山下公園横浜港のシンボルとして特設桟橋に係留しているお馴染みの「日本郵船氷川丸」。1930(昭和 5)年 4月25日竣工した国内で建造された唯一の現存貨客船(大型客船)で昭和5年から30年間に亘って就航し「北太平洋の女王」と呼ばれた。シアトル航路就航がスタートである。「氷川丸」は当寺の最新鋭大型ディーゼル機関を搭載、大きさは全長163.m、幅20m、11,622t。最終航海は昭和35年(1960)に船齢30年間現役として従事し引退となった。その間、徴用期間を除いて引退までに太平洋を横断した回数は254回、運んだ船客数は2万5千余名。引退後は山下公園横浜港に係留させ一般公開を続けている。通算入場者数が200万人越えを記録した。2003年に横浜市指定有形文化財に指定。今年4月米寿を迎え、竣工88周年記念式典が行われた。折しも「未来のバラ園」咲き誇る「花の女王」のバラとのコラボ、黒い船体、船頭の船名等々すべてがいぶし銀の風格が漂っている。(1805)
相模原市緑区下九沢に市内でも唯一のバラの名所でもある「相模原北公園」はある。当園は四季の花で彩られ今5月の花「バラ」が見ごろを迎えている。当園の「東フロント入口」から階段状の「ロックガーデン」の中央と両側には白、黄色、ピンク色のフロリバンダ系、ミニバラ系のバラが美しくデザインされている。ロックガーデンを下りて左折すると中央に水が流れる階段状の花木園「バラ園」がある。バラ園としては小規模でバラの本数は少ないが、品種が多く、色んなバラの花を一度に楽しめるように工夫され希少である。ハイブリッドティー系85種、1900本の「バラ」が5月に入り色彩りも鮮やかに咲き始め、バラ特有の上品な甘い香りを漂よわせ華やかな「薔薇ワールド」へ誘ってくれている。華麗で優雅で気品に満ちた花姿、艶やかな色あいはまさしく「花の女王」であり今当園の「主役の花」として美しさを見せつけている。(1805)