花は「ヤブラン」です。
庭のあちこちに咲いています。
親からの相談がありましたのでそれを紹介します。
とても大切なことです。
親が奴隷になってはいけないことを、新生児を育てている親に伝えてください。
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数日前に、こちらのブログにたどり着きました。
一歳二ヶ月の息子の母です。
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いつもどこか気にかかっていることがありまして、ひげ爺さまならどのようなご指導をして下さるかしらと思い始め、今、思い切って、メールをお送りすることを決心しました。
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気にかかることとは、
①寝返り→お座り→立ち上がって歩く、この過程の、→の部分(動作のつながりの部分というのでしょうか)を自分ですることができません。(やろうともしません。)
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寝た状態から寝返りはかろうじてしますが、うつぶせになると、すぐに泣いて母親を呼びます。起こして座らせると、自分で座っていることができます。
自分で何かにつかまって立ち上がろうとしません。
でも、立たせてやると、
つかまり立ち、つたい歩きをします。
が、立っている状態から自分で座ることができません。
あと、手を引いてやれば、どこまでも歩けます。
あと、ハイハイはできません。最近は少し「いざり」が始まりました。
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このように、個々の動作(ハイハイを除く)はできるのですが、つなぎの部分が自分でできないことが気がかりなのです。
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②自分でやってみたいという気持ちがないように見えます。
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①ともつながるかとも思いますが、起き上がりたいとき、立ち上がりたいとき、歩きたいとき、母親にやってもらうもんだと思っている様子です。
食事も、食べたいものに手を伸ばすことをせず、母親に食べたいものを合図します。
ストローマグを自分で持って飲むこともしません。哺乳瓶でさえ、自分で持とうとしません。
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息子は、一歳一ヶ月のときに、ようやく寝返りができるようになりました。
ひげ爺さまの、「お座りを急ぐな!」のお言葉に、ハッとしました。
寝返りが遅かったせいで、周りからも急かされ、焦って、6ヶ月後半から、寝たままの息子を起こし、支えながらお座りさせてしまっていました。
ほどなくして自分で座っていられるようになりましたが、
ひげ爺さまのおっしゃる通り、そこから何も進まず。。。
一歳になったときに、これもまた周りから急かされ(姑さんからちゃぶ台が送られてきて)立つ練習を始めました。
これもほどなくして立っていられるようになり、つたい歩きも、促せばするようになり。
手を引いて歩かせてみれば歩くし、本人も歩くことが楽しい様子です。
今では、移動したいとき、いざることができるのにも関わらず、
母親を促し、手を引かせます。
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反省(?後悔?)することは多々あります。
親が勝手な手出しをした結果、
ハイハイをしないままになってしまいそうですし。
(ひげ爺さまの、「後悔なんてしないで。あの時は一生懸命だったのだから。」のお言葉、涙が止まりませんでした。)
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今からでも、何か挽回できることがありますでしょうか。
ひげ爺さまなら、なんと叱ってくださいますでしょうか。
もしかしたらお返事を頂けるかもしれないと希望を持ちつつ。。
失礼いたします。
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追伸:大学病院にて、体の異常はないとの診断を受けています。
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追伸2:出産後すぐに引越ししました。
友人知人のいない土地でしたので、あまり外に出ない生活をしてきました。
そのためか、息子は敏感(神経質?)な子で、母親にベッタリ、たまに支援センターなどに行っても泣いてばかりいます。
おじいちゃんおばあちゃんにも全然なつかず、抱っこしようとしても大泣きします。
家でも母親と常に体のどこかが触れあっている状態です。
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困ったことですね。
無知が招いた結果が出ていますね。
親がわかっているように「つなぎの動作をしない」このことが重大です。
しなくても欲求が通るようにさせてしまったのです。
嫌がれば親がすぐに手を貸す。
だから動作が連係しないのです。つなぎの動作をしないですんでしまう。
何もかも「自分でする」行為を必要としないですむようになってしまったのです。
「親」を奴隷化してしまい、自分の配下にしてしまったのです。
賢い子ですね。
「泣けば」何でもしてもらえる。ハイハイもしないですむ。起き上がれなくても座らせてもらえる。
泣けば「飲ませてもらえる」「食べさせてもらえる」ほ乳瓶も持つ必要が無い。食事も「口を開けたら入れてくれる」天国の住人ですね。
食べたいものを指示すれば親が口に運んでくれる。
手づかみで食べることを今からでもさせなければ大変な事になります。
自分で何もしないから「筋肉」がついていないから今後ますます自発的行動が出来なくなる。
「神経質な子」ではなくて、自分の奴隷である親を側に置いておきたいだけである。
何もかも「全ての行為」を親にさせています。
それでは他者とコミュニケーションを図ることはできません。
他者になつかないのは当たり前です。
表情も無表情に近い。「泣く」という行為と「無言」で物事をすませている。
「大学病院の診察で体の異常はない」と診断されたとのことですが、異常は大いにあるのではないでしょうか。
自発的に行動しない。表情が硬い。つかまり立ちできない。等々、素人の爺が見てもおかしい。
大学病院だからいいとは限りません。
むしろ「悪い」方が多いのです。
いいかげんに「大学病院崇拝」はやめませんか!!!
知識が低い医師が多すぎます。
自発的に行動するためには、親の干渉、手出しを減らしていくことしかありません。こどもにやる気をおこさせなければいけません。
ついていない筋肉をつけていくためには、足の屈伸運動やリハビリ運動がかかせないのです。
おもちゃ遊び、手づかみの食事、欲しいものは自ら取る等の行為が出来るようにしていくことです。
そして、心を鬼にして「奴隷」から開放されことです。
親として賢く先を読んで行動することが大切です。
子どもに見透かされないように立ち回り、準備をする。
「手をつなで歩いている」親の手をたよりに足を出しているだけであり、
歩行とはほど遠い。足の指も歩行には早く指が使えていない。
親に引っ張られてついて行ってるだけである。
全ての新生児を育てているお母さん、早い時期から「うつぶせ」にしてあげてくださいね。
赤ちゃんだけでさせるのではなく、うつぶせしている赤ちゃんの目の前におほったらかしではなく、母さんが必ずいて「あやし」てあげてください。
我が子の奴隷にならないでください。
一定の月齢になったら「自分」でするように育ててください。
うつぶせからハイハイに進んで行きます。寝返りも大切です。
早くから座らせるな、自分でお座りが出来るようになるまで座らせてはいけない。
座る練習とかいって◎◎ベビーチェアにすっぽり入れるのはいけません。
首が座る前から椅子に座らせるなどとんでもない。
この子がなおるためには、親の意識を変えるしか方法はありません。
親の介入を減らして、自主的に行動が出来るように促していくことしかありません。
子どもは賢い、子に見透かされる親になってはいけない。
我が子をたくさん遊んであげてください。
表情豊かな子に育てるには親子の遊びが大切です。
楽しい子育てがいい子を育てる。
無知は子育ての大敵。
知らなかったら聴けばいい。
無知な親への教育の必要性を痛感しました。
そこで活動を共有している「日本女性生涯支援協会・
いるかくらぶ」に、体のサポートをお願いいたしました。
宿泊二日目に、大阪・上本町の「いるかくらぶ」に田原さんと親子三人でいっていただきました。
そこで理学療法士のスタッフに体を見ていただき、筋肉の弱さを指摘され運動を教えていただきました。
リハビリの内容
ヒーリングタッチでしたように、股関節内側から外側へ手のひらに、少し圧をかけてする。
指先に力がかかり過ぎないように。
◎◎くんは、股関節を触ることに対して敏感になります。指先は不快な感覚が誰よりも強くなり、拒絶されます。
優しく包みこむように愛を込めて触る。
膝関節で一度止めるとき、膝のお皿が天井にむくように姿勢をとらしてから、ふくらはぎを引っ張るように、伸ばすように触り、最後に、足の関節で止めてから、ゆっくりと離す。
股関節回し
膝のお皿を天井に向けて、お母さんの手で包みこむように持つ。
◎◎くんの膝のお皿は、外側に向きがち。
そのまましても、股関節の動きにならず、力が入り過ぎた緊張を招くので、気をつけてください。
膝を小さな円から、おへそに近づけるような大きな円を描くように回してみましょう。
過度に嫌がる時は、しばらく小さな円で、お話してしながら、好きな歌に合わせて、動かすと興味を示すことがあります。
座り方
骨盤が後ろ下がりになりがちで、座って、おもちゃを遊ぶことが、わすがな時間しか持ちません。
まず、骨盤を前にすることで、活動内容が変わります。
*ボール遊び
今日したように、手を上に上げる動作は、骨盤の動きが出てきます。
お父さん座りをして親は、◎◎くんの手が上がるところから、ボールわたしたり、投げたりしていく中で、全身の体の使い方を身につけていきましょう。
出来た時、少しでも出来たなら、抱きしめて褒めてください。
お父さん、お母さんから褒められた時は、とてもいい笑顔が印象的でした。
ちょっとだけ、してみようかなて意欲が感じられたのは確かです。
これは理学療法士のめぐみさんのアドバイスです。
そして、いるかくらぶのスタッフのみなさんや子ども達が愛を持って親子に接してくれました。
赤ちゃんの動きを「見守る」スタッフの「愛」の深さに感銘を受けます。
全ての子育て支援に関わる人々がいるかくらぶのスタッフの用であったら日本も変わるのですが!!!!
皆さんが温かく家族を迎入れてくださり心から感謝いたします。
田原さんには二日間本当にお世話になりました。
優しく親子を包んでくれました。時には厳しい注意や指導をしていただきました。
今後もパートナーとして協力して親子を支えていきましょう。
親を育てる「塾」を篠山で定期的に開きます。
素晴らしい人を育てるためには「親育て」が必要なことを痛感しました。
このような学びを爺に与えてくれたことに感謝いたします。
いい勉強になりました。
この子の両親がわざわざ爺のところに2泊で来てくれました。
良く思い切って来てくれましたね。来ようと思ってくれた時からいい方向に変化しだしました。
親がかわれば必ず子は変わります。
我が家に来たその日から、手づかみで食事が出来るようになりました。
表情も少し柔らかくなってきました。
家に帰っても、自分でやる力をつけてあげてくださいね。
手を出さず、待ってあげてください。
子育てに待つということは、とても重要です。
愛を胸に待つ子育てを実行してください。
あなたたちならできます。
成長した姿を見せてください。
これからお成長が楽しみです。