ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

医師の断乳の薦め

2011年09月08日 | 医師の断乳指導
Scw8c6748

医師の母乳への不勉強について今回はいただいたコメントから考えてみましょう。
皆さんも、様々なことで医師から断乳を指導されることがあると思います。
その時に、医師の間違った指導を鵜呑みにするのではなく、爺に訪ねるかたまごママネットの育児相談にある、「薬の母乳への影響」を見てください。
正しい情報を知ることで赤ちゃんを苦しませないでください。


**********************
ひげ爺さんに懺悔を聞いてもらいたく、初めてコメントを書きます。
私は昨年から 不整脈で近所の内科(小児科循環器科もしている)にかかっていたのですが、夏に喘息発作が出てしまい
不整脈の防ぐ薬を飲むと喘息発作を誘発する・喘息発作を止める薬を使うと不整脈(200/分の頻脈)を起こしてしまう
という にっちもさっちもいかない状況になり、医師からカテーテル手術を勧められ 受ける事にしました。
その際 大きな総合病院への紹介状を書いてもらう時
「初診日まで数週間あるから、必ず授乳をやめとかないと治療できないよ」と言われ、泣く泣く8ヶ月になったばかりの次男の授乳を 8/13の午後~やめました。それから2晩 次男は38.5℃の熱を出しました。 
2,3日もすればミルクを飲みだすよ
という まわりの誰もが言う言葉に反して、次男は7日たっても8日たってもミルクを拒否しました。いつも口を大きく開けて笑っていた次男は笑わなくなり、眉間にシワをよせていました。
ほ乳瓶の乳首を買い替えたり、コップやスプーンで与えたり、挙げ句の果てに ミルクを寒天で固めたりもしましたが、1口 口にしただけでえづいて体いっぱいで拒否しました。
幸い離乳食はよく食べたので それまで1回食だったのに 離乳食で栄養をとらせようと1日6回食にし、いつも何か口に入れ、そのつど排泄をする…という、内臓を酷使させる毎日でした。
 
そして 8/25に総合病院の循環器科を受診した際、名医と言われる医師が
「治療以外の事でも何か悩みはありませんか?」と問いかけてくれたので、実は次男がミルクを飲まず…と話すと
「授乳は構いませんよ~僕 出産したての方をそのまま治療した事もあるし」と。 
愕然としました。
 
帰りの電車の中で、この13日間 私は次男に何てことをしてしまったのか…と涙が止まりませんでした。
帰宅し夫に状況を話し、その夜から次男に頭を下げ、夫と4才の長男に次男を説得してもらい 授乳を再開しました。
始めは乳首をまじまじと眺め それからパクっと。その晩また38℃の熱を出しました。
再開して今日で14日たち乳量も戻り、何よりも次男は おっぱいを見せると声を出して喜んで 満面の笑みを浮かべて近寄ってきてくれます。
昔 遠足で行った高崎山の猿の親子のような私達は今幸せです。 あの13日間が 今後どう影響するか不安ですが、神さまから預かったこの子ども達と成長していきたいです。
*************
Scw8c6880

母乳に理解があり勉強している医師に出会えて良かったですね。
お子さんが出会わせてくれたのです。
辛かったのでしょうね。

皆さん、断乳を医師から薦められたら一度たまごママネットの育児相談室の
「薬の母乳への影響」を見てくださいね。
多くの医師や薬剤師は、薬の母乳への影響についての知識が乏しいのが現状です。
授乳に影響する薬は、それ程、多いわけではありません。

これからは、卒乳までおっぱい生活を楽しんでください。
応援しています。

写真は、淡路島のモンキーセンターの猿です。

この猿は先天性の両手両足の欠損のある猿でした。
手足だけではなく、骨格にも異常がみられ、出産は無理だろうと言われていたそうです。
しかし、無事に出産。
初めての赤ちゃんを上手に育てています。
赤ちゃんは、母親にしがみ付く能力を持って生まれます。
だから、リボンちゃんが手を添えなくても大丈夫なのです。
ただし、それは赤ちゃんが健常であれば、です。
母親にしがみつくことが出来なければ育ちません。
猿は24時間抱かれているのです。
母子一体です。
抱くことが出来ないので小猿が抱きつくことが出来なければ、
生きて行くことができないのです。

ヒトも猿に学ぶべきことが多いです。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

健診は自治体によって格差

2010年07月23日 | 医師の断乳指導
今日のブログは1歳半健診でのあり方に、疑問を持たれた小児科医からメールをいただきましたので紹介させていただきます。
自治体によって、母乳への理解には大きな隔たりがあります。
じっくり読んでください。
大きなヒントが書かれています。
Img_1141

*******************

私は小児科医の立場から母子保健に携わっています。
どうしても、もやもやした気持ちが晴れず、このようなメールを差し上げてしまいました。


最近、私は自治体AからBへ引っ越ししました。Aでは1歳半健診を担当していました。また、Bに隣接する自治体Cでも1歳半健診を担当することとなりました。(子どもが小さいので、常勤では働いていません。)

Aでは、「おっぱいはお母さんが疲れない限り、いつまでもあげていい」と指導していました。
それとはまったく別個に、歯科の方では歯磨き指導をきっちりやっていました。「夜寝る前1回でいいので、きっちり仕上げ磨きをしましょう」と。
これが当然だと思っていました。

しかし、Cの健診へ行ってみると、会場には「歯のためを思うと、母乳は1歳半までに止めましょう。ばいばい」と書いたポスターが・・・。
そして、カルテを見ると歯科の部分には「歯磨き指導、断乳指導、間食指導」と。
いやいや、まさか母乳が虫歯を増やすだなんて、そんな昭和的なことがまかり通っているわけがない。きっと予算が少なくてカルテを作り変えていないだけだ、と思っていたのですが。
この欄は現役でした・・・・・。


そういえば、B市で出産したとき、助産師さんが「このあたりは母乳育児は肩身が狭いのよね~」とぼやいていたのですが、このことだったのでしょう。
B市や、その近隣で育児されている母親たちからは「虫歯になるから断乳しました」と???な話を聞きます。


一応、私も現代医学を学んだはしくれ、1歳半健診担当の保健師に「母乳が虫歯を増やすというエビデンスはない」と小さな声で抗議をしたところ、びっくりするよう答えが返ってきました。
1 母乳が虫歯を増やさないというのは、間食や仕上げ磨きを厳しく指導した研究の結果
2 それ以外の、間食や仕上げ磨きを指導しない研究では母乳群の方が虫歯が多い
3 泣いたら母乳をすぐにあげる母親は、断乳すれば泣いたらすぐアメ、チョコに走る
4 母乳をいつまでもあげている母親はむしろ子離れができていない。子どもも迷惑している

1と2から導き出される結論は、だから母乳が悪い、ではなく、間食や仕上げ磨きの指導に重点を移すべきなのではないか。
4について、母子関係は各々の母子間で決定される要因であるべきで、母子分離を乳幼児健診で指導する必要性はあるのか。
3については論外です。根拠のない思いこみでしょう。

・・・・と、言い返せたらよかったのですが、黙って帰ってきてしまいました。
Img_1133


C市にお住まいのお母様方、是非強気にでちゃってください!!とメッセージを送りたいです。

断乳指導はかなりきつく言われるみたいで、今日はたくさんの母と子が断乳指導を受けていました。
その中の一人の子は、最近風邪をこじらせて重症化しやすい、とありました。その子には授乳を続けるようにはっきりと言わせてもらったのですが、そのお母さんの言った言葉は
「おっぱい、続けていいですよね!?さっき、歯科ではだいぶ言われたんです・・・。でも、この子おっぱいのおかげで今まで脱水になって点滴を受けることはなかったんです。おっぱいやめたら、脱水になってたかもしれませんよね!!」でした。
その通り、このお母さんの母親力は非常に高く、感心しました。
**************
皆さん、わが子のためにしっかりした知識を持ってください。
わが子を守るのはあなたです。






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医師の間違った母乳の知識

2009年06月05日 | 医師の断乳指導
またまた母乳に対して医師の勉強不足についてです。
母乳が一歳を過ぎて飲ませたら健康に害を及ぼすなどという医師がいることに怒りを感じます。
********************
「2歳までの男の子への授乳について」です。
その先生から「2歳までおっぱいあげたら、駄目だよ。」「1歳過ぎたら、健康に害を及ぼすよ。」「発音、噛み合わせにも悪影響だよ。」「いいこともあるかもしれないけど、害の方がはっきりしているよ。」と言われました。
また私は数ヶ月前から生理が再開しており、そのことを伝えると「母乳をあげるということは、男の子に女性ホルモンをあげてるんだよ。
生殖器に悪い影響を与えてるよ。」「7ヶ月という先生もいるけど、とにかく1歳以上にはあげたらだめだよ。」と。
私が「2歳以上までおっぱいをあげたほうがいいという話を聞いたことがあります。」と言うと、「医者でそんなことをいう人は一人もいないと思うよ。」と言われ、WHOの話をすると「それはアフリカ向けに出されてる話で、それを自分たちの国に向けられてると勘違いしている人たちがいるんだよ。」と言われ、アフリカの水や人口増加問題について説明を受けました。
小児科医に「ミルクを足しなさい。」と言われたり、歯科医に「断乳しないと虫歯になるよ。」と言われたり、周りの人から「まだ飲んでるの?」と言われても、もうびくともしなくなったのですが、さすがに「女性ホルモンの話」については初耳で、あまりの断言っぷりでしたので、他の先生の意見もお聞きしたくなりました。
私自身「2年間のおっぱい生活は、辛い事がいろいろあったけど、本当に本当に幸せだった。」と心から思えているので、こういうことを言われても、後悔は一切していません。
ただ今後の参考のためにも、質問させて頂きました。よろしくお願いします。
回答 たまごママネット医師団
まだまだ母乳育児に対する誤解や偏見が多くみられます。人間の赤ちゃんにとって母乳は最適な栄養です。この栄養というのは身体を大きくするだけでなく、身体を丈夫にする栄養、心を豊かに育てる栄養があります。質問のように1才を過ぎた時期の母乳は心を育てる栄養としての役割が大きくなります。この大切さが理解されるようになり、母子健康手帳から断乳という言葉がなくなり、厚労省の“離乳の基本”からも授乳をいつまで止めるという表現がなくなりました。
母乳育児は発展途上国では乳児の死亡率の改善や自然な避妊効果がいわれますが、先進国でも子どもの感染症の予防効果(中耳炎、消化器感染症、尿路感染症、下気道感染症など)だけでなく糖尿病や小児癌の発生率を少なくしたり、知能の発達に対しよい影響を与えたり、将来の生活習慣病を起こしにくくするなど子どもの一生を守るためによい効果があることが知られています。閉経前の乳がんの減少や卵巣癌・子宮体がんの減少、骨粗鬆症の予防効果、妊娠糖尿病が糖尿病に移行するリスクの半減など母乳を長く続けることは母親の健康を守るためにも大切なことです。
母乳を飲むときに赤ちゃんは人工乳を飲む以上に強い力を必要とします。母乳を飲んでいる赤ちゃんはあごが良く発達します。このため歯並びがしっかりし噛む力が強くなり離乳食の時よく噛んで食べられるようになり、言葉の発音もはっきりしてきます。母乳を長く続けると歯並びや発音が悪くなるということはなく、その心配は人工乳の場合に多くみられます。
母乳の女性ホルモンで男児の生殖器に悪影響を与えるといこともありません。母乳中に赤ちゃんに影響を与えるようなホルモンが含まれることはなく、含まれるホルモンもそのまま吸収されないため赤ちゃんに悪い影響を与えることはありません。様々な環境汚染物質が胎児期からの性腺機能低下に影響を与えている可能性が指摘され、このことは十分な注意が必要です。
2才過ぎてもおっぱいの必要な赤ちゃんは多くいます。心のどこかに不安が残っている子どもです。おっぱいを吸うことで不安を解消し強い心を育てています。卒乳するということはおっぱいに頼らなくても不安や困難を解決できる強い心を持てたということです。積極的に外の世界に挑戦でき、負けない心が育っています。将来楽しみな子どもです。
質問のお母さんのように自分の体調などでどうしても母乳育児を止めなければいけないときには、赤ちゃんにどうして母乳をあげられなくなったのかを赤ちゃんの目を見てゆっくりとした言葉で赤ちゃんに話しかけてください。何回か繰り返していると赤ちゃんはお母さんの気持ちを理解しあまり困ることなく母乳から離れてくれます。もし母乳を続けてもいいかなと思うようでしたら無理に薬で母乳を止めないで本当の卒乳まで母乳育児を続けてみてください。この時には母乳を止めるための薬を使う必要はなく、乳腺炎を起こすこともほとんどありません。
   ****************
お忙しいところ早々に回答していただきましてありがとうございました。
それにしても母親を苦しめる指導ですね。

根拠のない「暴力」ですね。
ドクターハラスメントですね。
患者は弱い立場ですね。
このようなことが無くなることを願っています。
*************
本当にそのとおりですね。
おっぱいに関する知識不足は困ったものです。
大学の医学教育の中で「母乳学」を教えてほしいものです。
医師の知識不足は「罪悪」である。

傷つくのは「赤ちゃん」である。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒乳の時期はさまざま

2009年05月28日 | 医師の断乳指導
今朝も5時に自然に心地よい目覚めをしました。
起きてすぐ外の空気を吸い込みます。木々や花の香りがミックスされた美味しい空気です。
それを吸い込む度に、生きている喜びを感じます。
それから田んぼの見回りをして、水の調節をします。
それから朝食を作って食べます。

今日の本題
卒乳に時期はありません。
皆さん誤解されているようです。
卒乳の時期はいつ頃????
という相談があります。
赤ちゃんの顔が違うように卒乳にはそれぞれ全く違います。
赤ちゃん自身が母親に教えてくれます。
周りの心ない声に惑わされることなく、我が子を感じてください。
他人の声に惑わされている「母親」の心を見透かすように、おっぱいを飲む頻度も増えます。
あなたの不安が、我が子の不安を誘発するのです。

何歳まで「おっぱい」を飲んでもいいのではないですか。
問題はありますか?
おっぱいは「自立心」を高めます。
赤ちゃん自身が卒乳することは、その後の人生にとって大きな大きな礎となります。

卒乳という断乳を考えている方、今一度考え直してください。
我が子のために。
強い愛を持って。
Fs

今日の花
樹木なのですが、花の名前は知りません。
裏庭に咲いています。
Gs

この花は、先出しは白いのですが徐々にピンクになり最後には赤紫になります。
色が変わっていく花です。
匂いはあまりいい匂いではありません。

Up




コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医師の母乳哺育の知識不足

2009年03月30日 | 医師の断乳指導
今日は、医師の母乳に対する無知な指導に対しての相談がありましたので紹介します。
これまで何度も小児科医や産科医の母乳哺育の知識不足について指摘してきましたが、ここまでひどいのは数少ないです。
この指導のままそれを「医師が言うのだから」と真に受けて来たお母さんが多いのでしょうね。
悲しくなります。
****************
「2歳までの男の子への授乳について」です。
先生から「2歳までおっぱいあげたら、駄目だよ。」「1歳過ぎたら、健康に害を及ぼすよ。」「発音、噛み合わせにも悪影響だよ。」「いいこともあるかもしれないけど、害の方がはっきりしているよ。」と言われました。
また私は数ヶ月前から生理が再開しており、そのことを伝えると「母乳をあげるということは、男の子に女性ホルモンをあげてるんだよ。
生殖器に悪い影響を与えてるよ。」「7ヶ月という先生もいるけど、とにかく1歳以上にはあげたらだめだよ。」と。
私が「2歳以上までおっぱいをあげたほうがいいという話を聞いたことがあります。」と言うと、「医者でそんなことをいう人は一人もいないと思うよ。」と言われ、WHOの話をすると「それはアフリカ向けに出されてる話で、それを自分たちの国に向けられてると勘違いしている人たちがいるんだよ。」と言われ、アフリカの水や人口増加問題について説明を受けました。
小児科医に「ミルクを足しなさい。」と言われたり、歯科医に「断乳しないと虫歯になるよ。」と言われたり、周りの人から「まだ飲んでるの?」と言われても、もうびくともしなくなったのですが、さすがに「女性ホルモンの話」については初耳で、あまりの断言っぷりでしたので、他の先生の意見もお聞きしたくなりました。
私自身「2年間のおっぱい生活は、辛い事がいろいろあったけど、本当に本当に幸せだった。」と心から思えているので、こういうことを言われても、後悔は一切していません。
ただ今後の参考のためにも、質問させて頂きました。よろしくお願いします。

**************
回答 たまごママネット医師団
まだまだ母乳育児に対する誤解や偏見が多くみられます。人間の赤ちゃんにとって母乳は最適な栄養です。この栄養というのは身体を大きくするだけでなく、身体を丈夫にする栄養、心を豊かに育てる栄養があります。質問のように1才を過ぎた時期の母乳は心を育てる栄養としての役割が大きくなります。この大切さが理解されるようになり、母子健康手帳から断乳という言葉がなくなり、厚労省の“離乳の基本”からも授乳をいつまで止めるという表現がなくなりました。
 母乳育児は発展途上国では乳児の死亡率の改善や自然な避妊効果がいわれますが、先進国でも子どもの感染症の予防効果(中耳炎、消化器感染症、尿路感染症、下気道感染症など)だけでなく糖尿病や小児癌の発生率を少なくしたり、知能の発達に対しよい影響を与えたり、将来の生活習慣病を起こしにくくするなど子どもの一生を守るためによい効果があることが知られています。閉経前の乳がんの減少や卵巣癌・子宮体がんの減少、骨粗鬆症の予防効果、妊娠糖尿病が糖尿病に移行するリスクの半減など母乳を長く続けることは母親の健康を守るためにも大切なことです。
 
  母乳を飲むときに赤ちゃんは人工乳を飲む以上に強い力を必要とします。
母乳を飲んでいる赤ちゃんはあごが良く発達します。このため歯並びがしっかりし噛む力が強くなり離乳食の時よく噛んで食べられるようになり、言葉の発音もはっきりしてきます。母乳を長く続けると歯並びや発音が悪くなるということはなく、その心配は人工乳の場合に多くみられます。

母乳の女性ホルモンで男児の生殖器に悪影響を与えるといこともありません。
母乳中に赤ちゃんに影響を与えるようなホルモンが含まれることはなく、含まれるホルモンもそのまま吸収されないため赤ちゃんに悪い影響を与えることはありません。様々な環境汚染物質が胎児期からの性腺機能低下に影響を与えている可能性が指摘され、このことは十分な注意が必要です。

 2才過ぎてもおっぱいの必要な赤ちゃんは多くいます。
心のどこかに不安が残っている子どもです。おっぱいを吸うことで不安を解消し強い心を育てています。
卒乳するということはおっぱいに頼らなくても不安や困難を解決できる強い心を持てたということです。
  積極的に外の世界に挑戦でき、負けない心が育っています。将来楽しみな子どもです。
質問のお母さんのように自分の体調などでどうしても母乳育児を止めなければいけないときには、赤ちゃんにどうして母乳をあげられなくなったのかを赤ちゃんの目を見てゆっくりとした言葉で赤ちゃんに話しかけてください。
何回か繰り返していると赤ちゃんはお母さんの気持ちを理解しあまり困ることなく母乳から離れてくれます。もし母乳を続けてもいいかなと思うようでしたら無理に薬で母乳を止めないで本当の卒乳まで母乳育児を続けてみてください。この時には母乳を止めるための薬を使う必要はなく、乳腺炎を起こすこともほとんどありません。 09.3.31
*************
皆さん、正しい情報を判断する能力を身につけてください。
そして、それを実行してください。
それは次の世代に受け継がれていきます。

この医師のように、間違った情報を教え込まれることのないようにしていきましょうね。
このお母さんのように、不信感をもつことが出来るようにしましょうね。




コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒乳というが本当は断乳!!

2008年09月27日 | 医師の断乳指導
断乳を薦められたお母さんをサポートされたお母さんからメールをいただきましたので、
ご紹介します。
自治体の乳児健診の外部委託は、大きな問題があるように思います。
医師の知識にバラツキがあり、ややもすると「間違った」ことを言うことが多いように思います。

      *******************
最近友人が、あやうく卒乳と名づけられた断乳をしそうになったので、止めました。
でも3日ほど、赤ちゃんは辛い思いをしてしまいました。
もっと早く、普段からそういう話をしていればよかったと、少し後悔しています。
神奈川県に住む友人の9月生まれの女の子です。
(離乳食+完全母乳です。他は湯冷まし・お茶で、粉ミルクは一切飲まない子だそうです。)
その自治体は、乳児健診が集団健診ではなく、個人で小児科に行って受けるらしく、
彼女は「いい先生だと有名で、予約を取るのが大変な小児科」に行っているとの事。
「1歳児健診と、歯科検診の両方で、1歳半までに卒乳するように言われた。
だから卒乳をはじめたけど娘は泣くし、おっぱいが張って痛いし大変だよ・・・」
というメールが来たのです。
あわてて直ぐに「やめないで!!」という内容の返信をしました。
幸いすぐ理解してくれて「可能な限り続けるわ」と返事が来て安心しました。
その子は、超おっぱい大好きちゃんで、ヒマさえあればおっぱい・おっぱいらしいのですが、
そのおっぱいさえあれば、いつもご機嫌♪ 寝るのもすぐ♪ のお子さんなのです。
そんな娘さんからおっぱいを取り上げるなんて・・・。
おっぱい欲しくて泣いている様子が目に浮かんで涙が出そうになりました。

最近「断乳」を「卒乳」と言っているケースが多く見受けられますよね?
「断乳」という言葉にネガティヴなイメージを持たれるからなのでしょうか。
なんだか目先だけごまかされているようで、いい気分はしませんね。
      *****************
素晴らしいメールをいただきましてありがとうございました。
こうして一組でも多くの母子が救われるような支援の我が広がることが、子育て支援の草の根活動です。

こうして私たちが多くのことを学ぶことが、子育てや医療を変えていくことにつながります。
医師や助産婦の意識を変えなければなりません。
そのことを深く考えさせられたメールでした。

多くの人に支えられて、ひげ爺は幸せです。



コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医師の断乳指導

2008年03月19日 | 医師の断乳指導
医師の間違った断乳指導は赤ちゃんの「こころ」を傷つけます。
薬の知識を学んでください。
医師の断乳指導が母乳哺育を妨げてしまいます。

***************
BCG接種をしたため医師から2週間の断乳を言われましたが本当にそうなのでしょうか?
?4月から学校へ通う予定があり提出する健康診断でツベルクリン反応が陰性だった為、昨日、私(母親)がBCG注射を受けました。授乳は2週間やめるように医師に言われました。

ミルクに切り替えてみたところ、母子共にかなりしんどく(子どもは私からはミルクを飲みません。
おっぱいをずっと探していて本当申し訳ない気持ちでいっぱいです。
もともと乳腺炎なので絞っていますがかなり痛くて熱がでそうです)、できれば1日でも早く母乳を再開したいと思っております。
色々調べてみたのですが?どのような副作用があるか調べられず、副作用があったとしても今は母乳を止めているほうがよくないのではと思いまして、質問をお願いさせていただきました。
お忙しいとは思いますが宜しくお願い申し上げます。
??*************** ??
回答  たまごママネット医師団?
2週間母乳を止めるという根拠が明らかでありません。

?BCGワクチンの添付文書には授乳中の注意事項はありません。
?BCGの摂取部位を直接吸わせるようなことさえなければ母乳育児をすることには差し支えないように思います。


****************

メ-ルありがとうございます。
今日はお忙しい中、本当に有難うありがとうございました。

今回のような理由で母乳を止めるという事がこんなにしんどいとは夢にも思いませんでした。

息子がおっぱいをとにかく探してる姿が辛い。。
聞いたこともない「ヒ-ヒ-」という声でずっと泣いてる。
後でとか未来もなくとにかく、今、今の世界なんですよね。。
何度おっぱいをしぼっても詰まって夜寝れない程に痛い。。
熱がでるんじゃないかと思うほどおっぱいが熱い。
おっぱいは石の様に硬くなって、四角い形に、、、痛くて2週間なんてとてもじゃないけれど耐
えられない程。
車のシ-トベルトも痛くて出来ない。
抱っこしてあげたくても痛くてちゃんとできない。。。

私はもともとすぐに詰まってしまう方だと思います。

息子は寝ながらもおっぱいを探しているかのような口を動かしていて。。

昨日は丸一日ぐずっていたのに、今日は泣かずにず--っと私の顔を見ていました。
遊んでも笑わず、無表情で。。たまらない気持ちでした。

夫がこういう状態では母子共に大変だから副作用を調べて、副作用によっては母乳をあげない
よりもいいんじゃないかとパソコンで調べてくれたのですが調べられず
。。。

朝、保健センタ-へ相談すると注射をしてもらった病院に問い合わせてとのアドバイス頂いたの
ですがやはり答えは同じでした。

助産院の先生から教えて頂いたこちらのサイトにお願いさせて頂きました。

一日中冷やしていた乳首もかなり限界。陥没状態でした。

メ-ルを拝見して、あ---これでおっぱいあげられる!!(涙、涙)

息子は安心したような。お腹の中にいた時の写真の顔に何故か見えました。

お陰で30時間ぶりの授乳は1時間かかりました。
本当に嬉しかったです。
もし今日もあげられなかったかと思うと怖くて考えられません。熱がでていたかもしれません。

まだ表情が硬い息子ですが、時間かけて安心して貰えたらと思います。

当たり前の様に毎日あげていたおっぱいがこんなに大切だとは。。改めて思いました。有難うございました。
* **************
医師や医療従事者はもっともっと勉強してください。
母乳は母子を「つなぐ」こころの栄養でもあります。
断乳がどれほど母子を苦しめるのか!!それを思うと僕は心が痛みます。

母子を苦しめることなく。
応援してあげてください。
母子の健やかな人生のために。

私のサイトを紹介してくれた助産婦さんありがとうございました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする