれて育てられていないと、抱かない子育てをしてしまいがちです。
子育ての世代間連鎖です。?その連鎖を断ち切りましょう。?本来、その連鎖を断ち切るのは、産科医や助産婦の役割です。
妊娠・子育の力を引き出してくれる施設を探しましょう。?見せかけの豪華さやサービスにだまされるな。
子育てをしているお母さんは、わが子が、楽しい子育てをするためにも。
不安を抱えているなら、その不安を誰かに伝えて「助け」を求めてください。
?助けを求めることは、恥ずかしいことではなりません。?
子育てに不安を抱えるのは、悪いことではありません。?一時でも早く相談をして、子育てが楽しく思えるようになってください。?ちょっとしたヒントで、明るく前向きになれます。




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お産は心の準備運動

2012年04月07日 | 妊娠の不安
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お産をどのように迎えるか考えたことがありますか?
?お産について考えるのは夫婦で共に考えなければなりません。
?出産は、夫婦、そして赤ちゃんとの共同作業です。
医者も助産婦もあくまでもサポーターです。
?主体は、産婦とお腹の赤ちゃんです。
夫や家族は伴走者です。(あえて助産婦と書かせていただきます。お産を助ける女性だから「助産婦」けして師匠)ではありません。
私の元に来る相談の多くは、本来「自分自身」で解決すべきものが多数です。
その背景にあるのは、生育する中で「自立心」を養う「家庭教育」や「人間教育」が成されていないことに起因しているのではないでしょうか。?本を買うにも「ランキング」書店で、売れているから買う。?本は必要な知識を身につけるために買うのではないのか。?操作されランキングの上位の本を買って意味があるのだろうか??だまされやすい「人々」であることか、嘆かわしい。
お産は「ゴール」ではありません。子育ての「準備運動」です。
?本当に大変なのは子育てです。?
子育ては、夫婦のこれまでの育ちの中に蓄積された「愛」に裏打ちされます。
多くの人から「愛」を授かり親になった夫婦は我が子に「無償」の愛を惜しげもなく与えることが出来ます。?親にお金で子育てや  解決し、育てられ親になった人は、同じことをします。?負の連鎖が始まります。
真実の「愛」は金銭では買えません。?愛を得るためには「愛」が必要です。
お産や子育ては、「愛」の深さを試されます。?いいお産が出来るのは、お腹の赤ちゃん充実した時間を共有した場合です。
いいお産とは、経膣分娩だけではありません。?帝王切開も難産も、不幸な結果になったお産も全てがいいお産です。?お産の時を迎えるために、どれだけ心を豊かにしたのか、それが十分であればどんなお産でもいいお産です。





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初産平均年齢35歳!

2011年05月01日 | 妊娠の不安
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今日の花は、ハナズオウ(花蘇芳)です。
紫の花が美しい。
枝から小さな花がまとまって咲く花が木全体を彩っています。
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深夜の、出産を終わった女医さんから早朝3時半にファックスをいただきましたが
なるほどと納得のいく内容でした。
その産院の「初産の平均年齢が35歳」という愕然とする衝撃的な一文でした。

都会ではますます、初産年齢が上がっていくことでしょうね。
年齢が上がれば上がるほど、お産が難しくなってきます。

35歳以上では約20%ともされ、20代の 自然流産率(約10~15%)と比較してアップします。その原因は卵子の老化に伴う胎児の先天異常があるようです。

高齢出産には「妊娠中毒症」のリスクがあります。
妊娠中毒症を発症し、蛋白尿・高血圧などの症状を発症します。高血圧になる可能性が20代の約1.8倍とされています。

また、高齢出産では帝王切開も多くなるなどのリスクがあがります。


赤ちゃんを産むためには母体の健康が大切です。
赤ちゃんを産み育てるためには、気力体力の他に自然に生み出す力が絶対条件です。

出産子育てには、自らに備わった力が十分に発揮する事が出来る年齢のうちに出産できるといいですね。
それが爺の願いです。



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水道水の放射線影響、妊婦・乳幼児

2011年03月24日 | 妊娠の不安
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日本放射線学会が妊娠されている方、子どもを持つご家族向けに水道水の健康影響についての情報を出しましたので紹介します。
***********

妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ-水道水の健康影響について
    -(2011/3/24)
2011-3-24 10:38:00
妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ

日本医学放射線学会理事長 杉村 和朗
放射線防護委員会委員長 中村 仁信
同委員 大野 和子

妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ

水道水の健康影響について

福島原発の事故以来、原発周辺地域にお住まいの皆様は、本当に大変な日々をお過ごしだと思います。特に、妊娠中や乳幼児を抱えるご家族の方のご心配は、察するにあまりあります。
3月23日に、東京都水道局は、一部地域では放射性物質の量が基準値をこえたとして、乳児のミルクには、水道水を使わないことを推奨しました。東京都民など遠方のかたにも、ご不安に感じられるような報道が続いています。皆様へ放射線の影響について、正確にお伝えし、不要な不安に陥ることがないように、特に、妊婦の方には安心して妊娠
を継続していただくことが重要だと考えています。
また、水道水以外、他にお水を買えないからといって、不安に陥ることも、お母さんが自分を責める必要もありません。今回の濃度上昇は一時的なものです。必ず下がります。
今は日本全体が大変なときです。以下のQAを落ち着いてお読みください。そして、また、震災の被害を受けても頑張っている方々を応援し、支えていきましょう。

                     

Q1)妊婦が乳児の基準を超える放射線量を含む水を飲んだ場合は、おなかの子には影響はでないのでしょうか。また、選べるとしたらどのような水を飲むように気をつければよいでしょうか。

A1) 3月23日に、東京都水道局が発表した、放射性物質の濃度の水を、お母さんが飲んでも、お腹のお子さんへの健康影響はありません。
安心して、今まで通りにしてください。
現在、いろいろな数値や情報が流れています。みなさん方が不要な不安に陥らないことを、願っています。

(補足説明)水道水の中に含まれている放射性物質の量を、行政は、継続して確認しています。一時的に、通常よりは数値が高くなったので、発表し、今後の経過に注意するように呼びかけたのです。
水道水に関する基準は、放射線が検出された水だけを、毎日一年間飲み続けると仮定し、それでも、心配する必要がない濃度を、基準値として設定しています。とても厳しい値です。ですから、この基準値を超えたら危険という数値ではありません。
なお、通常PETボトル等で流通している水については、放射性物質の濃度を、国際的に定めています。どのような用途にも使えるように、との配慮だと思いますが、今回問題となっている乳児への基準値と同じ値です。

Q2)母乳のお母さんは乳児の基準を超える放射線量を含む水を飲んでも、母乳は大丈夫なのでしょうか。また、選べるとしたらどのような水を飲むように気をつければよいでしょうか。

A2)お母さんが飲む水に、今回のような、ごく僅かな量の放射性物質が含まれていたとしても、母乳には、それよりも、さらに少しの量が含まれるだけです。現在のように、大人に適用している基準値以下の場合に、乳児の基準値を超えることはありません。
従って、その他の水を探す必要もありません。



Q3)水の煮沸、ろか、長期間の保存で放射線量は減るのでしょうか。減るとした場合、どの程度減るのでしょうか。あるいはそもそも水の放射線量を減らす方法はあるのでしょうか。

A3) 放射性物質は、いつまでも放射線を出し続けるわけではありません。放射性物質から出る放射線の量は、時間とともに少なくなります。水道水に含まれていたヨウ素は、8日程度立てば、放射線量は半分になります。どうしても気になる方は、一晩汲み置いて使うだけでも放射線量は減ります。

(補足説明)浄水装置などでヨウ素除去をうたっている物もありますが、どの程度の性能かが判りません。あえて紹介することは避けました。
また、水に雑菌が入る可能性もありますから、くみ置きした水道水を一週間も放置することは避けてください。

Q4)基準を超える水を料理に使用して料理を乳児に与えることは、問題ないでしょうか。また、何歳から大丈夫なのでしょうか。

A4) 今回問題となった基準値は、赤ちゃん向けの、ミルクを調製すために用いる水を対象としたものです。非常に厳しい数値で、水道水の値がこれを超えたからといって、お子さんの調理だけ別のお水にする必要はありません。お子さんの健康に影響が及ぶことはありません。
東京都が用いた、暫定基準は、
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3nf00.htm
食品衛生法に基づく暫定値です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015ox9-img/2r98520000015oyx.pdf
またミルクを主に飲んでいる離乳前のお子さんが対象です。一歳未満のお子さんのことではありません。


放射線防護専門医からのコメント
現在東京都では、乳児のミルクには、水道水を使わないことを推奨しています。
しかし、他のお水を買えないからといって、不安に陥ることも、お母さんが自分を責める必要もありません。今回の濃度上昇は一時的なものです。必ず下がります。
今は日本全体が大変なときです。落ち着いて、また、明日からは福島で頑張っている方々を応援し、支えていきましょう。
************************
冷静な対応をしてくださいね。
子育て中のお母さんを応援しています。
ひげ爺




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放射性物質の母乳への影響

2011年03月24日 | 妊娠の不安
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やっと我が畑の梅が満開になりました。
あたり一面、梅の花の香りが漂っています。

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東日本大震災に被災した、5ヶ月の子をもつ母です。

自宅、実家が全壊し、市内の親戚の家に身を寄せています。

地震の恐怖から遠方に避難する気になれずにいます。
水から放射能が検出されましたが私が飲むことによって母乳からもでますか?

ミネラルウォーターを使うにも品薄のため限界があります。

いわき市は一部に避難勧告が出されたために放射能を恐れた業者が、物資が行き渡らず復興支援も他県より遅れています。

医療機関では市立病院の医師・看護師でさえ仕事を放棄して逃げてしまっています。


屋内退避していれば大丈夫と言われていますが、支援物資は離れた所に取りに行かなければならないし、車で移動するにもガソリンは五時間並ばなければ買えません。


私が避難している叔父宅は田園地帯なため水は豊富ですが水質汚染が怖くて水を飲むのも、食事を食べるのも怖くて仕方がありません。

息子をお風呂に入れるのも、おもちゃを洗うのも、母乳を与えるのも全て怖くて怖くて仕方がありません。

政府は大丈夫だと言いますが、このような状況まで陥ってしまったら
政府を信じることはできません。


母以外には「気にしすぎ」と言ってワガママだと思われています。
しかし、息子の将来を考えると神経質にもなります。


もう生きた心地がしません。
**************
回答 たまごママネット医師団
?現時点ではそのまま母乳を続けられたほうがお子様にもよいと思います。
 高濃度の放射性物質がお母さんの身体にはいると母乳を通じたお子様への影響を考える必要がでてきますが
 今はそのような心配はいらないようです。
 
産婦人科学会の3月16日の声明では以下のようになっております。
 「平成23 年3 月15 日、午前6 時時点で福島原発より5km 以上離れたところに
  居住していた妊娠・授乳中女性へのご案内
  福島原発事故放射線被曝による、ご本人、胎児(お腹の中の児)、
  母乳ならびに乳幼児への悪影響について心配する必要はありません。
  実際に受けた被曝量は人体に影響を与えない低レベルのものです。
  したがって、ヨウ化カリウムを服用する必要はありませんし、
  母乳をあきらめる必要もありません。」
回答 平林 円先生
*************
不安でしょうが、冷静に対応してください。
授乳を続けてくださいね。
わが子のために。
応援しています。







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無痛分娩

2011年01月26日 | 妊娠の不安
またまた、妊婦を惑わす記事が掲載されていた。
2011/01/23日付け 神戸新聞 朝刊19面 子育て面
この記事は、配信記事でどこかの通信社が書いた記事だと思います。
怒りは覚えましたが、新聞社に抗議しても仕方が無いと思ったので放置していました。
コメントがありましたので紹介します。
「1123.PDF」をダウンロード
「無痛分娩進まぬ普及」
お産の痛みを麻酔で和らげる”無痛分娩”と呼ばれる出産法が進まない。出産の6割とされる米国をはじめ欧米では一般的だが、日本は2.6%と極端に少ないことが厚生労働省の発の調査で判明。背景には、医師不足や「痛みに耐えてこそ」という根強い意識もありそうだ。」とする書き出しで始まる記事である。
そして、2名のお産をした女性を紹介している。
こころない産科医が「お産の痛みは体を切られるレベルに近い。懲りて産みたくなくなる人もおり、無痛分娩は少子化対策になるかもしれない」と愚かなことをコメントしています。産婦に寄り添うことのない介助や産婦にたいする教育が出来ていないからではないだろうか。
産科医が不足し産科医が技術を取得する機会がないから普及しないとも書いている。

実施にはリスクもある。低血圧などの副作用が起きることもあるほか、出産時間が長くなるケースがあるとも書かれている。

無痛分娩とは「硬膜外麻酔」を使ってのお産である。
リスクはまだある。
無痛分娩では、収縮剤を使ったり、かん子・吸引分娩になる可能性が高まります。
麻酔により血管の抵抗が減少し、血圧が低下する場合があります。
血圧が過剰に低下すると、母体だけでなく赤ちゃんにも悪影響があります。

さらに、無痛分娩が子どもの自閉症や広汎性発達障害(PDD)、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD、ADDの原因の一つとして、可能性などが考えられるといわれています。

母親の痛みや不安は無痛分娩で軽減されるかもしれません。赤ちゃんのことを考えているのでしょうか。
自己中心的ではないでしょうか。
赤ちゃんと同じように陣痛も大切にしたほうがよいのかもしれません。

ただ、身体的疾患や精神疾患などがあるお母さんには、無痛分娩は必要だと思います。




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今、生まれましたの報告

2010年08月18日 | 妊娠の不安
サギソウです。鷺が飛んでいるようですね。
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先ほど(午後10時)に産婆さんから赤ちゃんが元気に今産まれましたの報告をいただきました。
自宅分娩ですのでノンビリしたムードが漂っています。
お母さんにかわってもらいました。
感動の声に歓喜しました。
さらに上の子(2歳半)が変わってくれて○○はお姉ちゃんになった。と喜びの声を聴かせてくれました。
爺のところに赤ちゃん連れていくね。待っててね。
この子が予定日を6日過ぎて心配するお母さんを支えてきました。
************
みかさんコメントありがとうございます。
赤ちゃんお腹の中が心地いいのでしょうね。
上のお子さんもお腹の中が好きで41週までお腹の生活を楽しんでおられたようですね。

黒豆は美しい花を咲かせていますよ。
美香さんに花をプレゼントします。
黒豆は、雨が降らなくてもここでは、夜露で水分補給が出来ます。
だから元気で美味しい豆がとれるのです。
一日の寒暖の差が激しいのが植物にとってはいいのです。

10月にお子さんとお会いするのを楽しみにしています。
いいお産をしてください。
お祈りしています。
ひげ爺
************
娘もちょうど一週間遅れできてくれたんですが、この子は予定日が遅れると知ってか知らずか、
臨月に入って間もないころ突然「ままのね、おなかの中きもちよかったの」といってくれたんです。
私は涙が出るほど嬉しくてその一言は大きな支えになっています。
今は娘もお腹に向かって「早くでておいで~みんなまってるよ~」と叫んでいますが(笑) とにかく、
ひげ爺を含め沢山の人が私のお産を気にかけて連絡をくれてお腹の子も私も幸せものです。ありがとうございます。
************
産後一時間過ぎたので爺から電話しました。
1時間のカンガルーケアを終わった頃を見計らって電話しました。
今、臍の緒を切ったところです。そしてお母さんに胎盤の説明をしていたところ出そうです。
必ず胎盤の説明をするそうです。

自宅分娩ならではのお産です。

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何回聴いても生まれましたの報告はうれしいです。





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自然なお産

2010年04月17日 | 妊娠の不安
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「自然なお産が、したいのです。どうすればいいのでしょうか?」と、よく聞かれます。
しかし、自然・・・というのが、いわゆる経膣分娩(帝王切開ではなく)をさすのか、
余計な薬や、医療介入を避けて、自分力を最大限に発揮したお産をさすのか、
質問をしている本人が、よくわかっていないことがとても多いのです。

マタニティ雑誌とかで、そういうテーマが取り上げられて
よい面だけが強調されたからではないでしょうか。

自然分娩イコールいいお産。
そういうイメージだけで、お産を捉えてしまっているのではないでしょうか。
それプラス、病院との対極で助産院の紹介がなされます。
助産院イコール、行きさえすれば、いいお産をさせてもらえる・・・

大きな間違いです。

自然はとても厳しいことを忘れていませんか?
自然とかけ離れているところで
生活をしている自分たちのことを忘れていませんか?

室内犬と化した犬たちが、
帝王切開をしなければ子どもを産むことができないのと同じ状況に
なりつつあることを、知らねばなりません。

偏った食生活。
運動不足。etc・・・
私たちの身体は、自然とはかけ離れているのです。

お産をマラソンに例えましょう。

何の練習もなく、マラソンの42キロあまりを完走できるでしょうか?
時間をかければ何とかなるか、途中で、ダウンするか・・・
とにかく、つらい経験になってしまうことは間違いないでしょう・・・

マラソンを完走するために、
それも、自分の目標としたタイムで、完走するために
マラソンという競技を知り、練習をします。
そのためには、監督というサポーターが必要です。
独りよがりなやり方では、効果的な、練習にはならないことが多いからです。
そして、練習のほうが厳しいのです。
その練習の中で、必要な体力や精神力が培われていきます。

お産も一緒です。
自然なお産について知り、自分らしく産むためのプランを立て、
その実行のために、体調を整えていくのです。
助産婦はそのサポータです。


まず、自然に産むということを知らねばなりません。
その上で、自分が望むお産をイメージし、具体的にしていきます。
これを、バースプランといいます。
私たち助産婦の役割は、バースプランを自分で、立てることができるように、
お産について、いろいろな方向からお話し、可能な限りのお産に関する選択肢を提供すること。
そして、立てられたバースプランが実行できるように、必要な情報の提供と、
母体および、赤ちゃんの状態を客観的に判断していくことです。
その上で?生活や、運動などの具体的なアドバイスを行います。
これを実行するかしないか・・・
それが、マラソンの練習と同じです。

特に身体を整えていくことはほんとに、
大切なことです。

たとえば、運動。
今の女性たちには体力がありません。
どんなに自信がある人でも、お産につながる体力を持ち合わせている人は、少ない・・・
20代だろうと、一昔前の40代の人よりも体力は劣ってます。
だから、一日、1万歩距離にして6~8キロくらい、
時間だと2時間くらい歩きましょう・・・そうアドバイスをします。
歩くことのメリットはとても大きいからです。(詳しい説明は省かせていただきます。)

食事についても、今までの食生活を見直して、食べることが、
身体つくりの為に必要不可欠であることを、もう一度考え直して見ます。
今の食生活はめちゃくちゃです。
私たちは、今までに、食べることについてどれほど、学ぶ機会があったでしょうか?
ほとんど無かったのです。
だから、おなかの中の赤ちゃんを意識できるこの時期に、考えてみるべきだと思うのです。
そして、正しい情報を見極める目を養う・・・
妊娠中に食事が整うと、母乳を飲ませたり、離乳食に入っても、困ることがなくなるのです。

悲しいかな、これらのアドバイスは、実行に移されることが少ない・・・
すぐには、その効果を感じられないのか・・・
きついのがいやなのか・・・
めんどくさいのか・・・
理由はいろいろなんでしょうが、一番大切なこれらのことがないがしろにされる。
そして、こんなお産がしたい、これはしないでくれ・・・と、外側の、見えることだけを要求する。

練習なしに、マラソンに望むようなことをして、
思うとおりの結果が得れなかったと
周りを責めているようなことが大いにあるのです。

「自然なお産」 
自分にとっての、自然ってなんだろう・・・
今一度考えてみてください。



まわりの意見や本や雑誌にふりまわされないようにしてくださいね。
悩みがふえます。
主役は、産むあなたとあかちゃんです。

お産を人任せにしないでください。



コメント (4)
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逆子でもつるつる

2010年02月20日 | 妊娠の不安
庭先に大きくなったポインセチアがありました。
ここ石垣島では年中あります。
幹も太く大きく育っています。
南国の木ですね。
冬の木ではありません。亜熱帯の植物ですね。
Photo

今日も吉村先生の著書から一文を紹介させていただきます。
お産と、妊婦が腹をくくって望むことの大切さを説いています。
命懸けでお産をするのです。赤ちゃんも命懸けでお産します。
医師がお産するのではありません。
   ***************
産科的に異常があるとされているときの帝王切開はどうなのでしょうか。
たとえば逆子はほとんどの病院で帝王切開になると思います。
でも私のところでは、逆子であっても、ほとんど自然に下からお産をしています。
もし逆子で産まざるを得なかった方がいたら許してください。
その方の愛情を否定しているわけではありません。帝王切開で産んでも立派にお子さんを育てている方はたくさんいます。
私の意見は極論だと思って聞いてください。
逆子になると、ほとんどの病院では帝王切開をすすめられます。とくに全足位といって、足が両方とも先に出てくる逆子では100%帝王切開をするはずです。
逆子が怖いのは、足が先に出てしまって、いちばん大きな頭が最後に残ることです。頭がつかえてしまって難産になり、母子ともに危険な状態になるからです。特にいまは医療訴訟で訴えられるのが怖いので、医師は逆子だとわかると、早め早めに帝王切開をしてしまいます。
逆子の自然なお産をまったく経験していない産科医もたくさんいるくらいです。
ところがうちでは、全足位の逆子でさえ、下から自然に生まれています。
私は女性に自然なお産を経験してもらいたかったので、逆子であっても、何とか下から産めないものだろうかと、試行錯誤をしてきました。
その結果、百年前のように肉体労働をしっかりして、食べ物をほとんど和食にし、医者よりも神を信じる心の状態にして、自然に従った生活をしていれば、ほとんどの逆子は下からつるつるに生まれるようになりました。
逆子は帝王切開しかないと教えられたことは、違っていました。ちゃんと自然に産めるのです。
産科医がいなかった江戸時代でも、女性は赤ちゃんを産んでいました。昔出来ていたことが、いまできないはずはありません。
吉村医院がその証明です。
でも私も逆子を自然分娩させるのに、最初は勇気がいりました。お尻から出てくる逆子は、お尻と頭の大きさがあまり違わないので、それほど難しくないのですが、問題は足から出てくる逆子です。いまでも逆子のお産になると極度に緊張します。
一回一回が命を懸けたお産です。
母親も命を懸けますが、私も命を懸けています。そしてこどもも命懸けで生まれてくる。
それがお産の真実だと思います。
命を産み出すのに、楽で便利で安全なことなどない。

自然にまかせておけば、たいていのお産はうまくいく、逆子だってちゃんと生まれます。
問題は肝をすえてそれを待てるかです。
途中で怖くなって、お腹を切ってくれというような覚悟のない女性では、真実のお産を経験することはできません。

「幸せなお産」が日本を変えるー吉村 正著 講談社+α新書 48~50Pより
  ***************
皆さんもぜひ、本を買って読んでください。
参考になることがたくさん書かれています。
そして、妊婦は自分主体のお産をしてください。
我がままなお産ではなく、命を懸けてお産をしてください。
応援しています。


コメント (9)
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