千葉東金東岩崎に創業以来和食づくり一筋の会席料理店「かくじゅう」はある。本屋号は「十文字屋」で江戸後期の安政6年に廻船問屋専用の「鍛冶屋」を創業。明治初期に乾物商、そして昭和5年に鮮魚専門店に転業。その後「鮮魚の卸」、「料亭や飲食店」への仕出し料理部門を併設し、昭和14年料亭専用の会席料理部門を本格営業している80年の老舗である。「かくじゅう」は旧126号線の角に店舗を構えたことから角の十文字屋で「角十」とした。今日は身内の祝会で会席の「菊コース」をオーダー。まず「前菜」、そして「お造り」、次に「焼き物」、「煮物」、「天ぷら盛り」、「陶板焼き」、「寿司3貫」、「茶碗蒸し」、「茶そば」に舌鼓をうち満腹となったあと「フルーツデザート」で締めることになった。(1802)
相模原市の新戸地区にかつて寛文2年1659年に築堤された「相模川の堤防」、相模川治水対策等により上流に相模湖、城山湖、宮が瀬湖が造られその堤防としての機能は終わり、廃堤防敷を散策路へ活用すべく新戸老人会寿会が市に申請要望。市が平成9年から7年かけて平均幅10m延長600mの中に散策路2.5m、両側に2mの植栽帯をもつ新戸の「相模川散策路」が出来上がった。約200mの間に「約50本の河津桜」が植えられ満開の頃はピンク色の美しい「河津桜並木」、「河津桜回廊」となる。昨年の今頃は数10輪開花していたが、今年は大雪も降り、寒波で開花までにはあと一週間は待たなければならないようだ。並木全体がピンク味を帯び、今にも開花しそうなくらい蕾が膨らみ始めている。ここの河津桜は木もまだ若いので樹形は細いがあと数年経てば「新戸」のしいては相模原市屈指の「河津桜の名所」として期待されている。(1802)