東京都八王子市長房町に皇室墓地で「大正天皇」と「貞明皇后」、「昭和天皇」と「香淳皇后」の4陵が造営されており「八王子八十八景」の一つとなっている「武蔵陵墓地」はある。「昭和天皇陵」が造営される以前は「多摩御陵」と呼ばれていたが今でも通称となっている。昭和2年、南多摩郡横山村ほか2町村に跨る御料地が「大正天皇」の陵所として選定された。その後、将来の陵墓を営建する地として隣接民有地を買い上げ約46万㎡の広大な面積を有する陵墓地とした。甲州街道から参道にはケヤキ並木が続き、陵墓地内には京都の北山杉が150本植えられ自然と調和した荘厳な雰囲気はやはり陵墓らしい神聖な地という雰囲気が漂っている。まずは「大正天皇」の陵所へ。左に「大正天皇多摩陵」、右に「貞明皇后多摩東陵」となっている。参道を一本隔てて「昭和天皇」の陵所へ。大正天皇陵所と同じく左に「昭和天皇武蔵野陵」、少し間隔をおいて「香淳皇后武蔵野東陵」となっている。4陵とも御拝所の大きい鳥居が建てられており恭しく潜り参拝した。4陵の兆域の周囲には生前御愛好になった草木が植栽されている。崩御された訳でないが、いよいよ来年5月には平成天皇の御退位が決まっており平成という時代も終わろうとしている。既に「大正天皇の陵所」の左側「平成天皇の陵所」造営が進行している。季節は秋真っ盛り陵域は美しい紅葉のベールに包まれていた。(1811)
平成天皇陵所造営中
平成天皇陵所造営中
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます