ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

母子の絆づくり

2009年01月27日 | 出産・育児
たまごママネット医師団の池川 明先生(池川クリニック・横浜)が書かれた文章を紹介させていただきます。
母子にとってカンガルーケアとハグがいかに効果的か書かれています。
****************
カンガルーケアとハグの効果
皮膚刺激により、産まれた時の絆づくり(母子の絆)や、赤ちゃんの苦しさの解消に、カンガルーケアやハグは効果的です。また、お母さんの苦しみを癒したり、産みの苦しみが喜びに変わるのを助けます。こうして、ハグを経験しているお母さんは、退院するまでの間にお母さんになれます。しかし、退院時に突然子どもを渡されても母親になれずに、コロンビアでは未熟児の退院後、子どもが病院の前に捨てられていることがありました。ところが、カンガルーケアをしてからそれが無くなり注目されました。赤ちゃんを抱くと、お母さんは自然と赤ちゃんをさすり、また、その触れ合いが、赤ちゃんの苦痛を取り除きます。アメリカの救急医療のTVドラマ『ER』の出産シーンでは、最初の頃(10年前)は母子分離でしたが、そのすぐ後に分娩直後からカンガルーケアをするような場面になるなど、産科医療は徐々に変わってきています。
誕生直後の赤ちゃんを、お母さんに抱かせると、「赤ちゃんを落としたらどうするんだ」と言う人がいますが、自分の赤ちゃんを落とすお母さんはいませんし、初めは苦しそうだった赤ちゃんの表情も、抱かれているうちに、くつろいでいきます。
赤ちゃんは、おなかの中にいる時からすでに話したがっているらしいことが、3歳くらいの子どもがおなかの中での様子を話してくれて、わかってきました(例:お父さんに「おーい」って言ってた、誰も話しかけてくれなかった)。これをキックゲームのような母と子の遊びで終わらせてはもったいないことです。「病院行ったほうがいい?」「今日、これ食べる?」などの質問に対して、おなかを蹴り返してYes、Noを示してきます。また、夢に出てくる内容も馬鹿にできません。
では、お母さんはどうかというと、母性は産まれてすぐ母親に芽生えるというわけではないらしいことに気づかされました。生まれた赤ちゃんをおなかに乗せたら「邪魔だからあっちにやって」と言うお母さんが出てきたのです。そのことから妊娠中からの母親教育の必要性を感じました。赤ちゃんが生まれてからでは、お母さんの教育は遅いということです。
夫婦については、夫婦のコミュニケーションのミスマッチがあります。お母さんは自分のやってほしいことをやってもらえずイライラし、お父さんはやってほしいと思われてないことをやっています。学校では、コミュニケーションを学ぶ教科はなくて、夫婦になって24時間他人と生活し、初めて学んでいかなければならないことです。
* ***************
いかがでしたか。
妊娠中の方、子育て中の方参考にしてください。



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周産期のケア

2009年01月17日 | 出産・育児
今日は、山形市からアップしています。
昨日は、丹波篠山に行っていました。
篠山は寒かったです。
雪に覆われた近隣の神社です。
Img_0429_2

市役所の職員に、今日が一番寒いと思ってくださいと言われるくらい寒かったです。
篠山から大阪に戻り夜8時20分発の山形行きの夜行バスで山形に朝8時過ぎに着きました。
山形は雪景色でした。
写真病院から見た景色です。
午後から、山形県立中央病院で行われたグリーフケアについて行われた勉強会に参加するためにやってきました。

講演会では、山王教育研究所 橋本洋子先生が「赤ちゃんの死とこころのケア」と題してお話をされました。

赤ちゃんが亡くなった時のケアの大切さを語りました。赤ちゃんは「生まれて」「生きて」「亡くなった」その全てを支えるケアのあり方についてお話されました。
医療従事者が別れを支えるケアは看取りと別れのための時間を創り、まもることの大切さを熱く語られました。
不幸な転機を迎えた赤ちゃんは、頑張ったという言葉をかける山形県立中央病院のNICUのスタッフの温かいお気持ちを感じました

素晴らしい時間をいただきました。
心から感謝いたします。

月曜日の夜行バスで大阪に戻ります。



Img_0433




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子育ては行である

2009年01月03日 | 出産・育児
子育ては「行」である。
これまでお産や子育てのサポートをしてまいりましたが、それらを今一度振り返り、僕が行っていることは、皆さんの本当の意味で役にたっているのだろうか?
不安を煽っているのではないだろうか?
元旦から自問自答し、至った答えが、冒頭の「行」であるということでした。
行とは、僧や修験者が悟りを開くために行う修行。
行は実践(carita)であり、くり返し身につけるという意味の修行(anuyoga)のことを意味します。
仏道修行の事を「行道」といいます。
比叡山の千日回峰行も「行」です。
この行は、約七年かけて比叡山山中を千日間、回峰するものです。
初年から三年は深夜から朝にかけて比叡山山中の二百数十箇所を巡拝しながら、一日三十から四十キロを毎年百日間歩きます。四、五年は二百日、六年目は一日の行程が六十キロ、最終年の前半百日は、比叡山と京都市内八十五キロを歩き、後半百日は比叡山山中を三十から四十キロ歩きます。
七年間で歩き距離は地球一周四万キロに相当します。

子育ては、「千日回峰行」に近い「行」ではないかと思います。
その行の始まりは「妊娠」に始まり「出産」では「己」の心が試され、子育てへの試練や喜びを与えられ学びの「行」に入ります。その行は、己の「死」間で続く悲喜こもごもです。
自分の心の有りようによって「苦」にもなれば「喜」にもなります。

子育ては、神を敬うように「我が子」を敬い育てていくことで、親が子から「教えられる」のではないでしょうか。謙虚な気持ちで子育てをすることが肝要です。
わからないことは「我が子」に聴くのが一番です。子どもは必ず「答」を教えてくれます。例え「言葉」を獲得していなくても、笑顔や泣き声など身体全体で教えてくれます。

皆さん、子育てを「難行」にするか「楽しい行」にするかは己のこころ次第です。

皆さんは素晴らしい行いをしているのです。

応援しています。



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子育てをアタマでしていませんか

2008年09月03日 | 出産・育児
子育てを「アタマ」でしていませんか?
子育てに関する意識を、意識して育児情報に求めていませんか。
理屈や金儲けの育児情報紙では、子育ては出来ません。

そのような親は、その親が同じようにしていたのかも知れません。
本人の記憶がない胎児や幼児期に親がしていたことをなぞっているように思います。
この時期に、ヒトの根幹を成す基盤が形成されます。
心が安定している産婦の胎児は「愛着関係」が築かれます。これが母子密着育児の始まりです。
この愛着が、その子の対人関係や社会性の礎になります。
泣く、抱かれる、泣き止む、授乳、安心あるいは、あやす、笑う等の母子相互作用によって母子の絆が深まります。
母親には母性が育ち、子どもには好奇心や探求心が芽ばえます。

これらが育たないと、他人や外界への関心が育ちません。
言葉を話さず、友達とも遊べません。閉じこもったりものへの執着が強くなります
子のこらは成人しても、子育ての出来にくい親になります。
これが連鎖です。

妊娠や子育ては、各々に備わった能力です。
心を平穏にして呼び覚ましてください。

人工飼育された類人猿でも、その能力を引き出してあげれば妊娠・子育てが出来るのです。
アタマで考えては出来ません。



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お産は子育ての準備運動

2008年07月14日 | 出産・育児
お産をどのように迎えるか考えたことがありますか?
お産について考えるのは夫婦で共に考えなければなりません。
出産は、夫婦、そして赤ちゃんとの共同作業です。

医者も助産婦もあくまでもサポーターです。
主体は、産婦とお腹の赤ちゃんです。夫や家族は伴走者です。

私の元に来る相談の多くは、本来「自分自身」で解決すべきものが多数です。

その背景にあるのは、生育する中で「自立心」を養う「家庭教育」や「人間教育」が成されていないことに起因しているのではないでしょうか。
本を買うにも「ランキング」書店で、売れているから買う。
本は必要な知識を身につけるために買うのではないのか。
操作されランキングの上位の本を買って意味があるのだろうか?
だまされやすい「人々」であることか、嘆かわしい。

お産は「ゴール」ではありません。子育ての「準備運動」です。
本当に大変なのは子育てです。
子育ては、夫婦のこれまでの育ちの中に蓄積された「愛」に裏打ちされます。

多くの人から「愛」を授かり親になった夫婦は我が子に「無償」の愛を惜しげもなく与えることが出来ます。
親にお金で子育てや  解決し、育てられ親になった人は、同じことをします。
負の連鎖が始まります。

真実の「愛」は金銭では買えません。
愛を得るためには「愛」が必要です。

お産や子育ては、「愛」の深さを試されます。
いいお産が出来るのは、お腹の赤ちゃん充実した時間を共有した場合です。

いいお産とは、経膣分娩だけではありません。
帝王切開も難産も、不幸な結果になったお産も全てがいいお産です。
お産の時を迎えるために、どれだけ心を豊かにしたのか、それが十分であればどんなお産でもいいお産です。



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妊娠中からの絆つくり

2008年01月15日 | 出産・育児
このところ人間関係が希薄になり多くの問題が発生しています。これは親子関係も例外ではなく毎日のように尊属殺人が起きています。

20年前であれば自分の子どもが重大な犯罪を犯しそうになったり、非行に走る傾向が見られたら、親は、我が身を挺して説得したり諭しました。
現在では親は「自分には説得などできない」「相談するところがない」「自分には無理だ」などとはじめから解決することを避けている。

子育てもの最初から「自分の子がかわいいと思えない」「育て方がわからない」と訴える母親が後を絶たない。
ここ数十年で我が国は、核家族化や消費は美徳などという考えや金銭第一主義がはびこり、社会は大きく歪んでしまった。
同じように子育て力が低下してしまった。


霊長類は子を産み、その子を抱き、哺乳し、育てる。

我が国ではこの当たり前の子育てが年々できなくなっている。

その背景にあるのは「安全」という名のもとに医療に管理され、ベルトコンベアー式お産を強いられ、生まれれば児はそのまま新生児室に送られ、母親に抱かれないままに3時間おきに人工乳を与えられる。

太らせ眠らせることを目的に人工乳を与えられる。それが育児と教えられる。
帰りにはミルクメーカーのお土産付きである。

人口乳の授乳は「飼育的」であり、育児とはかけ離れている。

飼育は単に体の栄養を与え肥え太らすものであり、子育てとは体だけでなく心の栄養を愛情とともに与えるものである。
体の栄養は、第三者や他人でも与えらることが出来る。

赤ちゃんの心と体を育てる最良の栄養は、親から子への貢ぎ物である「生き血=母乳」である。


「疲れを癒す」の名のもとに、赤ちゃんと接触の少ないままに退院し、家に帰ってから我が子に対しての無知を感じる。

産院は、産ませるだけではなく退院後の子育てを視野に入れた教育をしなければならない、何故ならば「今の親」は子育ての力を、親から伝えられていないからです。
形ばかりの「母親教室」が2~3回行われるのがせきのやまである。
産婦人科医のお産への理解が深まることを祈らざるを得ない。

育児への不安と責任感に押しつぶされ、育児ノイローゼとなり子どもの将来に大きな影響を与える。

新生児期の母子の愛着を育む子育てが大切です。
この時期に、子の親に対する信頼の薄さは、その後の対人関係の希薄さに影響する。
様々な障害の種となる。

 本来の人間的な子育てを取り戻すには、妊娠中からの知識と心構えを得、母と父がともに心を一にして取り組んでいくしか方法はない。

お産も子育ても人任せにしてはならない。

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分娩時の産科医の心ない言葉の暴力

2007年11月11日 | 出産・育児
お産は、赤ちゃんと産婦が主体ですよね。
でも、それを認識している医師は少ないのが実情ではないでしょうか。
俺が、私が「産ませてやる」「プロにまかせろ」患者はだまってまかせろ。
いつまでこのような状態が続くのでしょうね。
本来、医療は患者主体であるべきだと思います。
しかし、問題行動を起こす患者やクレーマーがいるのもまた事実ですね。
妊婦が主体ではなく「産ませてもらう」という意識で「ブランド出産」を望む人もいます。

一方、肉体も心も産婦と赤ちゃんに捧げている産科医がるのも事実です。
私の知り合いの医師は過労や心労が原因で院内仮眠中に亡くなっている方もいます。
真剣に向き合えば向き合うほど大変な商売です。好きでなければ出来ません。

今回は、悲しいお産について書いてみます。

過去に同じようなメールがありましたので、ご紹介します。
******************
同じ個人医院にて2回出産を経験していますが、出産時に先生がおっしゃったことを
いまだ引きずり思い出す度にブルーになり、次回出産時の病院選びに悩んでいます。

2回とも分娩台で足を固定しての出産でしたが、声がでてしまうこと、また痛みから体をよじってあばれてしまうことを先生から注意されました。
先生といい関係を保ちいい出産がしたいこと、また、第一子出産時の苦い経験から第二子のときは今度こそ静かにいきんで...と決心して出産にのぞんだのですがやはり、体があばれてしまい、「あなたは一人で産んでいる気でいるんですか」「赤ちゃんが出てきているのだから黙りなさい」と分娩台の上でいわれ、え..と思ったものの、出産直後は感謝の気持ちでいっぱいだったのですが、入院中にいわれた「あなたは経産婦なのにまたあばれましたね」の一言で、自分が特別だめな出産者と太鼓判を押されたような気持ちになり、
先生に自分の気持ちを伝えようと何度か思ったのですが、結局いえずにそのまま退院しました。

分娩台で足を固定される恐怖で身をよじるのだろうか...と、また、陣痛室で分娩監視装置をずっとつけたままスタッフがほとんどまわってこず陣痛室に他の妊婦がいらっしゃる場合は親などもつきそえず、ほとんど一人で安でしたので、畳での出産など自由な姿勢で出産ができる病院を探しているのですが、そもそも、私のような妊婦の場合は、前のように足を固定する分娩台での出産や、無痛分娩の方が赤ちゃんと母体の安全のためにはよいのでしょうか?
**************
この方は、辛い体験がトラウマになっているのですね。
このような状態で、前向きでいいお産をしなさいというのは無理ですよね。
それでもまだ、次のお産にチャレンジする気持ちを持っておられることに心からエールを送ります。

それにしてもひどい医師ですね。
医師に「だまりなさい」命令されるのはよくないですね。むしろ優しく声をかけるべきです。
「赤ちゃんも頑張ってるからね」「お母さんも赤ちゃんを感じてね。声をだしてもいいよ」「あなたのしたいようにしたらいいよ」等と援助をすべきではないでしょうか。

きっと入院中も気持ちは暗かったでしょうね。一生懸命頑張ったのにそれを否定された感じですね。
今度は、フリースタイル分娩が出来るところで、思いっきり楽しいお産が出来るといいですね。
足を固定され囚人みたいなスタイルではお産は厳しいですよね。医師が主体で産婦が主体にはとても思えませんよね。

赤ちゃんのことを考えたら無痛分娩はよくありません。
赤ちゃんとあなたの共同作業で産んでください。

助産院という選択もありますね。あるいは自宅分娩で家族に囲まれた幸せなお産をしてください。
お産について学んでください。いいところは必ずあります。
産院選びは慎重にしてください。

次はいいお産をしましょうね。応援しています。




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分娩予定日の計算

2007年09月10日 | 出産・育児
分娩予定日は、かつて最終月経の最初の日から数えて280日(=40週)とされていました。
この決め方だと、実際に卵子が受精するまでの期間(月経が28日周期の場合、ふつう14日前後)も妊娠週数に加わってしまいます。
たとえば、月経の周期が42日で来るとすれば、排卵の時期は28日周期の人にくらべて2週間くらい遅くなります。ということは、妊娠期間を280日で決めてしまうと、赤ちゃんの発育は実際受精してからの期間が28日周期の人より2週間ぐらい小さいことになってしまいます。
ですから、単純に最終月経から計算するというのでは、超音波の発達した現在では「時代遅れ」の計算法とも言えます。
もしきちんと計算で出すのであれば、排卵した日から266日というのが正しい表現です。
では、実際排卵した日はどうやって知ることができるのでしょう?排卵する瞬間を実際見ることが出来ないので、ほかの方法で推測ことになります。比較的正しい方法は、基礎体温表の高温期の前日とする方法です。高温期の最初の日としても、差は1~2日程度です。
もし基礎体温表をつけていなければ、妊娠反応が陽性になった時点から補正する場合と、(経腟)超音波により実際に胎児をみて決める場合があります。この場合は使う妊娠反応が陽性になる単位数に気をつける必要があります。
市販されているものにも25単位のものと50単位のものがあります。

袋が経腟超音波で見えるようになるのは、ふつう4週頃です。
超音波で決める場合は、胎のう(=袋)の大きさで決めることはふつうありません。
胎のうはきれいな球形であることはまずありません。よって大きさは測り方によりまちまちで、週数を決めるには無理があります。
では何で決めるのでしょう。以前は8週頃の頭殿長(頭からお尻までの長さ)が最も正確といわれていましたが、これは経腹(おなかにあてる)音波の場合です。経腟超音波では、(おおまかに言うと)5週で心臓の動きが見えるようになります。
6週で胎児の形がみえてきます。
7週で約1センチの大きさになります。8週まで過ぎれば、まず安心していいでしょう。

妊娠週数は通常「満」で数えます。昔の「ヶ月」は「数え」です。(妊娠10ヶ月といえど36週では早産になってしまいます。)

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しかる、ほめるは大切。

2007年07月31日 | 出産・育児
お母さんにまとわりついて離れない子、一人遊びしかできない1歳児。
オムツがとれない子、一人で食事が出来ない子、おっぱいを1歳になっても飲んでる子がダメな子でしょうか?

親からみれば何でこんなことができないの、この前も教えたのに、何でそんなにゆっくりなの、ついイライラして怒ってしまいます。

子どもは経験不足のため身体機能が成長していないために、早くできなかったり失敗することがほとんどです。

子どもを育てているほとんどのお母さんが日々感じているのではないでしょうか。

まだまだ、物事の先を読んだり、結果を想定して行動する事は出来ません。
失敗ばかりします。
それが当たり前です。

指の機能が未熟なためボタンを留めたり、服や靴を脱いだり履いたりすることが早くできません。

大人からみればとても簡単なことも子どもにとってはひどく難しいことです。

毎日毎日、何回も何回も失敗しながら繰り返すことによって上手にできるようになるのです。


子どもができないことを責めることを「怒る」と言います。
ついつい一日に何回も怒ってしまいます。
子どもにとってできないことを責められてもどうすることもできません。

いつも怒られていると子どもはやる気をなくし、なるべく怒られないようにと親に従順な気持ちを持つようになります。
親の顔色を常にうかがって行動する子どもになります。

「怒る」ことはなるべく少なくしてください。
怒りたくなったら少しだけ我慢してください。
今までよりちょっと我慢するだけでずいぶん変わってきます。

してはいけないことを教えることを「しかる」といいます。

人を責める言葉を言ったり、社会のルール・マナーを破ったり、迷惑をかけたり、身体に危険が想定されるなど
社会生活上、やってはいけないことを教えることが「しかる」です。

社会に出てからたくさんの失敗をすることは許されません。

子どもの時に積極的に挑戦して、いっぱい失敗して、なぜできないのか、どうしたらできるのかということを
経験することが将来社会に出て自分の能力を発揮するために大切なことです。

しかられる、失敗することは子どもが成長する中で大切なことです。


できない子だ、やることが遅くだめな子だ、否定する言葉をたくさん言われると子どもは自分はそのような子だと思い持っている能力を発揮できなくなります。
それを「ピグマリオン効果」といいます。
子どもが親が望んだ方向に育っていくという意味です。

反対に優しい子だね、がんばって偉いね、今日はこんなことができるようになったね、上手だねなどと、できたときに「ほめる」言葉をかけてあげると、子どもはうれしくなりさらにがんばろうという気持ちになり、物事に積極的になり自分の持つ能力を最大限に発揮するようになります。

子育ての中でお母さんの苦労は本当に大変です。
「いい母親」になろうとがんばる必要はありません。
子どものいいところを少しだけ探してください。
いくつものいいところを持っています。
こんないいところを持っていたんだということに気づくと子どもをみるのが楽しくなります。
肯定的に見てあげてください。

同じ年代の子とわが子を比較して、できないことを責めたり、必死に回りに追いつこう、あるいは回りの子に勝とうと躍起になる親が、が多いように感じます。

子どもがやる気になったり、物事や遊びに興味を示したときには、新しい世界と「かかわりあうきっかけ」を
与えるために指導をすることは必要です。
しかし、本人にやる気がない時期に親だけが焦って先走っても、子どもはかえって反発します。
無理矢理させても失敗し、子どもは自信をなくし萎縮してします。
できないことに親はイライラし、「他の子にできて、あなたにはできないの」と言ってしまいます。



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乳幼児の習い事??????

2007年07月29日 | 出産・育児
昨日今日と講習会に参加しています。
赤ちゃんや幼児に囲まれお母さんとともに学んでいます。
いろいろなお母さんや子どもがいます。
100人いれば100通りです。
皆違っていて当たりまえ、違っているから楽しい。

0歳児からの早期教育は必要ですか?

このところ音楽や英語など、早期教育が必要だと思っている人がいます。
皆さん乳幼児に、英語や英才教育と称している習い事をさせていませんか?
あるいはさせようとしていませんか?

3歳までは、その子の将来のためにぜひやめさせてください。
あなたの胸の中でゆったりと育ててあげてください。

習わせても全く意味がありません。
強く豊かな心と自立心を育むためには親の愛情と心地よい環境で育てられることで身につきます。

今、英語を覚えさせたりしても年齢が進むにつれて忘れます。
それらのことにお金を使うのは無駄なことです。

絵本の読み聞かせやお話をすると子どもに創造性が豊かになったり親も心が安定します。

早い月齢から絵本を声を出して呼んであげてください。
親の心の安定にとってもいい薬になります。

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不必要な育児用品

2007年07月27日 | 出産・育児
育児用品を唱っているの中には不必要なものがあり、乳幼児にとって害のあるものがたくさんあります。

ベビーベッドはいらない。
赤ちゃんのためには、日本古来の「川の字」、ふとんで赤ちゃんと一緒に寝るのが一番いいです。
添い寝ですね。
最近の分娩施設では、赤ちゃん専用ベッド(コット)ではなく「添い寝」を推奨している施設も増えてきています。
赤ちゃんにはお母さんがいつも母親が感じられる添い寝がお勧めです。
 ベビーベッドは母子の分離になり、赤ちゃんがお母さんを求めても、反応しにくく、お母さんを感じたり匂いがしないので不安になります。

檻の中に入れられた状態です。

夫婦はダブルベッドで赤ちゃんはベビーベッドで寂しく一人。これでは自立心は育ちません。
一緒に寝てください。

早い時期からのベビーカーは必要ありません。
赤ちゃんはお母さんと肌を触れあうことで愛着がわき母子の絆が育まれます。

夏のベビーカーの使用は要注意。
ある研究所の調査でわかったことです。

一見、快適に見えるベビーカー。外とベビーカー内部では、大きな開きがあることがわかってきた。
暑い日中の路面上ではベビーカーの内部温度は急上昇。
雨や曇りなら安心してベビーカーにのせられると思ったら大変。
レインカバーを着けたベビーカーの内部温度は大人の顔の位置の温度と比べると、15分で、雨天で4・5℃高い30・6℃、曇りでは6・7℃高い32・6℃に急上昇する。
測定したベビーカーは、側面には通気穴があき、カバー下にもすき間があり、密閉状態ではないにもかかわらず、内部温度は急上昇する。
通気穴やメッシュがついていることで安心してしまいがちだが、内部は温度、湿度ともに高い不快な環境になるのである。
 
大人が感じるよりも数段暑さに敏感な乳児のために暑い日中の長時間ベビーカーを使用は避ける。
レインカバーを使用する時は、こまめに換気することが大切。

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親の自立、子どもの親が子育て!!

2007年07月25日 | 出産・育児
子どもの中には、先天的にハンディキャップを持って生まれてくる子がいます。

親は最初は自分を責めます。
特に母親は強く、強く責めます。
生んだ喜びどころではなく、ひたすら涙を流し。生んだ事を後悔します。

活動を通して多くのハンディキャップを授かった赤ちゃんとふれあっています。
いつも元気をもらいます。

赤ちゃんは、自分のハンディキャップをハンデとは思っていません。

小さく生まれた子はその子なりに。
病気の子もまたその子なりに。
体にハンディキャップを持った子はその子なりに。
それぞれが自分にあった成長をしていきます。

親にとって、最初の半年は、とても辛い時期です。
しかし、時間の経過と、いい支援者に、恵まれると霧が晴れるように、少しずつ前が見え、後悔から前向きになれます。

そこで重要なのは、ハンデは「特技」という考えに、至れるかどうかです。
親が親として自立できるかが重要です。

時として、家族や、医療従事者がその足を引っ張ります。
多くの場合、医師は自分の持っている狭い知識の中で判断しようとします。

子どもの心と体を中心に考えるのではなく医療の都合に合わさせようとします。
この世に、一人として同じハンデを、もったヒトはいません。
一人一人全く違います。
同じ症状でも一律にはいきません。

子どもの心を理解出来ない医師がいる。
これらの医師は、平均的な体に戻すことを、目的に医療行為を行います。
欠けていれば、他のもので補う。
それらには、医療ビジネスも根底にある。
 その子の持てる能力を引き出そうとはしません。
自分の判断で赤ちゃんの心と体に傷をつけても、平気な顔をしています。

ハンデを克服するためには残った、違う機能を引き出すことが大切。
失われて生まれてきた子どもは、親や医師が偏見を持って見ず、子どもの克服する能力(生きていく力)も、
先天的に備わってきます。

子どもの能力を診ることができない。そのような医師にであったら・・・・・・。・・・そう思うと悲しくなります。

親は、いい医師かどうかを見る力が必要です。
情報を読み解く力が必要です。
医師の押しつけを鵜呑みにしてはいけません。

病院や医師が有名だから権威があるから、そんな理由で選んだらひどい目にあいます。
良心を持った施設や医師を選んでください。

大学での医学教育は病気を見るのではなく、ヒトを見る知識と能力を教えなければいけない。
器械や検査に頼った医療は間違っている。
医学教育の改革が必要である。

ハンデを持った子どもは親を強くします。
親を強くするためにその親に、遣わされて来たのだと思います。
******
○○も、色々なことが出来るようになってきているし、保育園でのことも思い出してお話しするようになっています。
やっぱり身体的なことでは、もともとの病気の(私は個性と思っているのですが)症状がありますが、みんなにもかわいがってもらって本当に子どもの中で楽しそうな日々を送っています。
*******
先日はお忙しいなか、お電話いただき、ありがとうございました。
お陰様で気分的に楽になりました。
それが○○に伝わったのか、○○が1人で、3・4歩ですが歩きました!
とっても嬉しいです。
これからも○○を見守り続けたいと思います。
********
親が強くなると子どもも強くなります。

親が自立することが必要です。
自律出来ていない親が多すぎる。
子どもが子どもを育てているようだ。
子どもに怒られそうですがそれが実態。

親は自立せよ!!!!

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妊娠中の冷えは大敵

2007年07月24日 | 出産・育児
地下鉄の冷えた車内で見かけた、推定、妊娠8か月くらいの女性に驚いた。
上はタンクトップ、下はミニのスカートにサンダル。頭髪は茶色。

バックから、○○医院とかかれた母子手帳を取り出した。
健診の結果を気にしているようだ。
気にするのは、お腹の赤ちゃんのことだろう。

医師や助産婦から何も言われないのだろうか?
この服装で健診に行ったら普通は注意するよな。その分娩施設の程度がわかるというもの。

悲しくなる。

求めるものは「安産」「母乳哺育」「いいお産」「美味しい食事のフルコース」「たくさんのおみやげ」
「個室」など要望はたくさんある。
安産や母乳哺育をするためには、こころと体をいいお産をするために作らなければできない。
医者や助産婦がするのではない。
 助産婦(あえて助産師といわず助産婦といいます。
 何故ならば、産婦を助けるから助産婦です)

話が本題からそれてしましました。

妊娠中に体を冷やすのは、よくない。
冷えは妊婦にとってどのようなデメリットがあるのか。

血行が悪くなり手や足先がむくみやすくなります。
冷えると筋肉が硬くなりやすく、足のツリ、肩コリ、腰痛がおこりやすくなります。
微弱陣痛になりやすくなり、分娩も長引きます。
産後の出血が長引いたり母乳の出も悪くなります。

夏場は、生野菜やレタス、キュウリなど体を冷やす食べ物が多くなりますので、根菜類を加熱して食べましょうね。

首とつくところを冷やさないようにしてください。
首、手首、足首。

これらは、昔は、家族から教わった常識でした。
核家族化した現在、誰も教えてくれません。
自分で学ぶか良識をもった医療従事者に出会う事しかありません。





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肌をきれいにする。清潔とは?

2007年07月23日 | 出産・育児
私はこの6年、一度も石けんやシャンプーを使った事はありません。
これって不潔でしょうか?
シャンプーをやめてから「ふけ」が全くでなくなりました。ふけがでるからシャンプーをしていましたが、
それは大きな間違いだということを、いそべクリニックの磯邉善成先生から教えていただきました。
アレルギーやアトピーの主たる要因は石けんやシャンプーなどの界面活性剤によるものだと言うことだということを熱っぽく語る先生の意見に合点がいきましたので、その日からやめました。

石けんやシャンプーはどのようなうたい文句があっても全てだめだそうです。
やめてから「肌」はすべすべ、とても還暦を過ぎた肌には見えないと言われます。
これからも続けます。安上がり。簡単でもあります。
 皆さんもやってみてください。きれいにするにはお湯やシャワーで十分です。
洗うのも手で洗うことです。皮膚の持っている皮脂を洗い落とさずこれによって肌を護って貰いましょう。
ヒトの持っている免疫力を高める事が一番です。菌との共存も清潔のためには必要なことです。
赤ちゃんは、石けんやシャンプーはやめましょう。赤ちゃんの授かったきれいな肌を守ためには、重要です。
たまごママネットのピックアップのいそべクリニックのホームページを見てください。


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お産子育てご意見番

2007年07月20日 | 出産・育児
お産や子育てについての情報を発信するブログを立ち上げました。
お産や子育ての情報が氾濫していますが、皆さんはどの情報が正しいのか選択するのに迷うことはありませんか?
また、その情報が正しいのかどうかわからずに鵜呑みにしていることはありませんか。インターネットの情報には間違った情報が数多くあります。
また、営利だけが目的の、妊娠、育児情報誌も間違った情報や銭儲けが目的の企業の商品を宣伝しています。
それらに踊らされない情報を持ってください。
妊娠中から正しい情報を持つことはとても大切です。

子育ては妊娠中から始まります。産んでから始まるのではありません。
結婚する前から情報を持ち伴侶を選ぶときに、その情報を活かしてください。

子育てされていない親が増えています。親の人工飼育化です。
人工飼育された親には子育ては苦痛です。

このブログではそのようなことを皆さんに伝えていき、正しい情報を選択していただくお手伝いができればうれしいです。

私は、たまごママネットという妊娠・子育てを支援するNPO法人を運営しています。
新井一令といいます。
サイトは http://www.tamagomama.net/  機会があればみてください。

これからよろしくお願いいたします。

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