伊勢原市高森台に東富岡村「龍散寺」の末寺、曹洞宗寺院「高森山関泉寺」はある。開山は聾安修聞でもとは「西光院」と呼ばれた「地蔵堂」であったと伝えられている。慶安2年(1649)に寺領五石の朱印状が与えられている。本尊は釈迦如来像。東名高速の架橋を横切り高森台へ歩を進めると石柱がありその先ら両側は高生垣で仕切られ「山門」がある。門前には「観音像」建ち迎えてくれる。「山門」を潜ると正面に「本堂」、右側に腰掛け待合いを備えた「茶室」がある。静かな寺域にてしばし釈迦如来と向き合った。また近くには当寺の塔頭が独立して寺院となった「高森道了尊」(別名松高庵)がある。1602
座間市内を南北に座間丘陵が走っていることから多くの湧水点がある。座間の湧水は中津原段丘崖線下より湧き出るもの、台地面の谷奥=谷頭より湧き出るものに大別される。市内には「相模川湧水」、「番神水湧水」、「鈴鹿の泉湧水」、「龍源院湧水」、「心岩寺湧水」、「神井戸湧水」、「根下南湧水」、「大下湧水」、「いっぺい窪湧水」、「芹沢川護岸から湧き出す湧水」、「第三水源湧水」、「第三水源脇の湧水」、「目久尻川護岸から湧き出す湧水」、「入りの谷戸上湧水」、「谷戸山公園内の湧水」と15ヶ所も点在する。今日はその中から4ヶ所の湧水巡ることとした。
最初に■小桜姫伝説で知られる龍源院の裏の樹林の中から湧き出る「龍源院湧水」。ここには小さい水車が回り「蛍公園」にもなっている。夏季には日量942t、冬季には225tほどの水量が湧き出ている。
■龍源院北側の段丘下から湧き出す「鈴鹿の泉湧水」(吉川の泉)がある。現在も枯れることなく夏季には一日622t、冬季には32tも湧き出している。昭和31年までは生活用水、防火用水として利用されていたようだ。
■「円教寺」先の段丘下にある祠「番神堂」の裏手から湧き出す「番神水湧水」がある。今も夏季には660t、冬季には27tの水がこんこんと湧き出している。
■座間警察署の東側の段丘下にある心岩寺境内の池の奥から湧き出す「心岩寺湧水」、今は池を潤す水として利用されている。夏季には日量437t、冬季には14tほど湧き出している。
これだけ湧き出るきれいな水はもったいないような気もするが、さらさらと流れる湧水の音が心を和ませてくれている。古くからの街並みと湧水の流れによって歴史ある風景を今に残している。 (1602)
最初に■小桜姫伝説で知られる龍源院の裏の樹林の中から湧き出る「龍源院湧水」。ここには小さい水車が回り「蛍公園」にもなっている。夏季には日量942t、冬季には225tほどの水量が湧き出ている。
■龍源院北側の段丘下から湧き出す「鈴鹿の泉湧水」(吉川の泉)がある。現在も枯れることなく夏季には一日622t、冬季には32tも湧き出している。昭和31年までは生活用水、防火用水として利用されていたようだ。
■「円教寺」先の段丘下にある祠「番神堂」の裏手から湧き出す「番神水湧水」がある。今も夏季には660t、冬季には27tの水がこんこんと湧き出している。
■座間警察署の東側の段丘下にある心岩寺境内の池の奥から湧き出す「心岩寺湧水」、今は池を潤す水として利用されている。夏季には日量437t、冬季には14tほど湧き出している。
これだけ湧き出るきれいな水はもったいないような気もするが、さらさらと流れる湧水の音が心を和ませてくれている。古くからの街並みと湧水の流れによって歴史ある風景を今に残している。 (1602)