ヨーロッパの油彩を中心に基本的には画家1人について1つの作品を取りあげて見開き2ページで解説した本。
1人あたり見開き2ページですから、もちろん、深い解説はありませんが、この種の本では時々知らなかった画家や知らなかった絵を発見できるのが楽しみです。この本ではパルミジャニーノの「長い首の聖母」(90頁)とフリードリヒの「氷の海」(135頁)が拾いもの。キリコの「ヘクトールとアンドロマケーの別れ」(208頁)やラファエロの「サン・シストの聖母」(72頁)も改めて見るとああいいなと思いましたし(「サン・シストの聖母」は聖母よりも下側の天使の表情が気に入っていたんですが)。
イタリア・フランス・スペインの画家が多く紹介されている中でヤン・ファン・エイク(80頁)、ブリューゲル、レンブラント、フェルメールと、オランダ・ベルギーにけっこう人材がいるのですね(ボスやゴッホはおいといても)と再認識しました。
雪山行二監修 池田書店 2007年4月25日発行
1人あたり見開き2ページですから、もちろん、深い解説はありませんが、この種の本では時々知らなかった画家や知らなかった絵を発見できるのが楽しみです。この本ではパルミジャニーノの「長い首の聖母」(90頁)とフリードリヒの「氷の海」(135頁)が拾いもの。キリコの「ヘクトールとアンドロマケーの別れ」(208頁)やラファエロの「サン・シストの聖母」(72頁)も改めて見るとああいいなと思いましたし(「サン・シストの聖母」は聖母よりも下側の天使の表情が気に入っていたんですが)。
イタリア・フランス・スペインの画家が多く紹介されている中でヤン・ファン・エイク(80頁)、ブリューゲル、レンブラント、フェルメールと、オランダ・ベルギーにけっこう人材がいるのですね(ボスやゴッホはおいといても)と再認識しました。
雪山行二監修 池田書店 2007年4月25日発行