相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

江戸時代の名刹、真言宗霊雲寺派の総本山「宝林山霊雲寺」

2018-02-15 13:44:44 | 寺院
東京文京区湯島に江戸時代の名刹で真言宗霊雲寺派の総本山「宝林山霊雲寺」(大悲心院)はある。五代将軍徳川綱吉が深く帰依した浄厳覚彦を開山として徳川家のため、天下泰平・武運の永代祈願所として江戸城から見て鬼門にあたる北東の当地に長久元禄4年(1691)創建。元禄6年には寺領100石の朱印状を拝領しており、かつては塔頭7ヶ院、末寺46ヶ寺を擁した真言律宗本山である。本尊は胎蔵界・金剛界大日如来である。本堂、総門、潅頂堂、地蔵堂、大元堂、観音堂、鐘楼、経蔵、学寮などを有し周囲に土塀を巡らした江戸時代の名刹であったが、大正12年の関東大震災により全焼失、その後の仮本堂も戦災で焼失した。「湯島天神」の500メートル先右に重厚な「山門」が構えられている。山門を抜けると正面に昭和51年に再建された「本堂」がありその大きさ高さには目を見張るばかりでいかにも本山に相応しい威容である。また今の「梵鐘」は創建時の鋳造で浄厳律師の撰文の銘がある。また境内本堂左には「稲荷寶幢閣」がある。(1802)












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文豪が眠る「正寿山慈眼寺」

2018-02-15 11:34:55 | 寺院
豊島区巣鴨、白山通りの東側、染井霊園の近くの住宅街の一角に日蓮宗寺院「正寿山慈眼寺」はある。創建(伝)は江戸神田湯島に慶長元年(1596)とも、了現院日盛が深川六間掘猿子橋に創建とも言われる。元禄6年(1693)本所猿江に移転、後に身延山久遠寺末から水戸久昌寺末となり明治45年(1912)谷中妙伝寺と合併し現在地へ移転した。本尊は一塔両尊四士像、日蓮聖人像である。堂々とした木製茶色の「山門」があり生憎閉ざされており、右脇の小門より境内へ入ると右正面に赤色の「本堂」、庭は手入れが行き届き美しい寺域となっている。当寺境内にあるお墓には文豪「芥川龍之介」や「谷崎潤一郎」、吉良方の勇士「小林平八郎」らが眠っている。下町の雰囲気残る巣鴨には本妙寺、慈眼寺から春には桜のベール包まれる染井霊園一帯には歴史上の剣豪や町奉行から芸術家・作家・本因坊、戦国一族など眠っている。(1802)








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする