ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

分娩施設選びは慎重に

2009年02月09日 | 産院選び
今回は、コメントをいただきました方の了解を得てご紹介させていただきます。

入院中の医療従事者のサポートのあり方、知識の向上を願ってコメント寄せていただきました。
医療従事者の皆さん、肝に銘じてください。
妊婦さんや子育て中のお母さんは分娩施設を洗濯するときの参考にしてください。

発展途上のお母さんありがとうございました。
****************
母乳育児に悩んでいた時にこちらのサイトを発見しました。
妊娠中に見つけられていたらどんなによかっただろうと思います。
時々厳しい口調にドキっとしますが、本当にためになります。

私は青森の出身で里帰り出産だったのですが、いかんせん受け入れてくれる病院が少なく、選んでいるような余裕はありませんでした。
妊娠がわかってすぐ問い合わせても、です。

選ぶ余裕がない中で予約を受け入れてくれただけでもありがたいのですが、私がお産した病院では、ミルク会社の栄養士さんが来ての調乳指導はありましたが、母乳指導はまったくありませんでした。

手を抜いているとか、方針や考えが浅いだけでなく、実際に「手が回らない」という感じでした。

これで大丈夫だろうか、と不安に思ったら案の定、「完全母乳」で育てることをバースプランでお願いしたというのに、勝手にミルクをあげる・寝てても必ず三時間ごとにミルクを足す、という方針をとられてしまいました。
母子同室も、産後はお母さんが疲れているから、と最初の一日は別室にさせられました。どんなに疲れていても、私はおっぱいをあげたくて、やる気マンマンだったのに!

おっぱいが出ないことに対する不安を訴えても、とにかくお産の数が多すぎて、助産師さんも看護師さんも、あまりかまっていられないんですね。
しつこくしても申し訳ないので、おずおずと申し入れたのですが、迷惑そうな顔をされた時は本当に泣きたくなりました。神経質な自分が悪いのだろうか・・・と。

結局退院後に、フリーで動いている助産師さんに来ていただいたり(その方も大変だったらミルク足せば、という方針でしたが・苦笑)、個人で開業した助産院へ行き、そこの助産師さんが本当に素晴らしい方で、一か月半を経て、完全母乳になりました。

過ぎてしまえば、私が考えていたことはほとんどひげ爺様のおっしゃることに沿っていて、胸をなでおろしました。同時に自信を持ちました。今でずっと自分は間違っているのかと葛藤していましたから・・・
いっぱい抱っこして、いっぱいおっぱいをあげて、笑顔いっぱい、子育てを楽しんでいます。
こどもが笑ってくれるのが、一番です。

助産師さんはともかく、看護師さんに知識がないのには、本当に驚きましたね。
そんなこんなでお産をした病院に怒りを覚えつつ、一方で、そこの病院の先生は、ご老体に鞭打って朝も夜もたった一人で何百人もの赤ちゃんを取り上げていらっしゃるので、あまり悪くは書きたくないという気持ちもあります。

この産科不足の中で、頑張っていらっしゃる医療関係の方がたくさんいるのですから・・・願わくば看護師さんにも、ちゃんとした知識を持ってもらいたいです。

長々と自分のことばかり、申し訳ありませんがもう一点
私は、助産院で産むことをまったく選択肢に入れていませんでした。ちょっとしたリスク(双角子宮、切迫、逆子など)が不安でしょうがなかったので・・・
でも今となっては、助産院で産めば良かった、次はぜったい助産院にしようと心に決めています。
里帰りで受け入れてもらえるかまだわかりませんが、受け入れてもらえなければ住んでいる地域の助産院を当たろうと思います。

助産院では当然、母子同室で、一週間しっかり母乳に集中、足りなければ糖質で補う・・・これこそ、私が望んでいたもので。

最後に、おめでたの報告を友人知人から貰った時は、お祝いのメッセージと一緒にこちらのサイトを紹介させていただいてます。
ナチュラルないいお産が増え、幸せなおかあさんが増えますように・・
****************
発展途上のおさあさんありがとうございました。

皆さんよく考えてください。
赤ちゃんを不幸にしないために。

病院でもいいお産が出来る所もあります。
助産院でもいいお産が出来ない所もあります。

いいところが選択できるように皆さん知識を高めてください。

いいお産とは、どのようなお産をさしているのか学んで下さい。
最終的には、産婦自身の心構えです。



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転院は患者の自由な権利

2008年12月29日 | 産院選び
通院中に医師の心ない言葉に傷ついたことはありませんか?
お産をサポートしてもらう産婦人科の医師の言葉によって辛い気持ちになり、本来、医師やスタッフとのコミュニケーションを深めて妊娠期間やお産を、サポートする伴走者のはずが障害になるケースがよくあります。

医師の独断や偏見、あるいは妊婦の質問に対して「傷つける」言葉を浴びせられこともあります。

医師は「絶対君主」患者は「僕(しもべ)」であり不用な質問をするなと怒鳴りつけたりされることもある。
そんな環境で、お産をすることに不安を覚え、転院を願い出ると「私の紹介状が無ければ」どこも受けてくれない。
今は、どこも満床でお産が出来る所はない。
「紹介状は書けない」と言われ悩み不安を訴えてくる妊婦もいます。

「特別な理由がないと途中で転院はできない」と怒鳴られ、「転院したいなら分娩予約をすぐ取り消すけど、転院先は受け入れてくれるか分からない。産む所がなくなるよ。産科では他科と違って、患者が病院を選べない」と言われ、おろおろしてどうしたらいいか悩んでおられる方もいます。

お腹の赤ちゃんの精神状態も不安定なる。

しかし、これはおかしい。
あくまでも施設を選ぶ権利があるのは患者である。
転院するのは「患者の自由」であり患者の権利である。

皆さん、嫌な思いを我慢してまでそこで産む必要はありません。
紹介状が無ければ「お産」が出来ないと言うことはありません。
思い立ったら、希望に施設に電話して可能かどうか訪ねてください。

また、里帰り分娩を希望して転院を願い出ると、あからさまに嫌な顔をする医師もいる。
売り上げが落ちるという情けない根性の持ち主がいる。
心の狭い、世間知らずの「医師」の元ではいいお産をするのは無理である。
病院のスタッフの応対を見ているとその病院の医師の心が透けて見えてくる。
スタッフもいつもキリキリ、イライラして患者に八つ当たりしていたりする。
スタッフの表情が暗い所は要注意。

一方、妊婦とお腹の赤ちゃんが幸せなお産や子育てが出来るように支援してくれる医師もたくさんいる。
これらの医師は、途中で里帰り分娩を願い出ても快く受けてくれます。
スタッフの皆さんが快く送り出してくれます。



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産むとこさがし

2007年08月12日 | 産院選び
産むとこ探し!!

皆さんはどのような視点で産院を探しますか。

「食事でしょうか?(フルコース・ケーキ)」
「個室だから?部屋がきれい」
「プレゼントがたくさん貰える」
「安全なお産ができるから」
「評判がいいから」
「産後は個室でゆっくりやすめるから」
「無痛分娩できるから」
「家から近い」
「有名病院でタレントがお産したから」

親はそれでもいいよ。
だけど赤ちゃんの事を考えたことあるか。
お腹の赤ちゃんの幸せを。

自己中心の産院選びはやめるべきです。


赤ちゃんは、お腹の中にいるときから幸せになる権利を皆もっている。

無責任な親の元に遣わされる赤ちゃんは可愛そうだ。
「赤ちゃんはお母さんを選んでくる」と言われている。

お母さんを自立させるためにやってくる。
しかし、中には自立出来ない親もいる。
その中の一部は、苦しみぬき我が子を
殺してしたり、心中したりする。

贖罪を続ける親もいる。
その悲劇からはなかなか抜けきれない。

親から育てられていない親になる人は、妊娠期間は、これからスタートする子育てのための学びの場。
産むことも大事だが、育てることそして、子どもに教えられることを知る事も重要である。

親からいい子育てをされず親になる人は、人工飼育されたチンパンジーと一緒で、子育てをする「子育て力」が
幼児期にインプットされていないので、妊娠中に育て方を学ばなければならない。
「子育て力」は親の子育て、特に乳幼児期の子育てが脳に刷り込まれでいくのである。
誰でも簡単に子育て出来るわけではない。
親の育て方が大きく影響する。
世代間連鎖である。

年がいったから子育てが出来るわけではない。
むしろ頭だけ大きくなり無駄な理屈が詰め込まれ、自分の物差しで世間を見るようなり、
子育ても妊娠情報誌や育児雑誌の正しくない情報を信じて道を間違ってしまう。

産院は、持っていない「子育て力」を引き出してくれる所をさがしましょう。
「子育て力」はいいお産をする力と心を与えてくれます。

医師や助産師はあくまでも「助産」のパートナーです。

「助産」をしてくれるいいパートナーを見つけてください。
見つけるのはあなたの心です。妊娠情報誌には書いてありません。

そのパートナーを見つける事が、あなたとお子さんの幸せにつながります。

子育ては「苦悩」だけではありません。
本来「楽しい」ものであるはずです。
子どもと共に喜びを味わいましょう。

そのためにすべき事をしてください。
楽しみは努力するほど大きいです。

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