横浜市中区山下町一帯約20ha内に日本最大かつ東南アジア最大規模のチャイナタウン「横浜中華街」はある。日本では「神戸南京町」、「長崎中華街」とともに三大中華街とされている。横浜中華街には「牌楼」と呼ばれる10基の門がある。特に街の東南西北にある「朝陽門」、「朱雀門」、「延平門」、「玄武門」の4つの門があり、それぞれの方位を司るとされる「神獣」がデザインされ、ここ横浜中華街を見守っている。この門を中心に「上海路」、「中山路」、「福建路」の他、地名を冠した交錯する路地に500を超える店舗が連なるように建ち並んでいる。どの道路も店も美味しさを求める人・人・人で、歩くのも困難なほど賑わっている。またタウン内の一角に主神の三国志の関羽の他に4体の神様を祀る中国式寺院「横浜関帝廟」がある。日本が開国し横浜の港が開かれた幕末(1859)の頃、訪れた多くの中国の商人・職人の中の一人が関羽の木像を祠に開いたのが始りで160年となる。もう一つ世界各地の華僑、華人に信仰されている海の女神「媽祖」と他4体を祀った寺院「横浜媽祖廟」がある。二つの信仰場所は横浜華僑華人の歩みが重なっている。二つとも中国建築らしい建物でカラフルさの中にも精緻な彫刻飾りが美しい。(1508)
厚木市恩名に全国的に400社前後存在するといわれる三嶋神社、その中の静岡県「三嶋大社」の流れをくみ厚木旧恩名村の総鎮守(旧村社)とされてきた「三嶋神社」はある。創建は天正19年(1591)。祭神は積羽八重事代命、大山咋命、建御名方命。当社の造営祈念碑には天正19年(1591)に徳川家康公より御朱印状が下附され、天保10年(1839)に修復されたと記されている。小田急線「本厚木駅」(北口)より県道603号線を右方向へ進んだ左側の小高い丘に鎮座している。社号標の先に鉄扉で仕切られたグランド(運動公園)を横切ッタ先に急こう配の60段はあろうかという石段(参道)が続く。中ほど踊り場右側に「手水舎」、上りきった境内正面に「社殿=本殿」がある。末社として稲荷社、第六天、淡島、天神、山王、八幡、金毘羅宮などが祀られている。(1804)