うっとおしい梅雨真っ只中、梅雨の晴れ間今日は晴天となった今日、近くの公園に訪れると鮮やかな鮮紅色の花をつけ始めた「ザクロ」と出会った。「石榴」、「柘榴」、「若榴」と書き、ミソハギ科ザクロ属の1種の落葉小高木。庭木などの観賞用に栽培され、そして食用にも薬用にと重宝される。葉は対生で楕円形、なめらかで光沢があり、初夏に鮮紅色の花をつける。花は子房下位で蕚と花弁は6枚、雄蕊は多数あり果実は花托の発達し球状を呈し、晩夏から秋に熟すと赤く硬い外皮が不規則に裂け、お馴染みの赤く透明な多汁性の果肉の粒が無数に現れるはずである。八重咲きのものもあり、花石榴(ハナザクロ)と呼ばれている。(2206)
昭和41年(1966)の地方住宅供給公社法施行により、財団法人神奈川県住宅公社は神奈川県住宅供給公社となる。相模原市大字新磯野に神奈川県住宅供給公社によって「相武台団地」が造成された。相武台団地は神奈川県住宅供給公社の名称で販売・入居者募集を初めて開始した団地である。賃貸住宅11棟の他にも分譲住宅が83棟ある大きな団地である。その棟と棟の間は芝生がしかれ花壇があり桜、ツツジ、アジサイなど幾種もの樹木が植栽されている。アジサイが咲く花壇の一画に「キョウチクトウ」(夾竹桃)がまだ殆ど蕾であるがピンクの可愛らしい花を開花し始めた。花びらが幾重にも重なりバラのようでもある。インド、中近東が原産、梅雨時から晩夏に芳香のある花を咲かせるキョウチクトウ科キョウチクトウ属の非耐寒性常緑小高木。春から初夏に枝先で花芽がつくられちょうど今頃から順次開花する。葉は光沢のある緑色で細長く、葉の付き方は輪生。一見本当に竹のようであることからこの名が付いた。この花は剪定時に切り口から出る白色の乳液には毒の成分が含まれている厄介な要注意の植物でもある。(2206)
鎌倉市長谷に浄土宗系統の単立寺院で「長谷観音」の別称で知られる「海光山長谷寺」は鎮座している。創建(伝)は天平8年(736)、本尊は木造仏では日本最大の十一面観音である。当寺の経蔵の背後の斜面には梅雨期の主役の花、代表花の「アジサイ」が40種類2500株が植栽された「あじさい眺望散策路」がある。すでに全種全株が装飾花を梅雨空に広げ咲き誇りまるでクライマックスを迎えている。明月院のアジサイは明月院ブルーと呼ばれ美しいが、当寺は鎌倉でも随一の景勝地+アジサイのダブルで鑑賞できるお気に入りのスポットである。(2206)