相模原市南区新磯野地区市道に街路樹として「モミジバフウ」が100本近く植栽されている。今ほどよく黄から赤そして橙、茶色のグラデーションとなって見事な紅葉並木を魅せている。昭和50年頃の樹木で樹齢も50年を超え高さは10mを超える大木である。「モミジバフウ」は北米中南部及び中米を原産地とする落葉高木。正式には「アメリカフウ」というが一般的に「モミジバフウ」と呼ばれている。この木は原産地やヨーロッパでも街路樹として利用されることが多く、ドイツでは有数の公園樹とされている。モミジの仲間のようだが実はマンサクの仲間である。葉の直径は12~18㎝で5から7つに裂け手のひら状になりモミジのような葉を持つフウということで「モミジバフウ」と名付けられた。紅葉の美しさは庭木の中でも際立ち、紅葉が進むにつれて緑からオレンジ、そして赤から紫などと葉色が少しずつ変化していき落葉が早い。色の着き方に個体差があり街路樹として列植すると紅葉のグラデーション、色の変化を楽しめる。マンモス集合住宅(GP)内の「メタセコイア」の紅葉も鮮やかである。(2011)
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