京都市左京区鞍馬本町の京都盆地の北方山中にある静寂地「鞍馬の里」(木々が鬱蒼と茂り地名も「暗闇部」が訛る)、標高584mの「鞍馬山」に「源義経(牛若丸)」が修業をしたゆかりの寺「鞍馬弘教総本山」の「鞍馬山鞍馬寺」はある。創建(伝)は宝亀元年(770)。1949年までは天台宗であったが独立し鞍馬弘教となる。本尊は尊天(毘沙門天王・千手観世音菩薩・護法魔王尊)。鞍馬バス停に着くともうそこは今もしっとりとした門前町らしい風情を残す街道の両側には土産物店が建ち並ぶその先に寺号標、紅葉回廊を形成した石段(参道)を上ると大きく荘厳な「仁王門」(山門)が構えられている。「普明殿」より急こう配の山道の中を上る200mのケーブルカーに乗車、「多宝塔」で下車。ここから「本殿・金堂」までのなだらかな500m弱の参道の途中に弥勒堂、「転法輪堂」洗心亭、左手に寝殿がある。その上(鞍馬山中腹410m)にメインホールである入り母屋づくりの「本殿・金堂」が堂々と建てられている。境内からの眺めは素晴らしくイロハモミジで彩られた鞍馬山、街並みが眼下に広がっている。(1911)
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