相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!

☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

「カタクリ」の花を求めて「片倉城跡公園」へ!!

2020-04-02 20:31:41 | 公園・庭園
八王子片倉にかつて「片倉城」があった丘を公園として整備した「片倉城跡公園」はある。その北側斜面には残る雑木林を縫うように散策路が造られている。斜面林の北は湿地となり「湯殿川」が流れている。この雑木林に「カタクリ」の群生地があり知る人ぞ知る「カタクリ」の名所である。当園に桜が咲くころ、3月末から4月初にかけて北側の斜面林には薄紫色の可憐な花姿で群生して咲き誇る。「カタクリ」はユリ科カタクリ属の植物で片栗粉の原料としても知られる。昔はカタクリではなく「堅香子(かたかご)」と呼ばれていた。堅香子という名前の由来はカタクリの花が傾いた「かご」のように見えるからだという説がある。当園のカタクリは自生しているものと他から移植されたものもあり数万株はあると思われる。自然の残る公園に溶け込んで良い風情を見せる。このあたりには昔からカタクリが多く自生しており「片倉」という地名は「かたくり」が転じたという説もあるほどである。カタクリの花は「春の妖精」「スプリング・エフェメラル」とも呼ばれる。その可憐な姿は春の数日間だけそっと現れ初夏には緑の中に紛れてそっと消えてしまう姿はまさに「妖精」と言われる所以。ピンク、薄紫色でほっそりとした花弁に特徴があり、1株に1つだけ下向きの花をつける何とも言えない、儚い美しさに魅せられ花好きな人や花写真が趣味の人にはこの時季欠かせない被写体となる花である。
 
 
 
 
 





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青山家菩提寺「長青山寶樹寺梅窓院」

2020-04-02 08:47:23 | 寺院
港区南青山という一等地に青山家菩提寺の浄土宗寺院「長青山寶樹寺梅窓院」はある。創建は寛永20年(1643)。本尊は阿弥陀如来像。寺伝によれば大本山増上寺十二世普光観智国師を勧請開山、郡上八幡城主、徳川家康公以来の家臣「青山大蔵少輔幸成」が開基となり青山大蔵少輔幸成の側室を大檀越として「青山家」下屋敷内に創建とある。地下鉄「外苑前」駅出口前にあり、参道の両側には竹林が覆って独特の雰囲気を醸し出している。竹林の中に灯篭、石碑、がありその先に不老門が構えられている。山門を抜けると寺院らしからぬ近代的なビルのような建物の中に「本堂」「祖師堂」がある。本堂の左は墓所となっており中央部に「最勝宝塔」が建っている。当寺所蔵の泰平正観世音菩薩像は江戸三十三観音霊場24番、東京三十三観音霊場7番札所でもある。(2003)
 
 
 
 
 
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