「暑さ寒さも彼岸まで」といわれ、この時期を彩る花の代表といえばやはり「彼岸花」である。今年もここ「かにが沢公園」でも「彼岸花」が咲き始めた。「かにが沢公園」といえば12万本の彼岸花が咲く名所でで毎年満開見ごろとなる9月20日前後に「曼殊沙華の集い」が開催されていた。しかし新型コロナウイルスの感染が始まって集いどころではなくなった。また主役の彼岸花の養生管理ができなくなったのかメインの西側斜面は草ぼうぼうで、かつて4年前の面影はなくなってしまった。西側斜面と子ども広場の遊歩道の間に紅白の彼岸花が数百本ほど咲き始めていた。「彼岸花」は中国が原産地でヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。真っすぐ伸びた細い茎の先端に10cmほど放射状の花を咲かせ他の花には見られない独特の花姿をしている。彼岸花は「曼珠沙華」とも呼ばれてる。「曼殊沙華」はサンスクリット語で「天界に咲く花」、「赤い花」という意味である。学名はギリシア神話の海に棲む女神の一人である「リュコーリアス」の名にちなんで「Lycoris」といい、英語名では花姿がクモに似ているため「Spider lily」とも呼ばれるほかにも「死人花」「毒花」などの別名が怖い花でもある。今年は真っ赤な彼岸花の群衆を見ることはできなさそうである。(2309)
在りし日2019年の満開美
在りし日2019年の満開美
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