川崎市多摩区枡形、東生田、長尾、および宮前区初山にある都市公園(総合公園)「生田緑地」の内一角「かわさき宙と緑の科学館」前中央広場、屋外展示されている「D51型蒸気機関車」の背後南側に一番のビューポイントとなっている「あじさい山」がある。この山には「がく咲き」と「てまり咲き」の2タイプのアジサイがあり「セイヨウアジサイ」、「ガクアジサイ」、「タマアジサイ」など約3,500株が植栽されている。花色は青と紫そして白が中心である。まだ咲き始めたばかりで斜面全体が彩られるにはもうしばらく時間がかかりそうであるが今年は開花が10日ほど早いようである。生田緑地内は「あじさい山」以外にも園内各所、森の中の随所に約10,000株越えが植栽されておりそれこそ「アジサイ」に包まれる。(1805)
厚木市山際字宮の前に依知村の鎮守「山際神社」はある。創建は不詳であるが天正19年(1591)に徳川家康から朱印地1石を賜ったと伝わる古社である。かつては崖下の沖積地にあったが水害で崖上に移転、その後関東大震災で崖崩れに遭い現在地に移ったとされる。神仏分離令(明治4年)の際、「第六天神社」から「山際神社」に改称した。祭神は素盞嗚尊。「山王、稲荷」を合祀。129号を相模原に向かって山際交差点近くの右側に鎮座している。「一の鳥居」から参道が続きやがて平成8年(1996)の建立の「二の鳥居」がある。その正面に「拝殿」がある。拝殿の柱、脇の障子や扉の彫刻は見事である。拝殿左側には幾つもの「石祠」祀られている。(1805)
2002年に閉園した向ヶ丘遊園の「バラ苑」が「生田緑地バラ苑」として開園し、今や神奈川県の「バラの名所」の一つとなっている。満開&見頃の報らせ誘われ訪れると今、5/10~27まで「春の開苑」の最中であった。緑豊かな多摩丘陵に囲まれた「秘密の花園」と呼ばれる約1.2haの苑内には入口の「ミニバラ苑」から「ガーデンパーティ」、バラのトンネル「バーゴラ通り」、左奥「イングリッシュローズコーナー」、「ロイヤルコーナー」、苑の中央広場の「バラの丘/中央の丘」、「西口広場」、「裏門前」などエリア別に533種、4700株の世界各国のバラが植栽されていて、中には「バラの殿堂」入りした15種類の希少なバラもある。苑内は全てのバラが見事に咲き乱れ「バラの花園」、まさしく「秘密の花園」となって周りはバラの上質な甘いフルーティーな香りに包まれている。バラは「花の女王」といわれその魅力に憑りつかれた多くの観賞客、愛好家、撮影者で賑わっていた。バラの花言葉は「愛」、「恋」、「美」、「幸福」で、本当に情熱的で高貴な美しさと輝きをもった花である。(1805)