町田市原町田、中央通り商店街の裏に旧本山は身延久遠寺、通師・堀之内法縁、日蓮宗寺院の「法要山浄運寺」は鎮座している。創立は天正5年(1577)。当寺は開山以来寛永14年(1637)まで無名の「庵寺」であった。今日に至る前、武藤佐次右衛門が深く関わっている。本尊は曼荼羅釈迦多宝如来像である。境内には正面に入り母屋造りの「本堂」がある。明治9年(1876)焼失以来「本堂」はなく、昭和3年(1928)新築。右手の庭には「鐘楼」と「妙見堂」(清正公を合祀)と「休憩所」がある。大須賀明(医師)と長岡織部(剣術師範)の墓所や武藤塚(野盗塚)がある。当寺は原町田七福神の「毘沙門天」である。今日は「町田時代祭り」のスタート会場となった境内には甲冑に身を纏った参加者がスタンバイ中でいつもとは違う雰囲気であった。(2411)
相模原市南区新磯野3丁目の市道に街路樹として昭和50年頃「アメリカフウ」と呼ばれる「モミジバフウ」(紅葉葉楓)が100本ほど近く植栽されている。既に樹齢50年を越し樹高も10m近くある大木となっている。今年8、9、10月と真夏日、猛暑、酷暑の日が続いた11月に入り冷え込みもあり今、少しずつ赤、黄、橙色の葉が織りなす紅葉グラデーションの兆しが見え始めている。「モミジバフウ」は北米中南部及び中米を原産地とするフウ科の落葉高木。この木は原産地やヨーロッパでも街路樹として利用されておりドイツでは有数の公園樹とされている。「モミジ」の仲間のようだが実は「マンサク」の仲間である。葉の直径は12~18㎝で5から7つに裂け手のひら状になり「モミジ」のような葉を持つふうということで「モミジバフウ」と名付けられた。紅葉の美しさは庭木の中でも際立つ。紅葉が進むにつれて緑からオレンジ、そして赤から紫へと葉色が変化させ落葉が早い。色の着き方に個体差があり街路樹として列植すると紅葉のグラデーション、色の変化を楽しめる。紅葉の時期には多くの人がこの木の魅力に見学人、撮影者がやって来るほどである。(2411)