相模原市南区麻溝台に「県立相模原公園」と隣り合わせに造られ四季の花が絶えない「市立相模原麻溝公園」はある。この時季さすがに花種、花数は少ないが春に向け開花準備(蕾の生成)中である。センター広場からスロープを降りた「花の谷」の花壇の一画で「イヌバラ」(西洋ノイバラ Rosa canina)が赤い実を披露中である。ヨーロッパ全域で普通に見られるバラ科バラ属の野生の落葉低木。高さ1~5mほどで高木に絡みついて樹冠まで伸びる植物である。花は径4~6cmほどで、白、ピンク、オレンジ、紫色、形も球形、紡錘形、涙形など様々で花弁は5枚。10月中旬~12月ちょうど今頃、径1.5~2cmで可愛らしい橙赤色の果実をつける。その瞬間に立ち会ったこととなる。花よりも目立つ「実」は萼筒が変化した偽果で底部には萼片の跡が残る。赤く熟したこの実はカワラヒワ、オナガ、キレンジャクなどの野鳥の好物である。(2501)
イヌバラの花姿
イヌバラの花姿
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます