町田市を代表する公園、人気No1の公園といえばここ町田「薬師池公園」である。当園は1982年に「新東京百景」、1998年に「東京都指定名勝」、2007年に「日本の歴史公園100選」に指定、選定されている名園である。園内中心部にある薬師池を中心として四季折々の花、梅、椿、桜、花しょうぶ、大賀ハス、新緑・紅葉等で彩られれる。今まで園を華やかにしてきた250本の梅花も盛りを過ぎ寂しくなったが、園の一画(荻野家住宅前の丘)に数百株の淡い紫色の「カタクリ」が咲いている。カタクリは山地の林の中に分布する多年草、開花時期は3月、4月であるが正味20日間と非常に短いためヨーロッパでは「スプリング・エフェメラル”春のはかない命”」とか「エフェメラルプラント”短命植物”」と呼ばれている。「カタクリ」は昔は名から推察できるように「片栗粉」の原料となっていたが今は希少で薬局でしか買えなくなってしまった。「カタクリ」は春の季語で万葉集にも「もののふの 八十(やそ)少女らが くみまがふ 寺井の上の堅香子の花」と詠まれている。(2003)
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