大和市上草柳に美しい水の湧き出る引地川の源、大和水源地一帯の樹林地に「泉の森」はある。大和市の自然の核として位置づけられている公園で市民のオアシス的存在となっている。泉の森は引地川の水源地を中心に国道246号を挟むようにして約42ヘクタールという広大な面積を有する。自然林や水源を巧みに生かした「湿性植物園」や「せせらぎ広場」、「野鳥観察デッキ」、「郷土民家園」、「ふれあいキャンプ場」で構成されその間に設けられた散策道では散歩や森林浴を楽しむ人で賑わう。公園のシンボルとして日本最初の木製の斜張橋「緑のかけ橋」、「自然観察センター・しらかしのいえ」、「水車小屋」、「インフォメーションセンター」の施設がある。樹林地と水辺空間が特色ある生態系をつくり、約600種の植物、約80種の野鳥、生き物たちが生息している。また四季折々の生き物、花々、植物の自然観察は有限の時を忘れさせてくれる空間であり、春めいてきた一日をのんびりと過ごすのも悪くない。(1603)


















