座間市四ツ谷に八王子「大善寺」末の浄土宗寺院「心光山浄土寺」(往生院)はある。創建は元亀年中(1570頃)。本尊は阿弥陀如来。当初、当寺は四ッ谷村三屋にあったが、相模川洪水により流失に遭い当地へ移転するも宝暦13年(1763)火災に見舞われた堂宇を失う。座間より51号線を海老名に向かう左手にあり「山門」を抜けると左手に「鐘楼」、正面に明和8年に再建された「本堂」と「庫裏」がある。本堂左手に「恵比寿様」が祀られている。また境内には江戸時代、座間市内で最も早く「寺子屋」を開き教育に尽力した「保田安兵衛の墓碑」がある。また静寂な寺域を有する当寺は相模七福神の「恵比寿」として地域に親しまれ愛されている古刹である。(1804)
今日の朝刊にも掲載されていたゴールデンウイークの相模原の代表的な風物詩「第31回 泳げこいのぼり相模川」が先月の29日から始った。「泳げこいのぼり相模川」は「相模川の自然、子供たちの成長、人と人とのコミュニケーション、さらには相模川を共有する全ての人々による新たな文化の創造に寄与すること」を目的として昭和63年から始まり今年で31回目を迎える。10時会場に着くと既に河川敷の駐車場は満車状態、露店も建ち並び大勢の家族連れ賑っていた。高田橋付近上流の母なる川「相模川」の両岸を結んだ250mの5本のワイヤーに取り付けられた赤、青、黄、黒の「1200匹の鯉のぼり」が上空にたなびくように舞い、群泳という言葉がぴったりの優雅で雄大な泳ぎを披露している。この祭りは5/5まで開催されるが、大型連休と相俟ってここ「相模川=高田橋上流」は「1200匹の鯉のぼり」一色となる(1805)