Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

さびしい清里駅にビックリ

2013年11月22日 21時41分08秒 | 山行・旅行・散策
 中央線の小淵沢に着いた時は散ってしまう寸前の紅葉が最後の輝きを見せていた。枯れ葉の痛み具合も例年以上に強く、夏の暑さのひどかったことがわかる、と云われているそうだ。小淵沢から小海線に入ると周囲の樹林はドンドン葉を落とし、清里駅に着いた時にはほとんど冬の樹林帯の様相であった。
 昼食を食べようと駅前を歩いてビックリした。洒落た建物、小綺麗な店がたくさん並んでいるが、どれも店が閉まっている。金曜日の昼とは思えない。ゴーストタウンという言葉が浮かんだ。しかも店先もたたずまいも綺麗である。でも人の気配がない。
 洋品店をやっと見つけて、食堂を聞くと約150メートル先を教えてくれた。50人以上入る大きな店に私たち3人だけである。ほうとうを注文して美味しく食べたが、あまりの人のいないさびしさは変わらない。店の人に聞いても要領を得ない。
 案内図で「清里現代美術館」を見つけ、500メートル歩いて訪れた。中にはジョン・ケージの楽譜や猪熊玄一郎、ヨーゼフ・ボイスなどの作品が並び、とても充実していた。
 帰り際に管理人に聞くと「20年前までは人が列をなして歩いていたが、あっという間に人が来なくなり、今は店もほとんど売りに出されている。隣の駅の甲斐大泉が今は人が多い。私どももうすぐ廃業かな」と自嘲気味に言っていた。
 帰り際に目を凝らすと、ヨーロッパ陶器の美術館も信用金庫の支店もがらんどうで、営業していない。あまりのさびしさに背筋に震えを覚えた。結局駅前のとおりに面している500メートルほどのところで営業していたのは、食べたレストランと洋品店、みやげ物店、喫茶店の4軒のみであった。
 ホテルが安かったのはこんな状況を反映していたらしい。しかし宿泊客はかなり多い。これだけの人がどこにいたのかと不思議な気もした。
 温泉はアルカリ泉で気持ちがよかった。

清里高原

2013年11月22日 09時32分07秒 | 山行・旅行・散策
 今日は八王子ー小淵沢経由で清里高原へ。当初は紅葉を楽しむ予定だったが、今年はもう枯れ木立・雪景色を楽しむことになりそうである。
 もっと近場を考えていたが、どういうわけかこちらになった。
 紅葉だろうが枯れ木立・雪景色だろうが、温泉&露天風呂では差はないのだが・・。
 山に登らず高原で温泉というのは、登山愛好家としては落ち着かない旅行である。いくら冬山にはふだんは行かないとしても・・。