大和市下鶴間に浄土宗鎌倉光明寺末寺の「寳亀山鶴林寺」はある。創建は永禄12年(1569)。本尊は阿弥陀如来像。鶴林寺境内奥の一角に建つ「下鶴間不動尊」では毎年1月末に開かれる初不動「だるま市」は多くの人で賑う。「下鶴間ふるさと館」から、小川を渡り直進すると右手に「下鶴間不動尊」の案内板、急勾配の石段を上がっていくと「不動堂」がある。左手に「天神・蚕神」が祀られている。境内の正面中央に入り母屋造りの大「本堂」がある。「鐘楼」、六地蔵、即身仏となった瀬沼嵩信を弔う「地蔵」、「瀬沼家墓所」があり、鐘楼側に「鶴鳴学舎跡」(下鶴間学校)の石柱が建てられている。広大な寺域には450年の歴史が脈々と息づいている。当寺の前の道路は「矢倉沢往還」で、江戸から三島へ至る街道で「大山街道」、「富士道」と呼ばれ、ここ鶴間は交通の要で、「宿場」が置かれた場所でもある。(2101)
相模原市南区下溝に四季の花が絶えない県立都市公園の一つ「県立相模原公園」はある。この時季はさすがに花が少なく撮影機会がない中、各地から梅だよりが聞こえてくるようになってきた。ここ相模原公園でも「イベント広場」左側、「紅葉の丘」、「衆遊の庭」周辺に植栽されている「紅梅」と「白梅」あわせて10本ほどの紅&白梅が年初に訪れた時から開花が進み美しい可憐な花を広げ咲き揃い華やかさを増してきた。もう5~6分咲き位にはなっていそうである。花の数も多くなってきて木全体が紅や白色の塊のようになってきている。梅花に近づいてみるとほのかな甘い香りが漂っている。「梅」は百花に先駆けて春の訪れを知らせてくれる花でもあるが、これから日一日と春に向けて少しずつ寒さも和らぎ春らしくなっていく証の花でもある。天気予報ではここ一週間は快晴の日が続く、気温差はあるが開花速度をアップしてくれそうである。(2101)