座間市(入谷)に市最古の古刹で坂東33所霊場第8番札所「星の谷観音」と呼ばれている真言宗寺院「妙法山星谷寺」はある。創立(伝)は天平年間(729~749年)、本尊は聖観世音菩薩である。江戸時代には大山講で賑わったという当寺は「基地は山叡幽邃にして清泉せん湲たり星影水中に映じ暗夜も白昼の如くなれば土人星谷と呼べり」とあり、寺号はこの故事に由来している。「寝下がり紅葉」、日本最古の「梵鐘」、「星の井戸」、季節はずれの「不断開花の桜」、「楠の化石」、「咲き分け散り椿」、「観音草」など七不思議の寺といわれている。中門を入った右手に「白梅」がまだ1~2分咲きであろうか可愛らしい花びらを広げて咲き始めていた。もう暦の上では春、寒さに耐えて百花に先駆けて咲く梅が咲き始めたことは春は近いという証であろうか?(1802)










