港区高輪に泉岳寺塔頭で曹洞宗寺院「如意山陽寿院」はある。一慶傳尊和尚が開基、玄葉和尚が開山。創建は承応3年(1654)。本尊は阿弥陀如来である。塔頭とは禅宗寺院で祖師や門徒高僧の死後その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔や庵などの小院である。泉岳寺駅より伊皿子坂(415線)を進んだ幸福の科学館手前に薬医門に近い形の「山門」(寺門)が構えられている。山門を抜けると正面に入り母屋造りの「本堂」と「客殿・庫裏」がある。境内には桜の木、井戸がある。泉岳寺が慶長17年(1612)の創建、30年後に建てた小院であるが260年近い寺歴がある。(2010)
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