新型コロナウイルスの影響で2020年から中止を余儀なくされていた江戸時代から続く相模原の代表的な伝統行事の一つであり、5月の一大イベントである「相模の大凧まつり」が4年振りに今日(5/4)と明日(5/5)の2日間に亘って開催されている。新磯地区は「新戸」、「上磯部」、「下磯部」、「勝坂」の4会場で開催される。「相模の大凧揚げ」は新磯地区に伝わる伝統的な風俗慣習でもとは5月の節句の際に男児誕生を祝うもので、江戸時代の天保年間(1830年頃)より継承されている祭りである。コロナ前は4会場、2日間で16万人を超えていたが果たして今年は?会場の一つ「新戸会場」には20~30の模擬店(露店)が並び、お目当てフード求めてどこも長蛇の列で大賑わいである。ここ「新戸の凧」が相模の大凧の中で最も大きく14.5m四方、128畳、約1トンという日本一の大きさを誇る。今年の題字は「勝風」で災いに勝ち抜く頼もしい風か吹くことを祈念する意が込められている。10時に開会式典のあとまず小さい凧が揚げられた。午前中は大凧に必要な10m以上の風がなく風待ち状態が続く。薫風の青空、快晴であったが肝心の風がなくほぼ無風状態である。午後一時を過ぎた頃やっと風が吹き出し1時30分頃、微風を受けて高さ20~30mほど、数十秒間であったが揚がった。会場からは拍手喝采である。明日が本番のためか、初日は竹骨が折れないよう、和紙が破けないよう取り扱っているようである。(2305)
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