座間市入谷に座間に残された里山の風情が生かされた自然と触れ合える公園「座間のオアシス」ともいうべき「座間谷戸山公園」はある。当園は縄文時代からの人の暮らしが営まれていた土地であった。残された貴重な谷戸の自然環境保全、地域の歴史・文化を背景とした里山の貴重な緑や多彩な動植物を保全しながら自然観察が楽しめ、さらに里山の環境を体験できる公園を目的として整備され平成14年に全面開園。面積は32.1ha。春はれんげ、夏はホタル、秋は紅葉、冬は池に集まるカモと四季折々に様々な表情が楽しめる。園内には「サンクチュアリ」、「水鳥の池」、「シラカシ観察林」、「昆虫の森」、「スギ・ヒノキ観察林」、「湧き水の谷」、「クヌギ・コナラ観察林」、「伝説の丘」、「星の谷街道・巡礼街道」、「炭焼き小屋」などが巧みに配されている。「西門=長屋門」から園内に入ると「里山体験館」前に一本と「パークセンター」前に一本の「ロウバイ」が琥珀色の花びらを広げ輝いていた。花言葉は「ゆかしさ」、「先導」、「慈しみ」である。花の少ない冬期にそっと黄色い花を咲かせるその控えめで奥ゆかしい姿に由来する。(2101)
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