相模太夫の旅録=Tabi Log

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日本最古の甘柿「禅寺丸」がある「星宿山王禅寺」

2016-10-05 11:12:48 | 寺院
川崎市麻生区に「東の高野山」とも呼ばれている真言宗豊山派の寺院「星宿山蓮華蔵院王禅寺」はある。創建は天平宝字元年(757)で寺紋は三つ葉葵。本尊は聖観世音菩薩。里山の自然が残る「王禅寺ふるさと公園」脇の参道は正門と山門をつないでいる。山門を抜け石段を上り行くと重厚な構えをした「仁王門」が建っている。それを潜るともうそこは「王禅寺」の寺域が広がる。境内には仁王門前に王禅寺の寺名を刻んだ石柱、石段を上ると樹木に囲まれ静かな佇まいを感じさせる「観音堂」、そして威風堂々とした「本堂」、その脇に「寺務所」、「禅寺丸像」、手入れされた庭には数々の「石碑」、「「薬師如来堂」、「六地蔵」がある。本堂前には日本最古の甘柿の品種と言われている「禅寺丸」が発見された原木が残っており「かながわの名木100選」に選ばれている。樹高6m、胸高周囲0.5~2.0m 樹齢約450年(伝)。駅名にもなっている「柿生」という地名はこの「禅寺丸」にちなんで付けられたものと言われている。寺は「旧小机領三十三観音霊場22番札所」である。「王禅寺に憩う」を執筆している北原白秋をはじめ、多くの文人が訪れている名刹である。柿生の発祥地、さすが「東の高野山」といわれる格式の高さと名刹の風格が漂っている。(1609)
















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