ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

妊娠中の検査は必要ない?

2010年02月19日 | 妊娠の不安
爺の大好きな南国の花、プリムラです。
芳香を放ち、木に咲きます。
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今日は愛知県岡崎市の吉村正先生の本から抜粋して紹介します。
先生は、著書のなかで「妊娠中の検査は弊害」だと書いています。
以下紹介します。
**************
「「私は胎児をエコーやレントゲンで見ることにも反対です。だいたい、妊娠中に胎児を診断することにどんな意味があるのでしょうか。
昔は、妊娠したら、生まれるまでどんな子かわからなかった。
生まれるものは生まれてきたし、胎児に何か異常があれば、流産や早産して死んでいました。
生きるものは生きる。
異常があって死ぬものは死ぬ。
それでいいではありませんか。
なぜ妊娠4ヶ月で、赤ちゃんが無脳児だということを、あらかじめ知っていなければいけないのか。
そんなことをしたら、母親が悩むではありませんか。レントゲンやいらん機械を開発して、そんなものを発見すること自体が、神からすれば僭越な行為です。
例えば妊娠6ヶ月で、胎児の指が一本ないとわかったとして、あと4ヶ月を、その妊婦はどうやって過ごすのですか?
不安で不安でたまらないではありませんか。
そんなことはわからなくていい、10ヶ月間、十分な愛情を注いでやって、自然に生んでそれからわかればいい。
胎児に障がいがあるとか、ないとか、そんなことがわからなければ、最後まで希望を持ち。
こどもに対する自然な本当の愛情を持って接することが出来ます。
妊娠中のその10ヶ月間は幸せですし、その幸せの延長で生まれてきた我が子を、たとえ障がいがあったとしても、受け入れていくでしょう。
もちろん生まれてきたときは驚くかもしれません。
苦しむかもしれません。でもそれが生きていくということではありませんか。
危険や苦しみや無駄や役に立たないものを回避して、必要なものだけ残そうというのは男の発想です。
だからお腹の中まで調べて、無脳児だったら、殺してしまおうとする。
育てても損、無駄、役に立たない。
殺してしまったほうが、ずっと幸せだと思う。
女性はそうは思いません。たとえどんな子であっても、我が子であれば生きていてもらいたい。
女性がそう思ったら、その思いを尊重すべきです。」

ー「幸せなお産が」日本を変えるー 吉村 正著 講談社+α新書 800円
******************
皆さんどのように感じましたか、妊娠・お産を自然に受け入れることの大切さを述べておられます。
我が国のお産が医療行為に走り、「安全」「訴訟」「医者まかせ」のお産に変わってしまったのです。
今一度お産を妊婦の側に、取り戻すことが必要なのではないでしょうか。
お産の主体は「妊婦と赤ちゃん」です。



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胎動を感じられますか!!

2008年08月07日 | 妊娠の不安
ときどき胎動がわからないというお尋ねがありますので今回は、
胎動について書いてみます。
早い人では妊娠18週くらいで感じる方がいます。
始めて妊婦の場合は未経験ですからわからなくて当然です。
なんだかもぞもぞしている、ピクンという感じがする、プクプクした感じ、
まりがはねているような感じなどさまざまです。
胎動は赤ちゃんが順調に発育しているてがかりです。

そのうちお腹をけれたりする事があるかもしれません。

胎動の感じ方は人それぞれのため、残念ながらその感じ方で胎児の健康状態がを知ることは難しいようです。
妊婦検診で主治医の先生が問題とされてない妊娠経過であれば、心配する必要はないと考えます。

あまりにもわからなければ医師や助産師にきいて、不安を取り除いた方がいい思います。

心を澄まして身体全体で感じてください。
赤ちゃんは何らかのメッセージを出しています。



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粉ミルク堺市の素晴らしい回答

2008年06月01日 | 妊娠の不安
堺市から粉ミルクの市民への対応について回答がきました。
とても素晴らしい内容です。
粉ミルクは無菌ではないということを告知し、それに対応した調乳を指導しているとしています。
*********************

                           堺子育成第350号
                           平成20年5月20日
特定非営利活動法人 たまごママネット
理事長 新井一令様
                         堺市子ども青少年局
                         局長 木村 正明

                 回答書
平成20年4月11日受理した質問書について下記のとおり回答いたします。
                  記
本市では、従前より母乳による育児を推奨しており、妊婦教室参加者へは、母乳による育児の効用について説明をしております。ただし、母乳で育てることができない場合、乳幼児調整粉乳の調乳・哺乳ビンの取り扱いについて、個別に説明をしております。
その際、適切な調乳や取り扱いがなされないと、乳児の健康被害をもたらし得るという観点から、説明しております。

質問1
 乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がありますが、それらのリスクを回避するために、消費者に対して「乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がある」との表示をすることを勧告していますが堺市はどのように市民に告知していますか、お答えください。

回答
母子健康手帳には、乳幼児の栄養のページに厚生労働省任意様式の粉ミルクに菌の混入の可能性があることについて、記載をしておりますのでそれに基づく説明を行っております。

質問2
国の指導では、調乳温度を70℃以上で調乳するように指導するように通達を出していますが、消費者にたいしてなぜ70℃以上にするのか説明していません。
それにより誤解や齟齬が生じているように思います。
危険な微生物の感染を防ぐためにも正しい調乳方法を知らせる義務があると思いますがいかがでしょうか。お答えください。

回答
各家庭の保育環境や母親や乳児の心身の状態などで育てることが出来ない場合、安全な調乳と哺乳ビンの取り扱いについて、個別にその家庭にあった指導をしています。

質問3
「粉ミルクには、病原微生物が混入しています。感染を予防するためには70℃以上の高温で調乳してください。」と熱湯調乳する意味を説明していますか。
栄養士や保健師は上記のことを、指導するように指導していますか。お答えください。
回答
 正しい調乳と取り扱いについて、指導担当者(栄養士・保健師)には、周知徹底をしています。
以上
************
他の自治体も赤ちゃんの健康を考えて対応して欲しいと思います。
市民の大切な命を守るために。
期待しています。

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自治体健診で粉ミルクサンプル提供

2008年05月30日 | 妊娠の不安
今回は、千歳市が10ヶ月健診で希望者に粉ミルクのサンプル提供を
しているとの情報がまいりましたのでそれを中止するために行動しました。
**************
特定非営利活動法人たまごママネット
理事長 新井一令

                千歳市長 山口 幸太郎様
 日頃より千歳市の保健行政へのご理解ご協力を頂き感謝いたします。
平成20年5月8日付の質問書について回答いたします。

質問1
 千歳市では、医療機関で10ヶ月健診が行われていますがどのような理由で
委託されているのでしょうか。お答えください。
回答1 千歳市の10ヶ月児健診は昭和56年から医療機関委託方式で実施しております。
当時、集団健診としては3ヶ月児健診・12ヶ月児健診を実施しており、56年から12ヶ月児健診を1歳6ヶ月児健診へ移行し充実を図ったところですが、3ヶ月児健診後1歳6ヶ月まで健診が無くなることから、9ヶ月児に医療機関委託健診を開始しております。その後健診時期は3ヶ月を4ヶ月へ、9ヶ月を10ヶ月に変更しています。

質問2
10ヶ月健診の内容について質問させていただきます。
千歳市民から私の元に寄せられた情報です。
「10ヶ月検診で行われたこと
・計測
・小児科医の診察、問診
・栄養指導(希望者のみ)でした。この栄養指導で、某メーカーの制服を着た栄養士が担当されました。
栄養士さんは、某ミルク・ベビーフードのメーカーの制服を着た人でした。
栄養指導の終わりに、フォローアップミルクのサンプルを渡されました。
「これは、卒乳してから飲むものですか?」などと聞いたら、今からでも離乳食の時に飲むといいですよ、お料理に使ってあげてもいいし。10ヶ月以降になると母乳の成分が変わって栄養がだんだん足りなくなってきますからね、それを補うものです。」と云うことでした。
ありがとうございましたといってその場を終えましたが、母乳に栄養がなくなってくるという文句を真に受けてしまうのは危険です。
お土産パンフレットの、フォローアップミルクの調乳のしかたを見ると未だに「煮沸して50℃くらいにさましたお湯を・・・」と書いてありました。
フォローアップミルクであっても、50℃では菌の存在の可能性があるのでは?
と、思ったのです。(飲んだ子供が発症するかどうかはともかく。)」

千歳市民病院だけがこのようなミルクメーカーの社員が栄養相談を行い、粉ミルクのおみやげを配布しているのでしょうか?
他の病院でも検診時にミルクメーカーがサンプルを渡しているのでしょうか?
お答えください。
もしこのような行為が行われているならば、即刻中止することを要望します。

調乳温度についても正しい情報を与える必要があります。
粉ミルクは無菌ではありません。熱湯による調乳が必要ですが、千歳市では母親や妊娠中の方に指導されていますか?お答えください。

参考に
************
  母乳代用品の販売流通に関する国際規準の要約
International Code of Marketing of Breast-milk Substitutes
1981年 WHO総会で成立、1994年 日本政府が賛成

 1 消費者一般に対して、母乳代用品の宣伝・広告をしてはいけない。
 2 母親に無料のサンプルを渡してはいけない。
 3 保健所や医療機関を通じて製品を売り込んではならない。これに は無料、もしく    
   は低価格の人工乳の販売も含まれる。
 4 企業はセールス員を通じて母親に直接売り込んだりしてはならない。
 5 保健・医療従事者は母親に決して製品を手渡してはならない。
 以下省略
 ***************
回答 10ヶ月児健診での栄養相談をミルクメーカー栄養士が担当していた医療機関は市立千歳市民病院の他1カ所ありました。それぞれ希望者に対し相談を行いミルクのサンプルを提供しています。
 当市における乳幼児の栄養相談は母乳を基本としていますことから、妊娠中の方に調乳指導することはありません。人工乳が必要な場合は分娩医療機関で指導を受けていると認識しております。
市で実施する「こんにちは赤ちゃん訪問」(4ヶ月まで全ての乳児対象家庭訪問)でも母乳育児を基本とした指導を行いますが、対象によっては個別に人工乳の補足方法の指導(熱湯の必要性も含め)を行います。

 10ヶ月児の健診時の粉ミルクなどの無料サンプル配布については、千歳市から委託先の千歳医師会へ母乳哺育を優先とする対応を要望いたします。

 なお、市立千歳市民病院では乳幼児健診において事業者による栄養相談やサンプルの提供は廃止いたしましたのでお知らせいたします。

当事案にかかわらず、今後も千歳市の母子保健事業並びに子育て支援にご意見などいただければ幸いです。
* ************
千歳市の真摯な対応に感謝いたします。
市民の健康と安全を守るのは責務だと思います。

他の自治体でも同じようなことがありましたら、私に連絡してください。
改善のためのサポートをさせていただきます。
連絡をお待ちしています。社会を変えていくのは皆さん唐の情報です。



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いろいろな妊娠

2007年12月23日 | 妊娠の不安
4週目に妊娠発覚、すぐに堕胎を考えました。
7週目まで待つように言われ、手術の予約をし、それまでの間、流産を望んで水風呂に何度も入ったり何百回も腰を地面に打ち付けました。

結局そうなることはなく、そしてどうしても堕胎することができず、生む決心をしました。
今は前向きに考えています。
しかしそうなると、腰をわざと数多く強打させたことで胎児に、例えば脳に悪影響を与えてはいないかと心配になってきました。

短期間のうちに毎日何十回と、痣が出来、子宮が振動するのがわかるほどの強さです。
そのうち何回かは極僅かの出血がありました。
検診のとき、「腰を何回か強打しているが問題はないか」と質問して先生に笑って以後気をつけるようにと言われましたが、本当のことは聞けませんでした。

私の行為は胎児に悪影響に与えてしまったのでしょうか?
急に酷く不安になってきました。

回答  たまごママネット医師団
赤ちゃんは羊水、子宮に守られているので、よほどの衝撃(交通事故など)がない限り安全です。ご安心ください。
一方、お母さんの心の痛みは赤ちゃんはそのまま感じます。むしろ腰を打ちつけた、という肉体的な問題より、心の問題のほうが赤ちゃんに与える影響は大きいでしょう。

赤ちゃんはすでに受精のときからお母さんの感情を感じ取っています。ですから、今は赤ちゃんを受け入れる心の準備ができたのであれば、赤ちゃんに生まれてきても安全だよ、というメッセージを伝える必要があります。お腹に手を当てて、赤ちゃんに話しかけてあげてください。それができれば、お産は大丈夫でしょう。

あなたの現実や将来の夢などについて何も知らない私どもが簡単に口を挟めるものでない事は十分承知しております。でも妊娠するからには、相談できる、いや相談すべき人が少なくとも一人はいるはずです。その方とは十分相談されたのですか、相談された結果なのですか?

さてお腹の赤ちゃんは、しっかりお母さんにくっついているものです。
そうは簡単に離れたりはいたしません。今回のあなたの行動は、ちょっと手荒いのじゃないかと思っているでしょう。
でも生んであげようと決心したのを知って、喜んでいると思います。赤ちゃんが喜んで流した涙の分、羊水が少し多いかもしれませんね。今回の振動や刺激が赤ちゃんに悪影響を及ぼすことなど全くありません。

今からでも全然遅くはありませんので、お腹の赤ちゃんに優しい声掛けをしてあげてください。
元気に生まれてきて、きっと貴女の支えになる立派な子どもになるでしょう。

たまごママネット
新井一令様
お返事ほんとうにありがとうございました。
読んでいて、どんなに元気付けられたかしれません。
涙が止まりませんでした。

今は勝手なもので、生まれてくる赤ちゃんが健康であることを節に望んでいます。
その一方、当時私が行った愚行が悔やまれてならず、
かといってどうしても面と向かって誰かに相談することができませんでした。
暖かい言葉をかけていただいて、少しは安心することができました。
ただ、自分が赤ちゃんにしたことは生涯忘れず、それ以上に愛しんであげるつもりです。

ご厚情に深謝申し上げます。
新井様もくれぐれもお体のご留意のうえ、ご活躍のほどお祈り申し上げます。
************
つらい気持ちが晴れて、前向きに考えていただけてとてもうれしいです。
これが「無報酬の報酬」です。
ありがたいことです。日々感謝

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