国道16号線沿いの相模原警察署前の大沼に「相模原慰霊塔」がある。ここは昭和16年に始まった太平洋戦争に大沼からも多くの若者が出兵し尊い命が戦禍に散った。昭和18年(1943)戦争で亡くなった人たちの霊を慰めるため陸軍の手によって「忠霊塔」が建てられ、昭和27年(1952)より「相模原慰霊塔」として相模原市管理下におかれた。塔内には戦死した人々の遺品や名簿が収められている。毎年秋には慰霊と世界平和を願って「慰霊祭」が行われている。「参道」と「慰霊塔」周辺は満開のとなった「桜のベール」で包み込まれ英霊たちに手向けられているかのようでもある。この美しい桜景色を眺めている英霊たちも今、戦のようなコロナの終息を願っているであろう!!(2003)





