座間市入谷に座間に残された里山の風情が生かされた自然と触れ合える座間のオアシスとでもいうべき「座間谷戸山公園」はある。面積32.1haの園内には「サンクチュアリ」、「水鳥の池」、「シラカシ観察林」、「昆虫の森」、「スギ・ヒノキ観察林」、「湧き水の谷」、「クヌギ・コナラ観察林」、「伝説の丘」、「星の谷街道・巡礼街道」、「炭焼き小屋」が配置されている。当園の「水鳥の池」はカモ、サギなど野鳥観察ができる唯一の場所である。ここ「座間谷戸山公園」にやってくるカモは全体で250羽くらいで、カモの内訳はマガモ、オナガガモ、コガモ、カルガモである。渡り鳥ではないのがカルガモだけできっと座間近辺で過ごし餌を求め訪れているのだろう。今日はすでに50羽くらいのカモたちが池面、浮島で羽を休めている。渡来数が多いのは「マガモ」、「オナガガモ」でこの中の数羽はきっと越冬でやってきていると思われるが、冬鳥の多くは夏の間シベリアで繁殖をし寒い冬を日本や東南アジアで過ごすために渡来してくる。渡り鳥(冬鳥)の主要経路は①カムチャツカ半島・千鳥列島経由、②サハリン・北海道経由、③日本海横断、④朝鮮半島経由と言われている。あの小さな体で一体何千キロの旅をしてくるのだろうか?やがてカイツブリ、オオホシハジロ、サギ(コサギ、コイサギ、アオサギ)たちも間もなく渡来してくる。長旅をして日本にやってこれた鳥類はまさしくエリート中のエリートで尊敬の照準を合わせてみた。(2111)
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